月日は百代の過客にしてー旅の思い出・味の思い出ー

思うように旅にも飲みにも行けない昨今であるが、自分なりの旅の思い出や食べ歩きの思い出を語ってみたい。

「而今」  -「じこん」か「にこん」かー

2007-04-30 18:13:25 | 
 而今―「じこん」か「にこん」か?―

三重県名張市の木屋正酒造の酒「而今」のことを前回紹介しました。而今という言葉の読み方には、二通りあるようです。

お酒関係でブログ等では而今(じこん)と振り仮名を振っています。ところが、(にこん)と読む場合も結構多いようです。「而今」をネットで検索すると、今評判の、入手困難の酒『而今』がかなりヒットしますが、永平寺を開いた道元禅師の書物の中に「而今」という言葉が見られるようです。

私と同じような疑問をもった方がおられるようで、「きままおじん」日常の周辺http://members2.jcom.home.ne.jp/ar-higuchi/index.htmlというホームページの中で詳しく検討されています。
私の関心はもっぱら酒の「而今」の方ですが、この「きままおじん」さんはまじめな方のようで道元さんの書物にある「而今」の読み方を一生懸命考察されています。


おじんのつぶやき→宗教・仏教・道元
                        
 11.「而今」(05.3.7) 
   
 読みであるが、これが面倒。
 テレビ番組では画面の辞書は「じこん」で、水上氏も「じこん」といっており、ウェブページでも「じこん」と表現しているものも多かったが、ただそれが見た範囲の多くがテレビを見ての関連ページであって仏教者の間では「にこん」の方が多そうである。
 道元の言葉のなかにも「而今の山水は、古佛の道現成なり」とか「われに有時の而今ある、これ有時なり」とかあるらしいが、前者の説明で、栗田勇というひとの著書「道元の読み方」では、「而今(じこん)というのは『今の一瞬』という意味です」と、「じこん」の読みをしていた。
 一方、同じ所を松原哲明さんというお坊さんらしいひとの解説では「而今(にこん)の山水は、古佛の道(どう)現成(げんじょう)なり」としている。
 「有時(うじ)」の説明では「にこん」が多い。
 別に法話のページにも「而今(にこん)に生きる」とあったり、法話関係でないが、「而今の会」というのがあって、その冒頭に、「而今は『にこん』と読みます」とかある。
http://members2.jcom.home.ne.jp/ar-higuchi/ojin11.html


一応の結論としては、道元さんの書物にある「而今」を水上勉さんのように「じこん」と読んでいる方もわりとおられるようですが、どうもお坊さんたちは「にこん」と読んでいるようですね。
道元さんは曹洞宗の開祖のはずですから、曹洞宗のサイトを調べてみました。曹洞宗では「にこん」と読んでいますね。

 而今(にこん)の山水(さんすい)は古仏(こぶつ)の道現成(どうげんじょう)なり。
 〈今ここにある大自然は、仏の修行している姿であり、仏の説法 している声である〉
(『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』「山水経(さんすいきょう)」)
とも示され、大自然のありとあらゆるものが仏のお姿であるとおっしゃっています。
http://www.sotozen-net.or.jp/oshie/kankyo/qanda/key_sa2.htm


何はともあれ、最近「而今 特別純米」を買いました。どんな味か楽しみです。



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