DIARY

バイマーヤンジンの日記です。

北海道・帯広 6-6

2008年06月19日 | Weblog
空港に向かう途中で、田中義剛さんの牧場にも寄りました。朝早かったので、お店は閉まっていましたが、道を挟んだ向い側のお菓子工房の窓には働く人々の姿が見えました。北の大地でも頑張っておられる方々がたくさんいるんですね。私もとても刺激を受け、身の引き締まる思いがしました。

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父の日

2008年06月15日 | Weblog
四川大地震の悲しみがまだなまなましく残っているのに、今度はなんと岩手と宮城でマグニチュード7.2、震度6強の内陸地震が起きてしまいました。新聞を読みますと、すでに9人もの方々が犠牲となりました。

お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

今年に入って、いろんな地域で起きたさまざまな災害を考えると、私たちが住むこの地球は、本当に何らかの問題が起きているのではないかととても不安になります。

今日は、本当は父の日です。
我が家では“母”というと、三人(私と母と祖母)もいますが、“父”は主人だけとなります。ですから、例年、気持ちだけでもお祝いしていましたが、今日は三重県で仕事があり、帰宅したときはすでに22時を過ぎていました。結局、晩御飯は母が作ってくれたカレーだけで済ませました。

しかし、じっくり考えてみますと、息子の笑顔が「父の日」でも、「母の日」でも、一番のプレゼントになっているのではないでしょうか。
我が息子に感謝です。

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我が息子に妹ができました!?

2008年06月13日 | Weblog
私があちらこちらと日本中に走り回っている間に、チベットの実家では一番下の弟に第二子が誕生していました。女の子でした。

これで甥っ子と姪っ子合わせて、なんと15人となりました。大家族でしか味わえない幸せかもしれません。とても嬉しいです。

私の田舎では日本と違って、長男ではなく末っ子が跡を継ぎます。我が家族の跡継ぎはこの弟になります。実は彼にはすでに10才になる娘がいますが、やはりどうしても男の子がほしかったみたいです。けれども、物事はなかなか思いどおりにはいきません。

弟の嫁は妊娠するたびに、妊娠中毒症にかかり、いままで何度も流産を繰り返してきました。この子を妊娠していたときも、何度も「もうだめか!もうだめか!」とずっと不安がつきまとっていたそうです。

ですから、望んでいた男の子ではなかったのですが、無事に健康な子が生まれ、家族全員が大変喜んでいます。我が息子にも妹ができて、本当によかったです。

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最近の七日間!

2008年06月12日 | Weblog
この七日間のスケジュールは本当にすごかったです。

五日間は新幹線で、二日間は飛行機で移動をしました。肉体的に少々疲れても平気なのですが、今回は精神的なプレッシャーがかなりありました。

この数回の講演対象は、会社の経営者、社長様がほとんどでしたが、昨日はなんと二百名近いお坊様方でした。

会場いっぱいの黒い袈裟にピカピカに剃られた頭、そしてなんといっても知的で真面目な顔つきには本当に圧倒されてしまいました。一瞬、私は体も思考も固まってしまいました。

幸い、皆様とても心の優しい方々ばかりでしたので、話が始まってしばらくすると段々笑顔になってきて、時には大きな笑い声も出ました。ほっとすると同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

最後には質問コーナーが設けられていました。お坊様方ですので、最近のチベット情勢にはきっと大きな関心を持っているに違いないと思いました。いろんな質問を想定し、時間をかけて準備もしておきました。とにかくどんな質問がきたとしても、必ず真実に基づいて答えようと考えていました。

しかし、びっくりしたのは、司会者が何度も問いかけたのにもかかわらず、一人も手を上げなかったことでした。けれども、講演が終わり、会場を出ると、個別に声をかけていただき、いろいろと質問や感想をおっしゃってくださいました。

あー、日本の方々はやっぱりシャイですね。お坊様も例外ではなかったです。

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試験日の延期

2008年06月08日 | Weblog
四川大地震震源地の汶川県の高校に在籍している二人の甥はいまだに故郷にいます。

本来ならば、そのうちの一人は昨日から始まった全国大学試験を受けなければならないのですが、アバ州内13県を含め、地震の影響を受けたほぼ40県の受験生たちは試験が延期になったそうです。試験日はいつになるのかまだ決まっておらず、後日連絡がくるということです。

命が助かったことにまず感謝しなければならないのはわかっています。けれども、一生を左右するかもしれない大学試験をこのような状況で受けなければならないなんて、不憫で仕方がありません。彼には本当にがんばってもらいたいです。

明日から東京2日間、岩手県2日間と講演が続きます。先程実家に電話をしたら、家族皆、秋葉原の殺傷事件を知っていて、「本当に気をつけるんだよ」と心配してくれました。

テレビの普及等で、私の田舎でも瞬時に日本の出来事がわかるんですから、心配させないようにするのがだんだん難しくなってきました。

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今日は浜松市にある高校に行ってきました。

2008年06月06日 | Weblog
大きな体育館に1000人の生徒がいらっしゃいますと、さすがに圧倒されそうになりました。
けれども、皆さんが1時間半にわたって本当に真剣に講演を聞いてくださいましたので、とてもありがたく思いました。

最後に三人の生徒さんから質問がでました。

一人目は二年生の男子生徒で、一番好きな歌はなんですか?
実は最近、偶然安室奈美恵さんのライブDVDを買いました。ですから童謡や唱歌、そして安室奈美恵さんの歌かなぁと答えました。正直少々彼の年齢にあわせようという思いがあったのかもしれません。
しかし、彼はなんと中島みゆきさんが好きだと言いました。ちょっとびっくりしました。いまどきの高校生としては珍しいのではと思いました。

二人目は三年生の男子生徒で、バイマーヤンジンさんにとって、生きるとはどういうことですか?
一生懸命答えたうえで、同じ質問を彼にしました。そうすると「今できることを精一杯すること」と答えてくれました。

三人目は三年生の女子生徒で、バイマーヤンジンさんがチベット民謡と日本の歌を歌っているときは、何を考え、どんな思いで歌っていますか?
彼女はメガネをかけたとても可愛い子でしたが、なんとロックンロールが好きなのだそうです。

この生徒さんたちの感性の豊かさにとても感激をしました。

明日は横浜でコンサートです。息子が生まれる前でしたら、きっと浜松からそのまま横浜に行って一泊していたと思います。しかし、今日も日帰りにしました。少々疲れますが、我が子のためならエンヤコラ、と頑張っております。

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母の幼なじみも!

2008年06月05日 | Weblog
実は今回の大地震で、私の実家の母親の幼なじみも亡くなっていました。
本来はこのおばさんは、アバで暮らしていました。しかし、10年ほど前、同じく子供たちが親孝行のため、成都でマンションを買い、そこで老後の生活を楽しんでいました。

地震が起こる二、三日前に、都江堰に住んでいるご自身の妹のところに訪ねていき、不運にもそこで地震にあったのでした。

地震直後、アバや成都に住む子供や親戚たちは大変苦労をして、なんとか都江堰にはたどり着いたものの、全壊したマンションを前に、大型重機もなく、ただただ立ち尽くしていたそうです。

救助隊が崩壊したマンションの瓦礫を取り除いたとき、このおばさんとおばさんの妹さん、そして妹さんの息子夫婦の四人がなんと輪になって、抱き合ったまま亡くなっていました。本当に悲惨すぎます。

しかし、この息子夫婦のお嬢さんは、幼稚園に行っていたおかげで、助かっていました。

ここまで聞いた途端、私は涙があふれ、声を出して泣いてしまいました。

私はこのおばちゃんのことはもちろん知っており、それも十分悲しいのですが、なんと言っても、やっぱり取り残されたこのお嬢さんの今後の人生を考えると、本当に胸が引き裂かれる思いです。

一瞬にして両親も、そして可愛がってくれたおばあちゃんも亡くしてしまったのです。そのうえ目に入ってくるのは廃墟となった町や不安や悲しみを抱えた人々です。今回の地震で、彼女の小さな心はどんなに傷ついたことでしょう。

現在、彼女は母方のおじいちゃんとおばあちゃんに引き取られているそうですが、なぜか私はこのお嬢さんのために、なんでもいいから、なにかしてあげたいと強く強く思いました。

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姉の親友の悲しみ!

2008年06月03日 | Weblog
今日は兵庫県の尼崎市で講演をさせていただきました。
最近は非公開の公演が多く、皆様にお知らせできなくて、申し訳なく思っております。

19時ちょっと前に帰ってまいりましたので、実家に電話をしてみました。
そうしたら、電話に出た二番目の姉のガラガラ声にびっくりしました。話を聞くと、親友で同僚の父親のお葬式にいってきたのだそうです。

親友のお父さんは実は今回の大地震で命をおとしてしまいました。

もともとは、この親友もご家族も全員青海省のゴロクというところで暮らしていました。何年か前に仕事の関係で、彼女はアバに引っ越してきました。その際に、親には少しでも長生きをしてもらいたいと気候のいい場所を探し、マンションを購入したのだそうです。
その場所が丁度今回の大地震があった四川省の都江堰でした。地震が起きるまで、そこには彼女のご両親と彼女の息子が三人で暮らしていました。

地震のあった翌日、彼女はタクシーをチャーターして行けるところまで行き、そこからは徒歩で都江堰に向かいました。アバからずいぶん遠回りして三日後にやっと都江堰に着いたのでした。マンションはまたなんと、あの四階建ての教室が全壊し、何百名もの学生が犠牲となった「鎮源中学校」のすぐ裏にあったそうです。最初は余震や救援隊の作業のため、近づくことさえできませんでした。仕方がなく、避難所をひとつひとつ何日もかけて捜し回ったそうです。そうしたら奇跡的に母親と息子を見つけたのでした。しかし、父親は地震が起こった時、家で昼寝をしていましたので、消息不明のままになっていました。

結局その後で遺体で見つかりました。非常事態でもあったので、政府の指示どおり、まず近くの火葬場で火葬にしたのでした。

親孝行のつもりがこのような結果になってしまい、彼女はあまりにも悲しくて、生きる気力を完全に失ってしまいました。

しかし、その火葬場にはなんと家族全員が亡くなり遺体となって運ばれてきたものもたくさんあったのだそうです。それを見て、彼女は考え方が少しずつ変わってきました。「少なくても自分にはまだ母親と息子が残っているんだ。不幸中の幸いじゃないか」と思うようになったんだそうです。

それから彼女たちは大変な苦労をして、父親のお骨を故郷に持って帰りました。そして、きちんとチベット式のお葬式をしたのでした。そのお葬式に姉は車で片道三時間をかけて出席してきたのです。

同じような境遇、経験をされた方は他にもたくさんおられると思います。このことを考えると、本当につらいです。

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コンサートの主催者、東北リコー㈱を訪問

2008年06月01日 | Weblog
昨日は二泊三日の出張からやっと帰ってまいりました。
三日振りに会う我が息子は、涙が出るほど懐かしくて、恋しかったです。
ギューと抱きしめながら、夜中の一時まで思い切り一緒に遊びました。

コンサート情報欄にも書いておきましたが、31日のコンサートは東北リコー(株)様
の40周年記念行事として、主催していただきました。

主催者のご指示通りに、われわれは30日の昼頃には仙台入りしました。
午後から宮城県柴田町にある東北リコー様の本社及び工場を見学させていただきました。
来日してまもなく14年になりますが、今回のような日本の著名な企業を見学させていただいたのは初めてでした。本当に素晴らしい経験をさせていただきました。

私たちが見学させていただいた工場は、主にコピー機と印刷機を製造していました。
しかし、それがなんと全部の工程が手作業によって行われていました。
私の今までの日本人に対するイメージは、どちらかといいますと、大体なんでも機械で作っているという感じでした。まして東北リコー㈱のような有名企業が手作業?それもあんなにたくさんの社員が皆ひとりひとり自分の持ち場に立ち続けて、ネジまでひとつずつ丁寧に締めていました。

最初は本当に驚きましたが、しばらくすると何とも言えない親近感が湧いてきて、なにか物造りの原点のような温かいものを感じました。

そして、環境問題にとても積極的に取り組んでいる姿勢に大変感動しました。
例えば、リサイクルするしても、大変な知識と技術が必要になります。その知識と技術を手に入れるためには、大量の資金を投入しなければなりません。逆にいくら資金と人材があったとしても、環境保護への意識と心がなければ、手間のかかるリサイクルをすることはないと思います。東北リコー㈱様はそれでもCO2削減など毎年目標を掲げ、頑張っておられます。とにかくいろいろな面で大変勉強になりました。

31日のコンサートは雨にもかかわらず、たくさんの皆様にお越しいただき、800名のホールがほぼいっぱいになりました。以前お世話になった知り合いの方々、仙台在住のチベットの方も駆けつけてくださり、とてもうれしかったです。
東北リコー㈱様、後援の東北放送㈱様にはとても感謝しております。本当にありがとうございました。

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今日は誕生日!

2008年06月01日 | Weblog
最近の一連の出来事プラス疲れで、もともと誕生日を祝うつもりがなかったのですが、東北リコー㈱の専務様より著名イタリア人デザイナーのデザインで、リコー様が製造した素晴らしい時計をプレゼントしていただきました。

また今朝なんと広島の友人からすてきな花束が届きました。
本当にうれしかったです。皆様のお心遣いに心から感謝申し上げます。

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