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気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

『その峰の彼方』 笹本稜平著 (文芸春秋)

2016年09月25日 | 
今は正式名をデナリと名を変えたマッキンリー。
(2015年8月31日よりアメリカ合衆国連邦政府は「デナリ」を正式な呼称とすることを告示した)

マッキンリーと言えば、登山家であり冒険家の植村直己さんを思い出します。

1984年(昭和59年)2月に消息不明となった山、アラスカのマッキンリー。

アメリカ合衆国最高峰6194m。



そのマッキンリーに単身挑んだクライマーと、その遭難救出のストーリー。



映像や画像でしか見たことの無い異次元の世界で、その情景は過去に見た映画やテレビの場面から想像するしかありません(^^ゞ


490ページを越える長編ですが、惹きこまれます。

有り得ない~と思う所もありますが、そこは小説ですからと割り切りますl



それぞれの人生観が興味深いです。



印象深いフレーズはいくつかありました。

哲学的と思われる所も分かりやすい書き方で、すんなり読めてしまいます。

私が深く考えないからかな?(^^ゞ




「自分以外のだれかのために、自分がいると感じることが、人間が生きる上でいちばん必要なんじゃないかな」

そう思えることが幸せかな。

「生きていることに意味があって、行動することに意味も答えもあるのかもしれない・・・」なるほど。。。



笹本稜平さん凄いな。

プロフィール見たら同じ年!(@_@)

かないませんね~^^;



ちなみにこの方の『天空への回廊』も面白かった記憶です。

本は読みませんでしたが『春を背負って』は映画で楽しみました。

山岳小説は面白いですね~♪




追記:
肝心なことを書き忘れました。
マッキンリーに向かった津田悟。日本に馴染めずアラスカへ。帰化してアメリカ人となり、一途な姿に彼を知る人は皆共感してます。
アメリカ生まれの妻(日本人)や、よく一緒に登り、ザイルパートナーだった吉沢國人(くにと)は内面戸惑いますが、理解していくプロセスが細やかに描かれています。
でも私にはやはりあの行動は理解できないです。
あらすじは書けませんが、内面深いストーリーだと思います。





掌蹠膿疱症で気分が乗らず
山情報は刺激が強いので避けてましたが^^;
ちょっと気分がのってきました(笑)

でも、まだ痒いし皮がむけてひび割れ状態で痛い・・・
もうちょっと辛抱します^^;
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