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やいまの島々美しゃ・心美しゃ

 やいま(八重山)のブログへ、おーりとーり♪ タイトルは
「しまじまかいしゃ・きぅむかいしゃ」と読みます。

「う」からはじまる絵本

2019-05-02 | 読書

さあ~「う」からはじまる絵本と言うと、「うさぎ」関連が花盛りですから、大変ですよ(笑)

おかげで、6冊も借りてきちゃいました(笑)

『うさぎたちのにわ りんごのすきなうさぎのはなし』 レオ=レオニ 谷川俊太郎 訳 好学社

レオ=レオニは有名な絵本作家ですね。小学校の国語の教科書に載っていた『スイミー』は印象深かったです。

この『うさぎたちの にわ』のうさぎの絵、可愛いなあ。主人公は二匹とも白兎だけど、一匹は目が赤くて、もう一匹は黒い目。食べることを禁止されたリンゴを、ヘビの勧めで食べてしまう。。。まさに旧約聖書の世界ですけど、この作品のお話の展開は聖書と違っています。意外な動物とうさぎが仲良くなるということで、「あ」で紹介した『あめだまをたべたライオン』を思い出しました。

『うさぎのくれたバレエシューズ』 安房直子 文 南塚直子 絵 小峰書店

この作品は第36回青少年読書感想文全国コンクール課題図書だったそうです。私も、うっすらとこのタイトルは聞いたことがありました。

どんなに練習しても下手くそな主人公は、宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を、動物からの手紙(カード)を受け取って動物たちの世界に入り込むというのは同じく宮沢賢治の『どんぐりと山猫』を思い出しました。うすピンクのチュチュを着て踊るウサギたちが可愛い~

『うさぎマンション』 のはなはるか くもん出版

表紙を見ての通り、うさぎ満載(笑) 正直、ストーリーを追うよりも、それぞれの見開きでのうさぎマンションのうさぎたちの絵をじっくり見ることで忙しい(笑) 屋上でのパーティーが楽しそう~

『うさぎでうれしいうさぎはうさぎ』 さこ ももみ 講談社

これはもう、一瞬で、まど・みちおさんの詩「うさぎ」を思い出しました。「うさぎにうまれてうれしいうさぎ・・・」 

親子のうさぎが微笑ましいです。特に、子ウサギの可愛さったら~ いろいろな天敵に狙われる宿命であるうさぎですが、それでもうさぎに生まれた幸せ、生きる喜び。。。

『うさぎたちとふしぎなこうじょう』 アダム・グリーン さく レナード・ワイスガード え こみや ゆう やく 好学社

これまたうさぎの絵が可愛いぞ~~ 偶然にも、レオ=レオニの『うさぎたちの にわ』と同じ出版社。

工場に集まったうさぎたち、見ているだけで顔がゆるむ私です(笑)いろんな帽子を被って遊ぶうさぎたちを見て、かこさとしさんの『だるまちゃんとてんぐちゃん』を思い出しました。世界各国の人間が被る帽子って、面白いですねえ。 

お菓子にも、おもちゃにも、帽子にも興味を示さない一匹の茶色いうさぎ。この子は、いったい何が欲しいのだろう?と、引き込まれるストーリーです。結末は。。。この絵本を親に読んでもらった子供も、幸せな気持ちで眠りにつきそう。そう考えると、この絵本は「寝かしつけ絵本」なのかな

『失われたバラ園』 文/はかた たん 絵/さわだ まり 日本地域社会研究所

今回、この作品だけ、うさぎ関連ではありません(笑)

表紙を見て、咲き乱れる色とりどりのバラにすっかり夢中に。そろそろ、5月ですからバラの季節ですね

美しいバラの絵は、ページをめくるのが楽しいですが、途中から悲しい展開に。。。この作品は、東日本大震災と福島原発の事故で影響を受けた、福島県双葉町の実際のバラ園のお話なんですね。こんなに長い年月をかけて、丹精込めて、園長さんが作り上げたバラ園なのに。。。

最初と最後が、全く同じ文章なのも印象的です。バラ園が「ありました」という過去形だけど、いつかいつか。。。また美しいバラが咲く日が来るのを信じて、希望を捨てずに。。。

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