封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第10回●
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
アー・ヘブンが立ち去った後、しばらくして,北の詩人は意識をとり戻す。
大球と小球を結ぶコードは揺れていた。
北の詩人は振動するコードの中ではいつくばりきがら、事の始まりを思いかこ
していた。
北の詩人は、古代に生きていた男の実体化であった。
詩人 . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第9回●
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アー・ヘブンは,横たわる北の詩人をながめている。
彼からは、はっきりした「天宮」の位置を読みとれなかった。
彼はその「天宮」の場所を知らないのだ。
闇の空洞だと?
アー・ヘブンはしかたなく、大球と小球をつなぐコード(絆)の内壁にに
じりよると . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第8回●
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ユニコーンはゴーストトレインに向かって大声でどなった。
「ゴーストトレイン、腹の中にいる生物が、今、動いたそ」
それを聞いて、ゴーストトレインは,少しばかり、腹の中にいる生物を消化して動かさしてしまかうと考えた。生物の意識部分だけでも、残してかけば、 . . . 本文を読む
●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第7回●●
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北の詩人は考えていた。
私はどこへ行くのだろう。
北の詩人は、ユニコーンから降りて、大球と小球をつなぐ「コード」の中間地点
である通路に腰かけていた。
やがて、北の詩人は、通路の奥、つまり「小球」側に近い所から大きな音が
響いてくるのを聞いた . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第6回●
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アー・ヘブンは意識をとり戻す。
奇妙な液体がアー・ヘブンの体をとりかこんでいる。
アー・ヘブンはすばやくこの液体の成分を分析する。
塩分、鉄分、鉱物資源を多く含む液体層。それが透視層だった。
この中で生物体 . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第5回●
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ユニコーンと北の詩人が歩みはじめた、その地下、つまり「大球」の奥深く
存在する純粋思考体、新しく目覚めたばかりの「天宮」は異物の飛来を気にやんでいた。
そしてまた、「大球」の鉄表面でも、大いなる生態系の変化が、起 . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第4回●
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北の詩人は、目ざめた。
あるいは 意識が戻ったという方がいいのだろうか。
とにかく、その時、彼はユニコーンの背中にのっていた。
突然、どこかの世界から . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第3回●
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●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第3回
一つの恒星がある。
名前を「タンホイザー=ゲイト」という。
星の中心部に緑色の液体で充たされた空間があ . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第2回●
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新機類、ユニコーン、ルウ502はどこまでも拡がる鉄表の上を四つの足で駆っている。
眼の前に拡がるのは鋼鉄の荒野。
いや荒野と呼ぶのさえ、不適当だろう。
つるりとした冷たい鉄で被われていた。
ルウ502の生体機能 . . . 本文を読む
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回●全12回
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●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回
1
それは、小さな石だった。
石は隕石となり、「大球」と呼ばれる星に落下した。
大球は、 . . . 本文を読む
「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」第8回
(飛鳥京香・山田企画事務所・1975年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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第8回ー最終回
私が目をあけると、ヘリはすべて夜空から消えていた。
残滓が飛び散っていた。
滝は、滝であった生物は、緑色の光を櫛びた物質に変化していた。
私は草原に腰をおろし、涙岩をながめていた。
. . . 本文を読む
「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」第7回
(飛鳥京香・山田企画事務所・1975年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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第7回
「私が、代表者です。名前はリーラです」
それから、ゆっくりと僕の存在をわかり、みつめ、悲しそうな顔をした。
「やっばり、来てしまったわね。ミユー。間違いだったわ、あなたに会ったのは。これで . . . 本文を読む
「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」第6回
(飛鳥京香・山田企画事務所・1975年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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第6回
人々の悲しみの涙を集めた涙岩が、粉粉になる。
その涙岩のかけら、「なみだ石」が、緑色、瑠璃色の光を放ちながら、
漆黒の闇の中へ、消えていくはずなのだ。
今日がその日だ。
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「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」第5回
(飛鳥京香・山田企画事務所・1975年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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第5回
バスのとびちった部品の影に、滝が倒れていた。
「滝,しっかりしろ」
滝は目をあけた。
服がやぶれ、血がにじんでいた。すこし焼けこげてもいた。
一、二度、頭を振って、滝は上体をおこした。 . . . 本文を読む
「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」第4回
(飛鳥京香・山田企画事務所・1975年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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第4回
「ええ」僕は答える。
「そうですか.僕、この路線走るのは始めてですねん。ふだんでも,このバスは,ほとんど頭屋村までいかんのですわ。
最近は、客が、よういってるようだけど。本当は、これ . . . 本文を読む