野焼き前の平尾台

写真では　のどかないつもと変わらぬ　風景です。
ここに来れば　雄大な景色に時間がゆっくりながれる癒しの空間が
眼前に展開されます。
茶ガ床展望所に車を置き　まず　大平山へとゆっくり登り始める。



　　＜登山口付近からの　大平山＞



夏の頃には　周囲の草丈にまぎれて　あまり目立たない　＜ハバヤマボクチ＞
も　立ち枯れて立っていて　注意すれば　もう沢山あるのがわかる。



大平山を経由して　一旦下れば　右手におおきな　ドリーネがある。
その付近から　洋原群の防火帯が　綺麗に刈こまれていて
やがて　まもなく　野焼きが始まる下準備を終えている。



約100㍍もあろうか　急な登りを終えるとこの　四方台に飛び出す
一番の展望がいい所です。
本当の四方　見渡せる　ポイントです、
写真の後方は　貫山



こちら側は　たおやかな　周防台方面。



どこまでも延々と続く刈り込まれた　防火帯
まもなく　始まる　広大な草原台地にも　赤々と　野焼きの＜火＞が放たれ
真っ黒な焼け跡の　草原に変わります。　
平尾台は秋から冬には　草枯れて　冬にはやがて真っ白い化粧し、春の野焼きで　真っ黒になり、やがて　春から夏には季節が巡り巡って　今度は青々とした
草原に化粧直しするのです。

四季の訪れと共に沢山の顔を見せてくれる平尾台。
今は静かに　野焼きを待っているようです。

☆　余談ですが
　山歩きを楽しむには今がベストです。
何故ならば　野焼きを終えた　草原は　野焼き跡の黒墨で　歩けば
衣服＆靴は無残にも　真っ黒になり　帰ってからの洗濯はもう大変！
くれぐれもご用心　ご承知の上で　お楽しみください。