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やまびこ農場ブログ~北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬~

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田んぼにシラサギの群れがきています。

2010-08-05 21:41:14 | Weblog
稲の害虫はいろいろいますが、その中で、ツトムシというのがいます。
 ツトとは、一昔前に納豆を入れたわらのツツあるいは、ツトを言います。

納豆を作るときに、煮えた大豆をわらツトの中に入れて保温すると、わらの中の納豆菌がダイズを納豆にします。納豆菌は枯草菌の仲間で、わらの中に住んでいます。

わらを小さな束にして、その中に、ダイズがこぼれないように入れて、そのままふたをする形にします。

さて、前置きが長くなりましたが、このツトムシが稲にたかると大発生します。
稲は葉っぱをくっつき合わせてツトを作り、この中で卵からかえった幼虫は、頭だけ出して、稲を葉っぱを食べ荒らします。

田んぼの稲は束ねた葉っぱで覆われたようになります。

この大発生した稲のツトムシを食べようと、シラサギが集まってきます。
その数100羽以上はいます。そのシラサギが束ねられた稲の上に載って、虫を食べています。

稲の葉っぱの上に載るのですから、穂が出る寸前の稲は踏みつけられてしまい、ひどいときは、
ツトムシでやられ、サギでやられ、全滅することもあります。

この虫が発生したら、一日も早く殺虫剤をまかなければなりません。

まかなければ全滅。

ここにも、薬剤散布はしたくないけど、米の全滅は防がなければならないという矛盾があります。

皆さんなら、農薬かけたくないから、一匹づつひろいますか。

とっても無理、それにツトムシってちょっとかわいくないし、手で触るのはいやです。