ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

横浜・鎌倉 3日目

2010年06月25日 | 日記
6月25日の未明、たしかサッカーワールドカップの日本戦をやっていたんですよね。
旦那様は横浜のホテルで夜も明けきらないうちから日本代表を応援。
七咲はというと、ベッドの中から聞こえてくるテレビの音をBGMに半睡眠。

七咲にとってサッカーとは、ジャンプコミックスの「キャプテン翼」でしかないので、早々にリタイア。
キャプテン翼のように奇天烈な試合展開にはならないですし。

旦那様の、「おお!やった!」という声が夢の中で聞こえて、「おめれと~」とか返事した記憶が最後。

朝起きれば、今日が最後の観光です。



  

この日も晴天。おお、麗しの梅雨前線よ、なにゆえに我を見放したもうたのか。

とか言ってても仕方ないので、荷物を横浜駅のコインロッカーに預けて
横浜周辺の美術館を梯子する為にレッツゴー!

とはいえ、時間も有り余ってそうだし、せっかくだからシーバスにでも乗ろう!と海を目指す。

 

横浜の海で驚くのは「んまー!キレイ!!」ってことでしょうか。
(大阪湾はヘドロと排水で、「うおお!きったねー!」ですからね…)
七咲は、乗り物酔い選手権があればシード権を軽く奪取できそうなくらい、地元の通勤電車でも酔うのですが。
マゾッ気が災いして、ありとあらゆる乗り物に果敢に挑戦。
吐いたら吐いた時だ。周りの人間ももれなく不幸の泥沼にひきずりこんでくれるわ!ひっひっひ。
と、どす黒い精神で乗り物に乗ります。
お陰で、最近ちょっとの間なら耐えられるようになりました。
(決して、平気なわけではない)

まあそんな「どす黒い七咲降臨」の10分程度の船旅。
初日に時間をかけて歩いた景色を今度は海の上から眺めながら、赤レンガ倉庫に到着。



また来ちゃったよ、赤レンガ倉庫。(そしてやっぱりまだ開いていない)
一日目に写真を撮ったにも関わらず、三日目もまた写真を撮っている。
無駄なことが大好きな七咲の習性とでもいおうか。
まあ、そのお陰で一日目の写真よりは、「赤レンガ倉庫です」と言えそうな画なので
まったくの無駄でもなかったんですが。

そこから横浜3大建物をコンプリート。

  

最後のあれは、大阪にある中之島公会堂を思い出す。うん、そっくり。郷愁を感じる。(え?)

税関。



我が市のイメージキャラクターにそっくりだ!!と、こんなところで再び、郷愁を感じる。
(いやいやいや)
税関の内部は完全に貸し切り状態だったので、ありとあらゆる展示物に対して
旦那様と無粋なツッコミを炸裂させながら一回りしたところで、
出口付近(同フロア)に係員がいる事に気づく。

もう散々、日本国内に悪を持ち込ませない税関の仕事に対して性善説と性悪説について論じ
「無駄だよ」とかいう結論にたどり着いちゃってた夫婦に対しても(会話丸聞こえ状態)、
初老の係員の方は紳士的に、「なにかご質問はありますか?」と対応してくれた。
一応、社交辞令に則って、「いいえ結構です」と答えたものの、本当に聞いてもいいのなら、
「あなたは時給制ですか?」とか「いつもこうなんですか?」とか「暇つぶしに何してるんですか?」
とか、そういうことが聞きたかった!

税関の仕事よりも、税関の仕事を紹介する係員のもろもろの事情の方が
気になって仕方がなかった税関見学(というか冷やかし)を終えて次なる場所は。

博物館。

 

博物館の内部は写真が撮れないのでせめて入口の天井を撮ってみる。
いいなあ。ステンドグラス。七咲は色彩感覚が全くないのでこういう美術に憧れる。

ま、それはおいておいて。

肝心の博物館は、「時間がないから駆け足で行くで」という旦那様に従って
ものすごい速さで各フロアを駆け抜ける。お前ら何しに来たんだよ、という周りの目も
あっという間に残像になる。
が、この博物館、ものっすっっごくっっっ、楽しかった!!

大阪の民族学博物館を越えたね!(七咲の中で)

時間さえあれば、一日かけて回っても全く飽きないと思う。隅から隅まで楽しさいっぱい!
それを競歩並みのスピードでぶっちぎり、後ろ髪をひかれまくっているので
はげるんじゃないかと心配したくらいの博物館見学終了。
(ここはいつか再挑戦したい)

そしてメインの、横浜美術館。

 

ここが、今回の二泊三日の旅のメインイベント!
ここに来るために旅の計画を立てたと言っても過言ではない横浜美術館はなんと!!

休館日でした!!(どっかーん!どっかーん!!)



一応、過去の痛手を踏まえて博物館の定休日は事前に調べていたものの、
展示物入れ替えの為の休館日があるとは夢にも思わなかった!!

なんてこった!店で模様し物がある時は、大げさに定休日になんかしないぜ!?
搬入や搬出の台車は客を轢くことさえも恐れず猛スピードでガンガン店内を走り回るし、
その台車を見かけた客は危険も迷惑も顧みず、自分本位に台車の前に立ちふさがって
自分の欲しい商品をひっかきまわして奪い取っていくもんだ。それが大阪の店の常識だ!

うんうん。ここは当然大阪でもないし、むしろ店でもないからね。

ショックのあまり脳内で無駄に流れた店vs客の抗争シーンを10回くらい再生して
ようやく諦める。




悔しかったので、旦那様と記念撮影。
え?どこが?と思われたあなた様、ガラスに映った影にご注目。

その辺の人を捕まえて、「写真撮ってください」という勇気がないもので、
10年近くも一緒にいるのに、旦那様とのツーショット写真は一枚もありません。自慢です。
どこかで七咲を見かけたら、憐れに思ったどなたかが、「仕方ないな、撮ってあげよう」と
申し出てくれるのを期待してここに記しておきます。
(でもたとえそう申し出られても、旦那様が「結構です」とか云いそうだけど)

そこから、時間があまったので、予定外だけど、美術館の隣にあるタワーに上る。
(もうタワーくらいしか行ける観光場所がない)



これに上りました。



最上階はこんな感じ。

 

 

そばにいた、高校生らしき男子の一団が

「ははははは、見ろ!人がゴミの様だ!」

と、ムスカごっこ(by.天空の城ラピュタ)をやっていました。くそう!混ぜて欲しかった。

七咲も若かりし頃は、天守閣に登っては、友人たちといちいち

「はっはっは!見ろ!小さい虫けらどもが右往左往しておるわい!」
「嗚呼っ、殿!5分前までは我らも虫けらどもだったんですぞ!」
「おう!これぞ天下とったり!!(天守閣に登っただけ)」

とかしょーもないことやってましたからね。彼らの気持ちは良く解ります。
しかし、旦那様はノッてくれそうにないので、静かにその場を後にしましたがね。

そうして地下鉄で横浜駅に直行。
一昨日は気が遠くなりそうになりながら歩いた道を、金に物を言わせて一瞬で走り抜ける。
ああ素晴らしきかな、文明力。

そんなこんなで、じゃあお土産を買いましょう。と駅周辺をうろうろするものの
お土産を売っているエリアがどこなのかさっぱりわからない。

さすが、都会!
地方の観光地だったら、駅で「お土産物街」とかが難なく見つけられるのに。
オシャレさを追求しているかのような横浜駅のまっただ中には
そういう無粋なネーミングのエリアは一切なし!(見つけられなかっただけかもしれんが)

探し疲れて、じゃあもう新幹線の駅まで行ったほうが
お土産屋もてんこ盛りあるんじゃないのか?

ということで、新幹線の駅へ。

そこでも、衝撃の事実。

KIOSUKUみたいなちっさいエリアでしかお土産売ってない!!うっそー!!

大阪ではありえない。
繁華街を適当にぶらつけば、必ず「大阪土産」を売りまくっているのに。

新大阪の新幹線の駅内では、大阪土産どころか、神戸名物スイーツにはじまり
滋賀のひこにゃんから奈良のせんとくんまで売ってるのに!!
(新大阪に来ただけで、奈良に行ったと偽ることもたやすい)

横浜の人は商売っ気がないのか?
そういう泥臭い金儲け主義を前面に押し出すのは、大阪以外ではタブーなのか?

という衝撃に立ち尽くすも、もうここまで来ちゃったらなすすべもなく、
横浜を前面に押し出した、土産になりそうな箱モノを買って帰る旅の締めくくり。

七咲はカレーせんべいとチョコレートケーキみたいなのを買いました。

何故なら、横浜、というパッケージだったからです。
鳩サブレーも面白ネタ土産もありませんでした…

土産は土産物屋で買え!!

が、今年の旅で得た最大の教訓です。



  

七咲的には、失敗した―、と思ったお土産でしたが、配った友人たちには好評でした。
これは、社交辞令と思った方がいいのか、
普段いかに面白ネタ土産に心血を注いでいることを反省すべきなのか
悩むところですが。

ようやく、横浜旅行の記事を書き上げました。

実は今11月ですよ!!もう記憶も朧ですよ!!
本当に横浜に行ったのかどうかさえも謎ですよ!!(写真があるから行ったんだろうけども)

土産は土産物屋で買え、旅行記は旅行した翌日に書け、ってことでしょうか。

横浜・鎌倉の面白さをお伝えできたかどうか、はなはだ心もとないですが
七咲は十二分に楽しんできました。

他にも色々書き足りないところがあったのですが、
なにせこのgooブログが1記事に1万文字程度しか書けない仕様なので
(十分だ!!という声もある)
大幅に削って削って書きましたが。勿論削ったところは記憶からも削られましたが。

また来年、どこかの地へ旅立つ七咲の珍道中でお会いしましょう!

横浜・鎌倉 2日目

2010年06月24日 | 日記
ホテルは素泊まりだったので、朝食を近所の吉野家ですませる。
…いや、近所の、ってホテルの近所の、って事ですよ?(わかっとるがな)

良いなあ都会って、と思うのはこういう時。
自分の生活価値観が一切変わることなく、観光する。それもまた一理。
…いや、別に普段の朝食が吉野家、って事じゃないですよ?(わかっとるがな)

そんなこんなで、今日は鎌倉へ向けて出発!
ホテルは二泊なので荷物を置いていけるのが良いが、…傘どうする?

「いらんやろ、とーちゃんパワーで吹き飛ばすから」

とか不吉な言葉が返ってくる!!
やめて!そこは頑張らないで!!頼むから太陽を呼ぶのだけはやめて!!
ホテルの窓から必死の雨乞い!

そんなこんなで、雨乞いに始まり、雨乞いに終わる鎌倉観光へ、GO!!


  

朝の横浜駅は通勤ラッシュ!!
昨日到着した時も思ったが、
大阪梅田の通勤ラッシュは難なくすり抜けられるのに(人の向かう先を大体予想できる)
土地が違えば、誰がどのホームへ向かおうとしてるのかがさっぱりわからない!

あわあわと流されながら、鎌倉行のホームへ到着。
丁度入ってきた電車に飛び乗ろうとして、おののく!

ダブルデッカー!!

背後にいて七咲に続こうとしていた見知らぬおばあちゃんも
「え?!これ乗れるの?!」とたたらを踏む。
そうだよな、これ乗っちゃいかん空気満載だよな!と、躊躇った足で、おばあちゃんと二人、
隣の車両に駆け込む。
(隣の車両は、普通の電車。一部だけ二階建てだった)

二階建て車両に乗るには、特別料金がいるらしい。

ええ?!これ各停っぽいのに?特別料金?!
ていうか特別料金を払ってあっちの車両に乗る意味がわからないよ!
と、普通列車に乗った貧民七咲は思う。
(七咲の使う沿線電車も特急ダブルデッカーが走っているけど、通常運賃以外不要だぜ☆)

さすが横浜!!都会に来たって感じがする!

と田舎者丸出しで、隣の車両を延々面白がりつつ鎌倉着。

ここから、江ノ電!あの有名な江ノ電に乗りますよ。



なんだかレトロ感を残したおしゃれな電車なのだが、それを楽しむ余裕がないくらい満員御礼!!
先の横浜駅の通勤ラッシュを鼻で笑うくらいの大人数がホームにひしめき合っている。
こんなに利用客が多いのに、単線?!それも4両?!解せん!!
これを通勤電車にしている人はたまったもんじゃないんじゃないか?とも思ったものの
これは…、今、観光シーズン真っ盛り、だから?ですか?

とにかくものすごい混雑に揺られて、大半の人とは別行動で由比ヶ浜で下車。



誰もいなーい。由比ヶ浜の駅。(あの大ぜいの人だかりは長谷駅まで行くと思われ)
何故、こんな人気のない所で下車したのかと云うと。

由比ヶ浜を見たかったから!(単なるミーハー)

本当は、せっかくだから江ノ電に揺られて車窓から海を眺める、とかいう
旅気分を味わいたかったものの、鎌倉エリアを回るのにどれだけかかるかわからない!
だから、湘南も江ノ島水族館も外した、

「飽くなき追求、頑迷なる寺好き」

のような行程になってしまっているんだ!!
だったらせめて、若々しく(?)海でも見ておこうよ、みたいな、お茶を濁す感じで(失礼)
由比ヶ浜に向かったのだが。



いかんせん、天気が悪かったのか、見えるのはサーファーと昆布ばっかり。
あと、いたるところで海の家を建設中。



「へー海の家って結構ちゃんと作るねんな」 「ねー、はりぼてみたいなもんだと思ってたよ」

というのが由比ヶ浜の感想。(由比ヶ浜、ぜんっぜん意味ない)

しらら浜が別格だったのか、とちょっと打ちひしがれる。
(余談だが、やはり6月恒例の旅行で、和歌山のしらら浜に立ち寄っている。
そこは余りの美しさにこの世のものとは思えない光景が広がっていた。
和歌山観光協会の人が総出で真っ白の砂を天国から輸入して撒いているのかと思ったくらいだ)

そんなこんなでテンションの上げどころを見失い、由比ヶ浜を後にする。

そのまま徒歩で向かう先は、文学館。
実は、このへんからものすごい勢いで晴れてきて、すでに意識は白濁、記憶も朦朧としている。
道中暑くて、しかも普通の住宅街で、旅気分は吹っ飛ぶものの、文学館に着くや否や
避暑地に来たかのような清涼感におおわれる。
(木が植えてあるだけで涼しい。都会が暑いわけだよ、とヒート現象を身をもって知る)



「文学館!すごい!!観て!(↑)旅行雑誌に載ってたのと同じ写真撮れた!!(喜)」
「…なんでやねん」

以上。文学館の感想。(朦朧としすぎだ!)

そのまま、徒歩で長谷寺まで向かうと、徐々に観光客が多くなっていく。
そこここの名もなき路地から人がふらふら現れては、その誰もが「目指さん寺を!」って様相だ。
(BGMはモルダウ。ちょろちょろと細い流れが集まって広大な本流になるあの感じ)

ようやく観光っぽくなってきたか、と暢気な事を思っていられたのはここまでで。

長谷寺に到着すると、あの江ノ電の混雑原因はここか!と云わんばかりの人だかり。
有名なアジサイの庭になんか、入場制限がかかっている。45分待ち。USJか。

いや、事前に旅行雑誌で「アジサイ時期は混む」というのは知っていたけれど
(だってしょうがないじゃない!旅行は6月なんだもの←我が家の掟)
まさかアジサイで入場制限がかかるとは思ってもみなかった。

思ってもみなかったけれど、よくよく思えば、毎年6月に旅しているので
毎年毎年、どこに行ってもアジサイばっかり見ている。
長崎もアジサイ、福井もアジサイ、名古屋もアジサイ、東京もアジサイ、と
アジサイ尽くしなので、「もういいかアジサイは」という意見の一致で、本堂のみで回れ右。
すでに、何しに来たんだよ。とさえも突っ込まない心境がすがすがしい。

そこから徒歩で、鎌倉の大仏さんを見に行く。



ハイ、大仏さんはちゃんと写真も撮れましたよ。

初めてみましたが、七咲は、奈良より鎌倉の大仏さんの方が好きみたいです。
奈良の大仏さんは大きい上に建物の中なので、窮屈そうです。
窮屈そうでありながら、目線は遥か遠いところを見据えている感じで、足元にいる人間なんかは
目に入ってない感じ。
それに比べて、鎌倉の大仏さんは伏し目がちで、
足元に来た人間を一人一人認識してくれているような様子に見えます。
まあ、どっちも七咲の勝手なミーハーっぽい感想なんですが。

そこから江ノ電「長谷駅」に向かって歩く。
ここで地図を見れば、由比ヶ浜がすぐそばにあることに気付く。
由比ヶ浜で下車する必要性はまったくなかったな…という反省を胸に秘め、再び鎌倉に到着。

鎌倉!人!土産!って感じの観光の波にただ流されるまま小町通りを進む。

この時、大仏さんの方面でも言われたことが
「お土産なんかここで買わんでも最終日にまとめて買ったらええやん」
だったので、土産物は冷やかすだけで一切手をつけず。
これが、最終日に悲劇をもたらすとはまだこの時、二人は気付いていなかった。
(サスペンス劇場風に)

にぎやかな商店街を抜けると、いきなり観光の流れがバラける。
みんなが何を目指して散っているのか解らないので、どっちに行こうか迷い、まず美術館に。

県立近代美術館 鎌倉。
ちっさい美術館だな!という事に驚いているうちに、数分で美術鑑賞終了。

その脇道から、鶴岡八幡宮に突入。

 

「折れた大イチョウはこれです」とかいう立て札もないので(不名誉だから?)、
どれが大イチョウだったのかさっぱりでした。(だめじゃん!!)

それにしても鶴岡八幡宮に観光に行って、写真がコレってどういう事?!
基本、神様仏様に対してホイホイカメラを向けるのは失礼じゃなかろうかと思う性質なので、
神社仏閣関係は無遠慮に写真を撮るのが躊躇われる。とはいえ!何故にコレ?
心のメモリーもやや薄れがち。

そんな感じで軽く敷地を抜けて、近代美術館 鎌倉別館へ。
(本館の入館料でここもみられるので)
ここも小さい建物だったけれど、建築物としては十分楽しめた。
(楽しめた割に感想はない)

ここから、北鎌倉駅に向かうまでの道沿いにあるお寺に、入れるだけ入ろう。

という予定だったものの、あまりの炎天下に、七咲無気力状態!!

ヘロヘロになってたどり着いた建長寺。

 

けんちん汁、発祥の地ということしか覚えてません!!



お寺よりも、こっちの木の方が気になる!

ここはとにかく広くて、御庭とかも見事だったのですが、悲しいかな朦朧とした意識化では
この後の円覚寺と完全に記憶は混同して、完全に混沌とした闇になっております。

結局、北鎌倉駅のそばの円覚寺までどこにも入らず一直線。

 

この梅雨時とは思えないほどの、完璧な晴天。
今となっては、というか、のんびり地図を見返してみれば、「さほどの苦行でもないんだが…」
と思わずにはいられない鎌倉~北鎌倉。

北鎌倉駅から電車に揺られながら、明日もがっつり晴れそうな勢いに
もはや雨乞いが何の役にも立たないであろうことを予想するのであった。
(敗北宣言は潔く)




  

だから、晴れないでって、あんなにお祈りしたのに!!くうう。お天道様のわからんちん!
ていうか、旦那様のソーラーパワーにひれ伏した梅雨前線の根性無し!!

と、天にひとしきり文句を言いながらの二日目観光終了です。

こうなるのが解っていたので、とりあえず写真だけは根性で撮ってきたのですが
(もし興味がおありでしたら右サイドバーにあるフォトチャンネルからどうぞ)
後からその写真を見返してみても

どこもかしこも暑かった

という感想しか湧いてこなかったので、やっぱり旅行は雨がイイ。という座右の銘と共に
来年の旅行計画をもう少し真面目に取り組みたいと思います。

運を天に任せたあげくの炎天下の徒歩観光はどうだろうか
(己の雨乞いパワーを過信するべからず)

とか、

神社仏閣美術館を三種の神器みたく崇めるのはいかがなものだろうか
(とりあえず観光した気分になるからという安易な発想が注意一秒怪我一秒)

とか、学んだ横浜鎌倉。
三日目はもう少し、まともな旅行記に仕上げる努力をします!!

いや、まともに旅行した記憶はないんですけども…

横浜・鎌倉 1日目

2010年06月23日 | 日記
二泊三日旅行、当日。

4時起き!5時出発!と朝から快調な出だしで玄関から1歩出た瞬間に

突然どしゃぶり!!

思わず笑っちゃったくらい、どんぴしゃのタイミングでどしゃぶり!!
旅行用に持って出た折りたたみ傘をさして歩いたが、傘意味ねえ!ってくらいずぶぬれになって
もより駅に着く。

面白すぎて、一人わくわく感が止まらない。嵐のどまんなか旅行!非現実!最高!!

新大阪で新幹線を待つ間に、おやつを完食(5時ですよ?)してしまい、
「なにもう食ってんねん!」と旦那様に突っ込まれるくらい、ハイテンション。

横浜駅に到着してもまだまだ降る雨!良い!良いねえ、雨。
というのも。

旦那様は晴れ男。
ひとたび町を歩けばたちまち晴れる、というだけでなく、体質的にも無類の晴天好き。
とにかく直射を愛し、熱中症厳戒態勢の街中で活動することを生きがいにしているソーラー男。
その証に、太陽が陰るとたちまち、「もうあかん、パワー切れた」という。
(絶対どこかにソーラーパネルが仕込まれているはず、と思うが未だ確認できていない)

反対に、七咲は雨女。
何かしら重大事には必ず雨が降る、というだけでなく、体質的にも絶対の雨天好き。
雨が降ればウキウキし、びしょぬれアウトドアも、じめじめインドアも厭わない。カビ菌女。

その為に毎年の旅行は6月に敢行されるにも関わらず(旦那様の『夏!旅行!』は絶対信仰)
いつもいつもいつも、晴天!!何故勝てないのか!!
助けて、梅雨前線!!七咲は太陽を浴びると消滅しちゃうんだよ!
という叫びを抱きながらの例年でしたが、なんと!

今年初めて、ソーラー男に勝った!!感涙!

もういっそ三日間大雨で降り続いてくれ!(横浜の皆様スミマセン)
頼んだぞ、梅雨前線!
横で旦那様が雨雲を吹き飛ばそうと念力を送っているけれども!
念力のせいで雨が小ぶりになってきて、焦った七咲も必死の雨乞い!このさい、曇りでも良い!

ということで。
横浜駅ロッカーに荷物を預けて、いざ!横浜観光へ出発!!



  

まずは、当初の計画通り、みなとみらい~山手~中華街のコース。
この雨なので、三日目の美術館巡りコースと入れ替える?と相談したものの、
「いや、いま雨雲吹き飛ばしてるから大丈夫」との返答が。
やめて!吹き飛ばさないで!そこ頑張らないで!と思ったものの、
まあ三日目とコースを入れ替えても、三日目の天候なんて読めないからな。ということで。



人気のまったくない港をひたすら散策。散策、というか
晴れろ!晴れるな!!と良い争いながら、港を行く二人。(どんな旅行だよ)

この時点で雨はやみ、ちょっと晴れ間が!!

待て待て待て、晴れるな晴れるな!(万事この調子なので、港地区の記憶はあまりない)



シーバス(船)に乗る?とか提案するも、太陽が出てない為、旦那様は省電力状態=無気力。
(逆に太陽が出てると七咲が省電力状態=不機嫌)

とにかくこの調子で(横浜駅から)ひたすら海沿いを歩き続け、赤レンガ倉庫に到達。



せっかく来たのに、朝早くてまだ開いてない!!
(というか、赤レンガ倉庫を撮影したとは到底思えない貴重な一枚といえる)
(本人も、初め何を撮ったのか解らなかった… ←前後の流れでかろうじて判明)

かろうじて反対側のお土産屋さんが開いていたので、せっかくだから、と入ってみる。

入ってみて、お土産とも横浜ともさほど関係のない服屋さんでワンピースにときめく!!
可愛い!しかも2枚で3000円!?安い!

ハッキリ言って七咲が着て良い年代向けのワンピースではなかったのだが。(乙女系?)
春から締め付けていた財布事情と、「旅行」という非日常が相まって、あっけなくタガが外れる!
あまりに可愛すぎてどれも選べない!と長丁場に突入しようとする危機感に、
それまで傍観していた旦那様が乗りだし、「部屋着」ワンピースを2枚購入。

ばかじゃないの?

と、今なら思う。(いや、今も着てるけども!買ったからには着てるけども!)
なんならお土産にしても良いんだ、という思いもあったとはいうものの。
赤レンガ倉庫で、なんで普段着を買ってるのか。近所のスーパーか!
(いや近所のスーパーでは決して買わない代物だ)

まあそこは他にやることもないので、さらに海沿いを闊歩。
雨も降ったりやんだり、傘の出し入れで大忙し。(折りたたみだから)

大桟橋のクジラの背中に上り、そこから見えた船に大騒ぎする。
これだ。
かっこいい!!

 

てことで、大桟橋から山下公園を通って氷川丸に到着。

あ。余談だが。
山下公園では小学生が傘をさしレジャーシートを敷いて土砂降りの中お弁当タイムだった。
氷川丸付近では高校生の団体がが傘もささずに土砂降りの中クラス写真を撮っていた。
以上2点、なんでそこまでして敢行する?と思える『学校生活あるある』だと思う。やや同情。
(多分誰しも学生時代を思い返せば学校側の無茶ぶりの一つや二つは経験してるハズ)

さて、写真の氷川丸。
「クジラの背中」から見えていた時は、外国の船が泊ってるのかと思っていた。
が、中に入れると解って、がっつり突入!!

やったー!船だ!

乗りものに弱い人間にとって、こんな大きな船に乗って旅する機会なんか一生ない!
(君子危うきに近寄らず、の精神)
なので、せめて船旅気分を味わってみる。

 

 

たった200円でここまで楽しい施設ってそうそうないよ!!とハイテンションMax!
船内の写真は無駄にいっぱい撮りましたよ。

全部ぼけてましたけども。

いいんだ。いつものことだ。
その代わり、思い出のピント合わせはいつだってシャッターチャンスだぜ!
(負け惜しみ)

おりしも「時報代わりの汽笛を鳴らします」のアナウンスとともに、轟きの汽笛も体験。
泣く子ももっとなく大音量!(デッキで幼子がぎゃん泣き)

船内にあるスタンプラリーにもガッツリ参加。(大人なのに)
全部押し終わったら景品貰えるんだって!と嬉々として押して回る。(大人なのに)

「七咲が期待するほど良いもんなんか貰われへんで」

と、旦那様の、再三にわたる再三の警告(入館料200円なのに)を空耳で聞き流し、
見事スタンプラリーのご褒美ゲット!!

七咲の期待以上に良いものでした!!(大人なのに)

そんなこんなで良いこと尽くしだった場所を後にし、通り道にあった「横浜人形の家」へ突入。



人形と云えば七咲は、「ドルフィー」とかの人形を眺めるのが大好きではあるものの、
残念ながら、ここの人形には燃えなかった…。
(怖い系の人形がいっぱいあって、そっち方面では大騒ぎしたけれど)
ちなみに、がつんと払った入館料500円。高いか妥当かは微妙なところ。
(こうなると、氷川丸の入館料200円、で一体どうやってあれを維持しているのかが俄然気になる)

雨はますます激しくなってくる。
「海の見える丘公園」はもうべつにいいんじゃない?うん、この雨だしね。
ということで意見は一致を見て、ここは素通りして、いよいよ山手へ。

山手。
山手って、…山なんだな(当たり前だけど)。
この土砂降りの中、傘さしてコンクリートの坂を登る必要性を何一つ感じられないよ、
と思いながら、延々ものすごく疲れる山登り。双方無言。
修験者か。
我々は、雨の中急こう配を行く修行に来ている修験者なのか。シティ派山伏。嫌だな。

外人墓地に差し掛かり、観光地なんだし見とくか、そうするか、と一応突入。
近所の墓地を見ているのとなんら感想は変わらず。(不届き者ですみません)
この辺りにブリキの博物館があるはずなんだけど?と、一応提案するも

「そこ行きたい?」

と、絶妙な切り替えし。
いや、別に行きたいわけじゃないですよ。(雨で地図もずたぼろだし)
ついでに言えば、山手に来たからには異人館めぐりも提案しなくてはいけなかったのだが
「そこ行きたい?」と言われれば、
この雨の中、次々にお宅訪問!するのは気が引ける、というのが正直なところ。
(お宅側も、こんな雨の中、余所宅をはしごする酔狂な客を招きたくはないだろう)
黙々と山手を歩きまわって黙々と中華街に降りてくる。

なにしに行ったのだ。

(服をずぶぬれにし修験者体験にいったのだ、と思えば、この道のりもなんと軽やかなことか)

中華街はさすがに観光客らしき人々がひしめきあっていた。

それまで観光客という観光客に出くわさなかったので
(罰ゲームのような雨中弁当タイムの小学生と、同じく大雨の記念写真の高校生くらい)、
ここは観光地だ。と、ようやく旅行をしている事を思い出したくらいだが
傘をさしてひしめき合っているので、鬱陶しいことこの上ない人たち。七咲含む。
(いや、七咲は普段から鬱陶しい人だが)
おまけに旦那様は買い物とかウィンドウショッピングとかが出来ない人だ。

中華街を完全に素通りする。

じゃあ何で行ったんだ。と御思いであろう。七咲もまったくもって同感だ。
強いて言えば、「観光マップに載っていたから」、かな。
登山家の、「そこに山があるから登るんだ」、と云うアレと一緒だ。

中華街から横浜スタジアム前を通って、再び港方面へ。

日本丸、横浜みなと博物館に到着。
しまった、ここに着いちゃったか。ここは三日目のコース予定なのだが。仕方ない。
(山手と中華街を一瞬で観光したために時間が無駄に余っている)

  

勿論、日本丸にも突入!写真を撮りまくる!
ここでも雨は止まず、甲板もぬめるほどだったけれど、大満足!!
船室の寝台で、寝泊まり体験(ベッドに横になれる)はさすがにダニがいそう(失礼)と
冷静に辞退しつつ、存分に楽しんで、隣接の博物館から出ると
恐れていた事態が!!

なんとまあ!晴れてきた!!

ていうか今晴れるなら山手か中華街で晴れて欲しかった…
あとはもうホテルに帰るだけの道のりに、お天道様は不要だよ!(暑くて倒れそう)

いやまあ、「明日に備えて濡れた服を乾かしてやろう」と言うお心遣いは有難いんですが

蒸れて不快ですお天道様!!

しかしソーラーパワーを充電する必要性のある(ソーラー男だから)旦那様は
是が非でも日向を闊歩する。
電車に乗るなど言語道断!末代までの恥!
と云わんばかりの武士(心意気は)の後に着いて歩いていけば、
七咲が太陽光に消滅するのが先か、ホテルに着くのが先か、の真剣勝負!!

そこにあらわれたるは、アンパンマンミュージアム!



「どうしたんだい、七咲!元気がないなら、僕の頭をお食べよ!」と
アンパンマンにアンパンをさしだされても困るので、ここも颯爽と通りすぎる!

疲労困憊の時に、あんぱんを食えと言われても、ちょっといただけないよアンパンマン。
(まあ人にもよるだろうが)

横浜を旅して、なぜかアニメに問題提起を(内心で)訴えかけることになろうとは。

旅とは奥深いものだ。

という思いを抱いて、ホテルにチェックイン!い、生きてる!!



  

こうして、太陽に消滅させられる寸前で、一日目の旅を終える。

横浜に遊びに行こうかな、と思っている皆様に朗報(?)です。
観光案内書などで配っている「はまっぷ」という地図に載っているエリアは

全て徒歩圏ですから。

(マリノスタウンから外国人墓地までを網羅して実証ずみ)

旅のしおり

2010年06月22日 | 日記
さて?旅行雑誌を3冊も熟読し、
全ての(雑誌に掲載されている)観光地は脳内で巡ってしまったので
今更わざわざ現地まで赴かなくても、…ねえ?な感が無きにしも非ず、の今年の旅行は

横浜・鎌倉です。

交通手段は基本的に「徒歩」という我々にとって
鉄板中の鉄板、という固い観光地を回るのがモアベター(笑)です。
おのぼりさんといわれようと、ミーハーと思われようと
メジャーな観光地に馳せ参じる!これが、「旅行」です。

この基本姿勢を貫いて、旅のしおりを七咲が作成します。

去年の長崎・広島のしおりはパソコンで作成して、配分地図観光施設情報イラストetc...
小学校の修学旅行しおり作成担当者ですか、とうぬぼれられるくらい、
あまりにも完璧な出来だったので、周りに配りたいくらいだったのですが
今年はもろもろの事情により、コクヨのノートに手書きです。

あまりにも久しぶりに字を書いたので、「横丘」とか平気で書いちゃったりしてるしおりですが
頼まれもしないのに、ここに計画を発表します!

友人知人の皆様、お土産のリクエストは、本日中なら受け付けます。(受付期間短ッ!)
はりきってメールください♪



  

一日目(始発で5時出発、9時横浜到着)
 山手
 港の見える丘公園
 中華街
 山下公園
 赤レンガ倉庫
 日本丸メモリアルパーク

うん。これだけ回れば、「横浜に行ってきた」と云っても差支えはないような気がする。

迷ったのは、山手。要は異人館めぐりだと思うのだが、…これ必要か?
神戸でも長崎でも、異人館めぐりはしてきたんだが。
(こんなにお宅拝見ばかりしてると不動産購入の予習でもしてるのかと錯覚しないか?)
と思ったものの、
横浜関係で、旦那様が唯一発した「ブリキの博物館面白そう」という一言によって
山手が外せなくなる。

山手に行くなら通り道の中華街もついでに行くべきか、という事で中華街も詰め込む。
中華街は、若かりし頃、神戸の中華街でさんざん遊んだのだが。
まあ、よしもと水族館とかいうのがあるしな。関西人なら行くべきか?
でも七咲は「エセ関西人」と(身内で)評判なくらい、関西には疎いのだが。
(よしもと新喜劇も通天閣もびりけんさんも道頓堀も日本橋も知らなかった)

その後は、時間まで港をうろつけば十分だろう。
惜しむらくは、「去年なら開港博をやっていたのに」、という友人情報だ。
なんでわざわざ今年に横浜?とメールがくる。
そういわれれば、開港博ニュースで見た、かもな…、というくらい、
地方の人間は各地のイベントに疎い(お前だけだと言われると耳が痛い)。

なるほど、観光PRの困難さを思い知らされる。
(ウチは橋本知事が頑張っているが、余所からすれば屁でもないんだろう)
 


二日目(早朝から行動開始)
 由比ヶ浜
 鎌倉文学館
 高徳院
 長谷寺
 鎌倉
 小町通り
 鶴岡八幡宮
 円覚寺
 北鎌倉

もっとも有名どころだけチョイス。徒歩でどれだけ回れるかが不安だったので
ここは現地で調整(増やしたり減らしたり)すればいいだろう。

鎌倉文学館は地図で見ると通り道にあったので入れてみた。
なんだかわかんないけど。
まあそこに限らず、他の観光地もよく知らない名前ばかりで、正直、雑誌を読む前までは、
鎌倉の大仏さんは見とかないと!でもどこのお寺かわかんないや!!状態だった。

あまり関心がないのも困りものだ。

まあ大阪にすら興味がなかったほどだからな、と思うものの、
関心がないのと学がないのは違うよね、と卒業と共に捨ててきた学業の回収の必要性を
感じずにはいられない。
あ、鶴岡八幡宮は大イチョウが倒れたニュースで(個人的に)馴染みがあるか。

そうそう。
鎌倉で唯一行きたかったのはホットケーキで有名なお店。(そこ!?)

三日も時間がある中での15分くらいなら七咲の希望を叶えてもらえるかも!と思って
勇気を振り絞って「ここに行きたいのだ♪」と主張したのに、「行かんでええわ!!」と

旦那様に一蹴される。

これでもう行かないことが決定されたので店の名前も場所も忘れてしまったが
いーもん!いつか仲良しの子と行くもん!と腹の中で誓う。懲りない。

I'll be back!!

…いや、まだ鎌倉に行ってもいないっつーの。



三日目(15時出発、18時帰宅)
 横浜近代美術館
 みなとみらい21
 他


…これ、寂しい?

いやいや、三日目は回り切れなかった所のフォローに充てるのだ。
美術館博物館好きの旦那様の為にあるような三日目と云っても良いだろう。
好きなだけ美術館と名のつくところを回ってくれて良いと思う。

その際には、アンパンマンミュージアム、とかにも立ち寄るべき?
七咲はアンパンマンをちゃんと見たことがないんだが。
そしてあんぱんも左程好きではないんだが。
(あんぱんもたいやきもまんじゅうも、あんが「ちょっと」ついた皮がすき)
(中身のあんはまるまる、その時に隣に居る人にたべさせる)
いやいや、いいのだ!
美術館博物館は参加することに意味があるのだ!自己発掘の宝庫なのだ!
興味がなくても片っ端から突撃することをお勧めします!


以上、横浜・鎌倉通の人には「?」かもな観光コースを、堪能してきたいと思います。




  

今回の旅はパックツアーなので、宿泊地を二か所に分けられませんでした。
(いや分けられるけど高くつく)
なので横浜駅前のホテルに二連泊。

分けて箱根とかにも足を伸ばしたかったのですが、今回自分ツアーを作成して
横浜・鎌倉だけで三日間がぎゅーぎゅースケジュール!!
(さすが観光地。こうでなくては)

七咲は乗りもの全般に極端に弱いので格安バスツアーには参加できません。
移動手段もおのずと限られてきます。
そういう意味では、観光地が密集している地域は大成功です。
行く前から宣言していますが、大成功です。
(過去、福井県に行った苦い記憶が言わせずにはいられないこのセリフ)
(過去日記もこっちに転載しようかどうか思案中(笑))

そうして大成功を宣言する締めは、お土産。

お土産と云えば「鳩サブレーですよ!」とメール貰った。

今やサブレはスーパーでも買えるのに、それでもやっぱりご当地土産が堅実ですか!!

と、いつも奇天烈な土産物を探すことに躍起になる七咲はちょっと反省。
(たとえば京都のおたべなら、王道のあんこではなくてプリンとか入ってるのを買っちゃう)
いつもネタ重視でお土産選んでスミマセン。でも本人は面白いのでやめられません。

ブログでもお土産記事をたくさん書けるように、ハリキッテ行ってきます!

ひとり読書週間2

2010年06月15日 | 日記
懲りもせず、ふたたび借りた本の話です。

なぜ自分の読んだ本の話をしたがるのか。(感想文は苦手なくせに)
答え。

他に世間と繋がる術がないから。

術がない、というか、「動機がない」、というほうがぴったりくるのだが。

いえ、大丈夫です。世間的には寂しい人のように見えるかもしれませんが
当人は至って寂しくも虚しくもない人生です。


  

ということで、借りた本はこちら。

横浜’10<中華街・みなとみらい21>/旅行雑誌
るるぶ横浜鎌倉ベストセレクト/旅行雑誌
くらのかみ/小野不由美
風が強く吹いている/三浦しをん
南の島の星の砂/Cocco
もえほん紅版さるかに合戦/絵本


また借りてるよ!旅行雑誌を!!

ハッキリ言って3冊も熟読して、
すでに横浜に行った気分(おなかいっぱい)に、なっているので
もう行かなくてもいいんじゃない?って感じだが。

3冊借りて思った事。
まっぷるよりるるぶの方が好みだな、という新発見。
雑誌なんてどれも同じだろう、と思っていたのだが、ちゃんと個性がある!という事に
驚いた次第だ。
(七咲にとって雑誌とは「美容院で一人ほっとかれる時に与えられるもの」なので)
あ。
これはあくまでも「好み」であって、どちらが「優れている」とかいうアレではございません。

■くらのかみ。
「かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランド」というシリーズで
続々出版されているらしいのだが、七咲はそこじゃなくて作者名で選んだ。
十二国記からのファンだったので。
児童書らしく、すぐ読める。
そして、他の作家さんのラインナップもものすごく気になるので、
このシリーズは見かけたら借りてみようかな、という気になる。
(初めての作家さんとの出会いにはもってこいだと思う)

■風が強く吹いている。
これは映画になったり舞台になったりマンガになったり、と幅広くメディア展開されている。
前々からものすごく読みたかったものの、なかなか貸出の波がとぎれなくて
今回ようやく、棚に戻っているのをすかさず借りた。
とある大学の陸上部が箱根駅伝にかけた1年間の話。(で合ってるかな、説明…)
500ページちかくあって、うち200ページ近くは箱根駅伝のレース展開が繰り広げられるのだが
10区間とも感極まって涙が止まらず、一区間ごとに給水しないと(七咲が)
水分不足で倒れるかと思った(七咲が)ほどだ。
すでにもう2回読んでしまったので、今すぐにでも買いに行く気満々だ!!
(多分、また何千回も読み返すだろうから)

■南の島の星の砂
Coccoの絵本。
本当は、Coccoさんの台所、というエッセイを探しに行ったのだが見つけられず
(図書館のジャンル分けがイマイチ理解できない)
代わりに絵本を見つけたので速攻借りる。
絵本なのでその場で読み終えるくらいだが、ぜひとも持ち帰って
家の中に招きたくてたまらない衝動に駆られたので。
(「南の島の恋の歌」の方は家にある)

■さるかに合戦
これは、Coccoの絵本の隣にあって、思わず手に取る。
そしてブログのネタになりそうだと思って恥ずかしげもなく借りる。
そう、表紙からしてかなり恥ずかしかった。だって「もえほん」なのだ。(萌え+絵本)
萌えだけあって、なんか絵が乙女ゲームみたいな絵で斬新!

今流行の、擬人化を押しだした「さるかに合戦」だろう、と予想をつけて借りてきたのに、
(牛フンが陰のある美青年。勿論親かにさるうすも美青年。子かにくりはちは美少年)
かなり違った。
その場で確かめろよ、って話だが。

<この絵本には多大なフィクションが含まれています~略~
想像力をフル活用してお楽しみください>


とある。

勿論、借りたからには
この「もえ」が理解できない世代になってしまった乏しい想像力をフル活用して読み解いた!!
(ネタばれ?になりそうなので、独力で読み解きたい方は以下、飛ばして下さい)

領主(蟹)はオニと呼ばれる一族を退治し一人残されたオニの子供(猿)を引き取る。
領主(蟹)の元で二人の子供(子猿と子蟹)は仲良く成長したが大きくなったオニの子供(猿)は
オニの記憶を取り戻し、領主(親蟹)を殺めて逃走する。
領主の子供(子蟹)は、仲間(臼と牛糞と栗と蜂)をひきつれて親の仇打ちを果たす。

というストーリー展開だと思われる。
(この話自体は王道的ながれなので絵だけで十分推測できる)
しかしその絵に、有名なさるかに合戦の文章が載っているので、非常に混乱する。

何を狙っての効果なんだ。謎だ。何度読んでも謎だ。

普通に、この絵に会った文章でもいいんじゃない?
てか
猿をオニにしちゃうんなら、「ももたろう」の方が良かったんじゃない?と思っていたら
「ももたろう」を題材にした「もえほん」もあった!!(折り返しにシリーズ紹介が)
おおう、めでたしめでたし。「萌え」恐るべし。

そういや昔、りぼん作家が絵を描いた絵本があったんだよな。
あのシリーズで、太刀掛秀子の「青い鳥」が欲しくてたまらなかったんだよな。
子供の頃、高価で手が出なかった物は、大人になった今でもプレミア効果で手が出ないんだ。
旬のものは旬のうちに、って事だよ。

というのが、このももたろうを読んでの感想。(おい)

「(予想通りの)擬人化だったらもう少しくらい萌えたか?」と思う七咲はまだまだ甘いのでしょう。
子蟹は<美少年>じゃなくて<美少女>でした。
全てに完敗です。



  

いやあ。

この「もえほん」を、誰が、どうして、図書館に入れようと思ったのか。

そこがものすごく気になる。

多分、リクエストか何かだろうと思うのだが(違ったらすみません)、

そんなにホイホイとリクエストは叶えられるのか?!図書館の予算はどうなっているのだ?!

と、叫びたくてたまらない本がいっぱいある。

高河ゆんのイラスト集とか。(嬉しかったけど)
ゲームの攻略本とか。(悲しかったけど)←2800円も出して買ったから。
数々のマンガとか。(その作者の代表作はそっちじゃないよ!と物云いつけたい)

すごいなあ、図書館って。
あらゆる好奇心を駆り立てるよなあ。

iMacを壊しちゃった

2010年06月11日 | 日記
僕の大好きなiMacライム 自分で買っちゃったiMacライム

とっても大事にしてたのに 起動で画面が暗くなる~

どーしよ(oh!) どーしよ(oh!)

お!ぱっきゃまらど ぱっきゃまらど ぱおぱおぱぱp・・・・(錯乱)



などと、頭の中で一日中、「ぱっきゃまらどぱっきゃまらど♪」とエンドレスリピートですが。

すごいですね、「お ぱっきゃまらど」。
フランス語で意味は諸説あるらしいですが

これほど、今の七咲の錯乱状態を見事に表す言葉もありませんよ。



  

というわけで。

10年連れ添ってきたiMacライム、名前は「R2」が壊れてしまいました。
もう尽くせる限りの手は尽くし、他に手立てがないので、修理屋を呼ぶしかないのですが。

実は2年前にも一度、修理屋を呼んでるんですよね…

Apple公式の修理センターは、修理費、一律5万円です。
すごいでしょ?どこがどれだけ壊れてても、5万円なんですよ。
逆にどこも壊れてなければ(単にこっちの操作ミスだった、とか)
配送費は往復ともAppleもちで、完全無料で返してくれます。

しかし修理個所は完全申告制で、「ここを直してください」と云えばそこは完璧に直してくれますが
使用者が気付かない不調や不具合は一切、調べてくれません。(関係者談)
だから修理に出す時も、しつこくしつこく「他におかしい場所はありませんか?」と聞かれます。
(聞かれたって、素人にはどこがどれだけおかしいか解らないっつーの!)

前回、修理を依頼した時は、起動しないという事と、CDロムの挿入口が反応しない
(CDが入らないからリストアがかけられない。リストアできれば再インストールで自力で直せるのに!)
という二か所をお願いして5万円。

そこは完璧に治りましたよ。確かに。

でも起動して初めて、どこが悪いか解る事ってあるじゃない?!

退院して普通に起動してくれるようになったiMacに、周辺機器をつなぎ直していると
USB接続口も、反応が鈍く、3か所あるうち2か所がほぼ役に立たない事が判明。

そんな事が今わかっても後の祭りだってんだよ、こんちくしょう!

という思いで、だましだまし、満身創痍のiMacを使ってきたわけですが。
(満身創痍なので、上にも下にも置かぬ扱いを心がけていたのですが)

また同じ個所が!!(涙)

いやだもう。(あ、本音が)

ええ、10年前のパソコンですよ。
もうインターネットだって最近のシステムにはついていけず、
このブログの管理者画面にログインするためのパスワード画面にさえ対応していませんよ。
周辺機器も、ほぼ骨董品ですよ。
それがなにか?!と周囲には自棄のように触れ回ってますが、
その時代遅れ感は自分が一番解っているともさ!

という葛藤で、修理するか否か、究極に迷うんですよ!!

またここで5万払えば、修理費だけで10万だよ。
(そして退院して起動して何かほかの不具合が見つかるにきまっている)

だったらもう新品買っちゃえよ!(悪魔のささやき)

つーか、WindowsXP(デスクトップ)とWindowsVista(ノート)があるんだから

もういいだろ!!

と、脳内で、ぱっきゃまらど♪ぱっきゃまらど♪ …と甲高い錯乱が続くわけです。

Windowsが二台もあるくせにMacにこだわる理由は、
フォトショとペインターとイラストレーターとページミルが入ってるからです。
このソフトたちをWindows用に買いかえるだけで40万程かかるんじゃ…
という貧乏根性です。(今、このソフトたちがいかほどの値段なのかは知りませんが)

とはいえ、もうそのソフトたちを使いこなす気力はないにしても(ウインドウズで十分にしろ)
このiMacは10年の苦楽を共にしてきた「弟」だと思っているので、おいそれと手放せません!
(勿論、墓には入れてもらう予定)

旦那様に「捨てろー捨てろー」と言われ続けて5年、どうあっても手放すつもりはありませんが
起動しないオブジェと化している姿も、物悲しくて耐えられません。
たとえ骨董品だろうと、七咲が「やあおはよう」、とパワーボタンを押せば
「おはよーちゃん!」(←起動音はホントにこう聞こえる)と起きて欲しいんですよ!

それが人情ってものでしょう!!




…いや、機械に人情を求めるな七咲よ。




わかってますよ?自分でも、植物と云い、iMacといい、もろもろの機械たちと云い

尋常でないほど感情移入するのはやめよう

といつも思うんですけど…
今のiMacの姿が哀れでならないのはどうしようもない現実なのでした。

ひとり読書週間

2010年06月08日 | 日記
最近の図書館はこんな風に、借りた本のレシートが出てくるんですね。
と数年前、久~しぶりに図書館に行って、その進化ぶりにちょっと驚きました。

このレシートの良いところは、返却期限も印刷されているので
冷蔵庫横のカレンダーに「ぴっ」と貼り付けておくことができ、延滞防止に一役買ってくれる所です!
(前はカレンダーにいちいちメモしてたのに)

そういう具合に、忘れっぽい七咲はこれを重宝しておりますが、
忘れっぽくないしっかりした人たちが多いのか、このレシートは栞として重宝されているようです。
借りる本借りる本、8割の確率でこれが挟まってます。

となると、俄然、興味が出てくるのが、

「この本を借りた人はどういう人なのか」

という事。

個人情報が口うるさく言われる昨今、こんな形でどこの誰とも知れない個人情報が明るみに!
…明るみにはなってないか。
ひそかに明るみに。つつましく明るみに。なんかそういう雰囲気。

七咲と同じ本を借りた人は、他に何を借りているのか、そのタイトルから人となりを想像してみる。
これは小学生だな、とか、お母さんと子供が一緒に来たんだな、とか、仕事と趣味の本だわ、とか
人の履歴が、ものすごく面白いです。

あとは、七咲と同じ本を借りた人が呼んでいる本、も解ったりするので、そっちの本にも興味が出て
新しい分野の発掘にも大貢献!

なんだか、小学校の図書室で本を借りまくっていた時を思い出します。

七咲の小学生時、
図書室の本は表紙の裏に借りた人の名前と貸出期間がいちいち記入されていたので
自分が読む本読む本、一足先に同じ名前が並んでいたりして
学年もクラスも知らない誰かを、友達みたいに思っていた頃もありました。
(読む本の趣味がばっちり一緒)

レシート一枚で、こんなノスタルジーも味わえるという、ハイテクとアナログの共演ですよ。
(レシートはハイテクか?!)




  

余談ですが。
七咲が小学生でハマっていたのはSF。ひたすら宇宙小説とか科学小説を読み漁る。
今でもあのシリーズは読み返したい、と思うくらいで、中でも鮮明に覚えているのが
「光る雪の恐怖」…だったかな。(全然、鮮明じゃないじゃない)
そのあと、中学でファンタジーの無法地帯にハマる。これは作者も題名もほとんど覚えてない(何故?)。
高校生くらいまでは読むより書く方が面白くなって、大学ノートにがつがつ書きまくる。
(100冊を優に超える。腱鞘炎になった程)
社会人になってコバルト文庫にはまる。社会人なのに。
結婚してからは小説から遠ざかる。
何故なら、小説は読みだすと一時中止が出来ない性質なので、家事に差しさわりが出まくり。
(「模倣犯」を読んでた時は夜寝る間も惜しく、二日貫徹で読み切った。当然、仕事に支障出まくり)

そういう流れで、軽~く小説を読むくらいの本好きですが。
最近、また図書館に行ってみるか~、と思い借りてきた本。

るるぶ「横浜・鎌倉2008」/旅行雑誌
フェルトでつくる花/手芸本
まほろ駅前便利多田軒/三浦しをん
仏果を得ず/三浦しをん
ブレイブ・ストーリー上下/宮部みゆき

です。

るるぶは、今月旅行するので、一応土地の雰囲気を感じたくて。
都会!横浜って、都会!!(雰囲気を感じてみた)
さすが、「二人の~世界、いつまでも~♪」だ。
そう言いたくなる気持ちもわからんでもないかもしれない。
(…七咲が云いたくなるかどうかはともかく)

フェルトは何か作りたくて。
でも読んだだけで作った気分を味わえたので、作ってはいない。
(ある意味お得?)

まほろ駅前~、は直木賞受賞作。
この人はエッセイでは初期からのファンだったものの(エッセイは迷わず本屋買いに走る)
小説はちょっと付き合いにくい、と感じて控えていたのだが
(何しろ読んだ端から小説の枠を飛び越えて自分の人生観まで見直してしまう始末で)
あれから年月も経ったし、自分も変わったし、久しぶりに読んでみたい、と思い、まずはこれを。
やっぱり人生観を見なおしたものの、
昔のように、自身を見直してもへこんで立ち直れない、というような事はなかった。
やっと大人になったな、自分。(どういう感想?)

本との出会いは、その時の自分がどのような状況下にあるかで、
相思相愛になれたりなれなかったりする。
だから昔読んで「受け入れられない」と思った本も、年月を置いて読むと、異常に感動したりする。
そうでなくても七咲は気に行った本は何十回と読み返すので、同じ本を読むのは苦にならない。
(もうぼろぼろになってる本もある)←ページを紛失してもう一冊買ったりする

仏果~、は、まほろ~の隣にあったものをチョイス。
挿絵が明るかったので、まほろが駄目でもこっちはいけるかも(久しぶりの再会の導入として)
という単純さ。
文楽のお話で非常に文楽に興味が持てた!!
…が、これを読まなければ、
日本人なのに文楽に触れる機会もないまま人生を終えていたんだな、
という気分になる。
(文楽が一体何をしているものか、という事さえも興味がなかった)
読み終えたら文楽へ!という帯の文にも納得できる。伝統芸能の継承の一端だ。

ブレイブ~。
これは友人に連れられて、映画を見に行ったことがある。
その映画の結末が、どうしても!納得できなかったので、これは原作を読まなくては!と
かなり前から思っていたのを、今回やっと実現。
(その前に、ゲド戦記の映画を見て、全体的!に、どうしてもどうしてもどうしても納得できなかったので、
これは原作を読まなくては!と思って先にゲドの方を読んでいたりした。
なるほどゲドの原作は納得の出来だった)

今、上巻を読んでいるが、わりと序盤から納得。

原作つきの映画は、原作を読まないと気が済まない。
(逆に原作を読んでいれば、わざわざ映画を見ようとは思わない)
しかし、原作を読んでも
映画監督が何を意図してその場面を省いたのか、道筋を変えたのか、結末を台無しにするのか

サッパリわからんことが多い。

その中でのブレイブ~。
七咲は「映画のED完全否定派」ではあるものの
あのEDがあるからこそ小説のEDの痛みに向き合えるというか…
たとえるなら、ご都合主義を否定するからこそ救いのない痛みを受け入れられるというか、
うまく言えませんが、なんかこう、そういう自分の弱さを知った次第ですよ。
(そう、思わず小説は最終話から読んだ)
読み終わったらビデオ借りてもう一回見てみたいかもしれない、という貴重な体験をする予感。
映画と原作の奇妙な関係。




以上、ちょっと文章の腕慣らしの為に書いてみた、読書週間記録。でした。
感想文は苦手なので、まあ、事実のみをさくさくと。

(わずかでもいい、毎日のように怒涛の文書を繰りだしていた頃の破壊力にあやかりたい)

500kcal

2010年06月06日 | 日記
前日の続きで。

「体脂肪計タニタの社員食堂」のサブタイトルは

500kcalのまんぷく定食

である。

ご飯、汁物、サイドメニュー2皿、メインメニュー1皿、の計5皿。
確かに、これで500kcal、って云われると大抵の人は驚くかもしれないが
七咲はもっと別の所に驚く。

毎日この量を食べたら七咲は逆に太るぜよ!!

太るぜよ、というか、絶対食べられない量だ。

七咲は、痩せの大食い、の反対で、デブの小食い、なのだ。
ご飯を茶碗に1杯、おかずは小皿に1つ、で十分に足る。
だから外食も、絶対「定食」とか「レディースセット」とか「ランチ」とか
半分以上、食べ残す。

食べ残す、と解っているのでわざわざそういう所では食べないが。
(付き合いでそういう店に連れて行かれると、連れが1.8人分は食べるはめになる)
たとえばマクドでも、ハンバーガーとコーラで足るので、200円で食事は終わる。
100円マック万歳だ。

そういう人が一人いる家庭の「二人分のご飯」、としては多すぎる!
(いや、この本に限らず、ほとんどのレシピで言える事だが)

多すぎると解っていながらも、
一応、試しに本の通りの「定食」を作ってみたものの、案の定、食べきるのに2食分だった。
(つまり二日分の夜ごはんになった)

そうして、本の通りに定食を作ろうとする、融通の利かない七咲は
旦那様に諭される。

二人分つくろうとするな

でもレシピはどうしても二人分なんだけどな。と思っていると以心伝心か。

タニタ定食を作ってもいいけど、2品だけ!作るように!



…いえーす。了解です。




  


定食メニューの5品目のうち、2品ずつ作るように諭され
わざわざ「定食」本を買った意味が早くも崩れ去っておりますが、仕方ありません。
悪いのは一度に少量しか処理できない七咲の胃袋です。

というわけで、次回からは少量作るとして、以下、七咲が実際に作った実況中継。


  

まず第一日目(1ページ目)から順番に作ってみようと思う。

白飯
根菜とひき肉のしぐれ煮
里芋のりまぶし
ほうれんそうともやしの和え物
買いわれ大根の澄まし汁

メニューだけ見てると、そう多くはなさそうなのだが、この一品一品が曲者である。
なにしろ、とんでもなく使用する材料が多い(七咲的に)。
三食をこの「タニタ定食」通りに食べたら、一日30品目、とかいうのを楽々クリアできそうだ。

ま、それはいいとして上から順番に。

根菜のしぐれ煮。
普通の和食です。根菜入れてダシ醤油で味付けする系の、煮物です。
作り方自体はそんなに難しいメニューはない、というのも、この本の購入動機なので
(これなら本はなくても作れそうだから買わなくてもいいのでは?と迷ったくらい簡単)
本を見ながら作るのは煩わしいと思う人でも、ちらみで作れるハズ。

しかし、一点だけ、どうしても解せない箇所がある。

おいおい、だし汁100ccで煮物が出来るか?!

と、大いに戸惑う。
「蓮根人参タケノコきくらげシイタケきぬさや糸こんにゃく豚肉ミンチ」という
この大容量を、だし汁100ccで?!ほんとに?!

あ、煮物じゃないのか。(いや、15分煮る、とか書いてるし)
まあ二人分だから、100でもいいのか。(二人分だからと見過ごせる量ではないが?)

そんな不可解な点を抱えながらも、七咲は自分よりも本を信じて
切った材料を炒め油が回ったらだし汁と調味料を投入!
さあ15分煮てみよう!

と、15分。

いや、15分も、もたなかった。6分にさしかかった辺りで煮汁がなくなる。

これ、圧力鍋のレシピなら頷けるんだがな…

と思いながらも火から下ろす。
もう一度だし汁を同量作って煮てみようかと思ったが、下ゆでしてそこそこ煮えているので
あとはレンジで加熱調理するか…、と諦める。

次に、里芋のりまぶし。
これは里芋の煮っ転がしにアオノリを混ぜてカタクリでとろみをつける、まあ煮物の類。
そう、これも煮物の範疇だと思うのだが。

里芋を煮るのに、だし汁が60cc。

驚異的だよ、そのだし汁の量!!
と慌てふためき、下ゆでするのか?と、下ゆで工程を探すものの
わずか6行のレシピにそんな記述はない。

あり得ないと思いつつ、それでも七咲よりも本を信じて、里芋を15分ゆでる。
当然、15分も持たず、もたないどころか、鍋が焦げ付いて使いものにならなくなる。

黒煙を上げる鍋を火からおろしながら、思ったことは。

まあ、そうだろうな。

でしたよ!!

あり得ない、と思っていただけに、わずかなショックさえも感じず。
もう一度チャレンジする気にもならず、鍋の焦げを洗う。

いや、あり得ないと思っていたなら、鍋から目を離すなよ!って話ですよ。
それよりも、その前に作った根菜のしぐれ煮で何を学んだんだよ!って話ですよ。

全く学習しない、レシピ本信者の七咲。

この里芋のりまぶしを作っている間に、…じゃなくて、焦げ付かせている間に、
ほうれんそうともやしの和え物、を作っていたので(鍋から目を離していた原因)
そっちは特に問題なく出来上がったんですが。
(これはゆでて調味料で合えるだけだったから)

なにせ里芋がショックだったので、その次の澄まし汁を作る気になれず…
(ショック受けてるじゃん!!)
ここでストップ。

あまった糸こんにゃくと蓮根できんぴら(七咲自分勝手レシピ)を作り、
余ったほうれん草ともやしで胡麻和え(七咲自分勝手レシピ2)を作る。


無駄に疲れた…(全体のうすぼんやりした感想)


そういう訳で、今夜の定食は!

白飯(たまごかけごはん)
根菜のしぐれ煮(レンジ仕上げ)
ほうれん草ともやしの和え物
糸こんにゃくと蓮根のきんぴら
ほうれん草ともやしの胡麻和え

あ、ちゃんと5品目になってるなってる。500kcalじゃないと思うけど。
の、七咲定食の完成です!!


果たして。


きんぴらと胡麻和えは完食!しぐれ煮と和え物は全残!!という、初日から

タニタの「タ」の字もない夕飯でした。



500kcal定食を極めるのには、料理下手な七咲では並々ならぬ修行が必要そうです。




  

そう、今回の騒動は「料理が下手」な七咲のせいであって
この本には落ち度はないという点を踏まえておいていただく事をお願いします。
料理のレシピも、観葉植物の世話と同じで、本に書いてある情報を鵜呑みにしては
成り立たないのです。
(経験と応用がモノを言う)

事件は本の中で起きるんじゃない、現場で起きてるんだ!!っていうあれですよ。

というわけで、下手なりに大騒ぎして作ったた料理を
食した感想。

しぐれ煮。
うん、にんじんとれんこんとたけのこの味がするよね。って感じ。
ウマイ不味い、以前に、煮物の味が全くせず。
しみてない、っていうよりも、素材の味に調味料が勝てない、という印象。
七咲は嫌いじゃないですよ?

和え物。
ほうれん草ともやしとトマトだよね、って感じ。
以下同文。
ええ、嫌いじゃないですよ?

あ、あと。

どうしてもだし汁の100ccが納得いかなかったので、後日

同じ分量で圧力鍋で作ってみました。

ええ、上手にできました。(しかも3分で)

以降、煮物系を作る時は、だし汁が驚異的な量である場合に限って

勝手に圧力鍋を使おう(意図せぬ方向に学習)

と心に決め、まだまだこの本で修行を積む次第でございます!!
(どんな時もやる気だけは十分ある)

ぞうさん

2010年06月05日 | 日記
と~おちゃん、と~おちゃん、おーなかがでかいのね♪

そーよ♪

かあちゃんも、でーかいのよー♪



…などと日々歌ってしまうのは、どーしたものか。



うちは、旦那様を「とーちゃん」、七咲を「かーちゃん」、と呼び合う。
(子供もいないくせに)

そのうち「ちゃん」を省いて、「とん」「かん」と呼ぶに至り
調子こいてると、「とんとん」「かんかん」と呼ぶ。

上野動物園のパンダか!

(と脳内一人突っ込みで、吹いたことが…)




   

外見もパンダなみにメタボ同士なので、
図書館や本屋に行くたびに、「ダイエット」とか「健康食」とかいうレシピ本を、読みあさる毎日ですが
こんな本を見つけて、また懲りずに買ってしまいました。



七咲的には、旦那様の外見がぞうさんだろうがパンダだろうが気にしないんですが
(おでぶさんだろうと髪の毛がなかろうと、それくらいで旦那様への忠誠心は揺らぎませんよ?)

旦那様には市長から敬老表彰状を貰うくらい長生きして欲しいものだ!

と思っているので、できれば健康のために、

10kgくらいはダイエットして貰った方がいいんだろうなあ、

と、あれこれ悩みはするものの、自分も、
「せめてあと2kg痩せたい(いや、理想体重ではなく、単に結婚前の目方だ)」と
3年も!思っているくせに

わずか2kgが痩せられない!

というダイエットの摩訶不思議を知っているので(七咲の場合はただの自堕落ですけども)

かなうなら、あれこれ口うるさく言うよりも、気がついたら何か痩せてた!というような
そういう無意識ダイエットで良いんだけどなあ、という緩い後方支援しか出来ない気弱さで
なんとか日々の食事で減量できれば!という動機なんですが。

その緩い後方支援の要となるでしょうか?
「体脂肪計タニタの社員食堂」レシピ本。

いや、炊事場の料理本置き場には、5冊もダイエットメニュー本があるんですけどね?
それはひとまず棚上げしますかね?

何が増産されるやら、わかったもんじゃないですな。

おい

2010年06月03日 | 日記
とある地方の母子手帳。

お隣の国の遊園地をどーこー言ってる場合じゃないくらいには、
あのくまさんだよ!と可笑しかったんですけど。

根性悪く勘ぐるならば、
体は最初黄色っぽい色で塗っていたものの、「さすがにこれはズバリだよ!」
と、突っ込まれ、「じゃあ白クマということで!」 と、
黄色の上から白を塗ったかのように、下地の色がごまかしきれてないような、
そんな気がしてならないんですが。

そんなことはどーでもええのんじゃあ!!の顔。



将来的に肖像権で文句を(本人に)言われそうなので、彼の写真はこれっきりくらいにしておこう。

お蔭様で2ヶ月遅れで頑張ってます。


仕事が速い!

2010年06月01日 | 日記
レチューザ来たよ!!
なんでだ!なんでこんなに早いんだ、Amazon!!
ぽちった瞬間に配送便がスタートダッシュか!!

福屋工務店もビックリの仕事の速さだぜ…


■ ■ ■

本とかCDとかゲームとか、そういう、「いつもAmazon買いしているもの」は
大阪の堺に倉庫が来てからは(ご近所なだけに)、翌日届いたり(在庫があれば)してたものの
まさか、植物の鉢まで、こんな速さで配送されるとは思わなかった。

そんなに早く到着されても、

まだこっちの準備が整ってないっつーの!!

明日、観葉植物の土買いにいかなきゃだよ…


■ ■ ■

この底面潅水システムの鉢、レチューザは、もちろんAmazon以外でも買えるんですが。

最初はAmazonでも取り扱っているとは思わなくて(何せ本・CDくらいでしかポチらない)
ヤ○ーのショッピングサイトで買おうと思って、「最終確認」画面まで手続きしてたんですよ。
それこそ、あとは<購入する>をクリックするだけで、注文が通ってしまう寸前です。

そこの販売サイトは、

配送料1500円~(地域によって異なる)、配達日は入金確認後1~2週間

という、まあ普通のネットショッピングの常識範囲内の設定だったのですが。
(だから別に何の不満もなくさくさく手続きしちゃってたんですが)

クレジット番号をあっちこっちのサイトに振りまくのが嫌で、
已む無く銀行振り込み(さらに手数料がかかるのでやや躊躇う)にしようかと迷っていたら

「なんでAmazonで買わへんの」と

旦那様の神の一声が!

旦那様にそれを言われなかったら、Amazonでレチューザを取り扱っているかどうか調べる事もないまま、
検索で一番最初にヒットしたサイトで購入する所でしたよ?

配送手数料500円で、三日以内に届けてくれる奇跡が在るとも知らず!!

(Amazonで「レチューザ」を「検索」して、該当した瞬間、
正座したまま3センチほど飛び上がったと思う。歓喜のあまり)

流されるまま生きて行くのも、時として可もあり不可もあり…
云々かんぬん。




…という、ただの経験談ですので、決して、

そう、決して!!

営業妨害をする意図はないのですが
「Amazonでも取り扱ってますよー」という神の一声を、ここを訪れてくれたアナタにもおすそわけです。

レチューザ、買いたくなったらAmazonへ。
(へえ、七咲はどちらのまわしものでもござんせんよ)