1987年に遭難した3人パーティの捜索のドキュメント。
遭難を知らされた肉親や仲間が、その重い現実に直面したら、こんなにも必死になるものなのだ。
誰だって、死にたいなんて思っていないし、こんな思いをさせたいなんて思わない。危険と隣り合わせなのも知っている。それでも行きたくなる魅力がそこにはあり、胸にそれぞれの思いを持って、出かけているのだと思う。
でも元気だった人が遭難によって突然帰らぬ人となる、これは周辺の人にとってとても残酷なことだ。何故?どうして?と疑問を投げかけても、物言わぬ遭難者に届くわけがない。まずは遭難者の発見に力を注ぐのは当然の事ながら、このケースの場合、それがいかに大変なことだったかよく分かった。
初めて知ったこと(知識)も数多くあった。今となっては3人に確かめようもないが、雪山で選んではならない一ノ沢下山を選択した訳を考えることも、彼等の死を無駄にしない事と思う。
雪崩は自然の理で、無くなりはしない。山を目指す人も無くならないだろう。人間の知恵と体力でどこまで自然界の厳しさと共存できるか?そして一人のものだけでないたった一つの命の尊さ、この本はそれを考えさせてくれたように思う。山は優しさと厳しさを合わせ持っていることを、改めて痛感させられた。
遭難を知らされた肉親や仲間が、その重い現実に直面したら、こんなにも必死になるものなのだ。
誰だって、死にたいなんて思っていないし、こんな思いをさせたいなんて思わない。危険と隣り合わせなのも知っている。それでも行きたくなる魅力がそこにはあり、胸にそれぞれの思いを持って、出かけているのだと思う。
でも元気だった人が遭難によって突然帰らぬ人となる、これは周辺の人にとってとても残酷なことだ。何故?どうして?と疑問を投げかけても、物言わぬ遭難者に届くわけがない。まずは遭難者の発見に力を注ぐのは当然の事ながら、このケースの場合、それがいかに大変なことだったかよく分かった。
初めて知ったこと(知識)も数多くあった。今となっては3人に確かめようもないが、雪山で選んではならない一ノ沢下山を選択した訳を考えることも、彼等の死を無駄にしない事と思う。
雪崩は自然の理で、無くなりはしない。山を目指す人も無くならないだろう。人間の知恵と体力でどこまで自然界の厳しさと共存できるか?そして一人のものだけでないたった一つの命の尊さ、この本はそれを考えさせてくれたように思う。山は優しさと厳しさを合わせ持っていることを、改めて痛感させられた。
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