ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

華があるにもほどがある

2012年04月07日 | 日記

ついに七咲ン家に、花鉢上陸!!

葉っぱ愛で隊、ラブ&リーフ、観葉主義、などなど、とにかく

葉っぱがすべて!

という感じを前面に出すぞ!なブログタイトルを考えていて

「葉っぱのミカタ」

などという毒にも薬にもならない中途半端なブログを立ち上げたこともあるほどに

花にはてんで食指が動かなかった七咲ですが

ついに禁断の「花」カテゴリーに手をつけてしまいましたよ!!

 

…という流れでは当然なく。

 

旦那様が、この春の転勤で「送別に」と贈っていただいたベゴニア鉢なのでした。

帰宅早々そのお姿を見たときの七咲といえば、

 

べ、ベゴニア(鉢)きちまっただ…

 

という感想に尽きるでしょうか…(--;)

とにかく、どえらいもんいただいてきてしまいましたな旦那様!という衝撃。

 

七咲、そこそこ花は嫌いではないですが、まあそれこそ花束をもらったりするとうきうきしますが

それは、めったに花と触れ合う機会がないから、が故の浮かれ具合と申しますか…

 

いうなれば、ファンクラブにも入会するほど大好きなアイドル、芸能人がいるとして、

(うん、個人的に、宮崎あおいちゃんか、蒼井優ちゃんか、マリコ様辺りだととてもイイ)

(というか、なぜ男性芸能人の名前が一人として思い浮かばないのか…)

そのアイドルイベントで、うっかり抽選の当たりくじをひいてしまい

「ツーショット撮影権」なるものを獲得してしまった気持ち、といえばお分かりいただけるでしょうか。

 

憧れの、宮崎あおいちゃんor蒼井優ちゃんorマリコ様、と写真が撮れるなんて!!

と天にも昇る気持ちというか、うきうきが過ぎてズキズキわくわく~♪と踊りだしたくなるというか

(実際そんな機会があれば、彼女たちの隣にぶっさいくなオブジェを並べたくない一心で辞退すると思うが)

まあ、とにかくそういう晴れやかな気持ちになるのが、花束ですよ。

 

しかし、その花束が鉢で来たらどうしますか。

 

ツーショット撮影権、なんてものじゃない。

「あなた色に染まります(ウフ。」と言ってくれる宮崎あおいちゃんだか、蒼井優ちゃんだか、マリコ様だかと、

一生をともにする伴侶権ですよ、伴侶権!!

そんなものに当選してしまったら、

 

息 の 根 も 止 ま る ぜ !!

 

ってなもんですよ。

 

そうです。

七咲、今まさに、息の根を止められようとしているところです。

 

 

  

いや、実際、息も絶え絶えで尽きようとしているのは七咲ではなく、ベゴニアなんですけど。

もうかよ!!はええよ!!!

と、錯乱する毎日…

 

七咲には過ぎたお方(ベゴニア括弧、鉢)がリビングにオワシマスそれはそれはもう

絵にもかけない美しさ、とでもいいますか、なんですか、

「うっわー!花鉢がひとつあるだけで、こんなに部屋が鮮やかになるもんか」

と、かなり新鮮な気持ちではいたんですが(うち、葉っぱ天国だから)、

それもベゴニア括弧、鉢、が部屋に鎮座した一瞬であり、次の瞬間には、

 

「この姿、1週間と持たないかもしれない」

 

と心底思い、携帯を取り出して、ベランダで撮影してました。

ある意味、これも新鮮な気持ち。

(葉っぱの新入りが来たって、配置場所を考えるより先に撮影する、ことなんてそうないしな…)

 

それが大体、2~3週間ほど前のことなんですけども。

 

もう、七咲ン家に来たときから、花が『ぼっとぼとぼっとぼと』落ちてる状態で、

これもいわゆる、環境になじむまでの通過儀礼か、と見守ってはいたのですが

次のつぼみが膨らむよりも花が落ちるスピードのほうが速く、毎日気が気じゃない!!

 

気が気じゃなくても、特に七咲がしてやれることはない。

してやれることと言ったら、まあ、ごっそり落ちた花を拾い集めるくらいで…

朝起きて落ち花を拾い、夕方に落ち花を拾い、気がつけば落ち花を拾い、と

と、ベゴニアのお世話が、違う方向にもう大変!!ひたすら拾うしかない!

 

しかも葉っぱと違って花って豪快!!

 

花びらじゃなく、花そのものがぼとりと落ちている様は、

シェイクスピアか井上ひさしが遭遇したらものすごい戯曲作っちゃうんじゃないの?!

ってくらい劇的(?)なんですが、いかんせん、七咲は凡人なもので

そこはなんの悲恋的名作も情熱的大作も生まれやしない。(そんな背景ないからな)

 

ただただ、花を拾って捨て、拾って捨て、する毎日。

世捨て人ならぬ、花捨て人。嗚呼、もののあはれ…。

 

…うん、それ単に掃除してるだけだから。

 

 

  

というわけで、ちっともベゴニアと仲良くなれないまま4月に突入。

3月末から今日まで特に忙しくて花を拾う以外に何もしてやれないもどかしさもあったんですが、

なんと来週からまた緊急で忙しくなるという有様…

 

次に記事を書ける機会があったときはもう鉢しかない状況かもしれん(涙)と思ったので

ひとまず、記事をあげておきます。 

そろそろ、七咲ファミリーのほうも新芽が動き出しているのでそっちのほうもなんとか

手を出さないといけないんですが…

ひとまず、この繁忙期の1週間をなるべく上手に乗り切ってくださいよ、

愛と葉っぱと、ついでにベゴ!(頼むよベゴ)


それっぽい

2012年04月06日 | 日記

今朝方、怨念に金縛りにされてたたられる恐ろしい夢を見た。

夢の中で必死に、「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と唱えてみるも

効果がない!!

 

なぜだ!お経を全部唱えられない人用に省略化された

ありがたい言葉じゃなかったのか!!

 

と焦る。(夢の中でも思考は、へ理屈っぽい…)

 

そして思いついた次の手が、九字だ!

漫画とか小説とか映画とかでいやというほど九字は聴くので(どんな趣味だ)

言える!と自信をみなぎらせたのに、まったく出てこない!!

そうこうしているうちに体は半分、暗黒な方向に引きずられている。

たーすけてーぇええ、と半泣きで、唱えていた。

 

オン・ソワカ・キリマンジャロ・ウン・ウン・ソワカ

オン・ソワカ・キリマンジャロ・ウン・ウン・ソワカ

オン・ソワカ・キリマンジャロ・ウン・ウン・ソワカ…

 

と、6回ほど唱えたところで、悪霊から開放された。か、勝った…(戦ってたのか?)

 

そういうわけで、暗黒方面に引きずり込まれることなく無事目が覚めたんだが

今日一日、この『なんちゃって真言』がずっと頭で回っている!!

たーすけてぇぇええ…

 

果たして、悪霊に勝ったのか、負けたのか、微妙なところだ。

(いやだもう!と思ったので記事にしてみたてへぺろ)


魔の時間迷宮

2012年03月27日 | 日記

パソコンの調子はその後いかがお過ごしですか。

はい、最悪です。

白い歯をキラリと光らせ、道行く人々を悩殺できるほどの笑顔で

そう答えたい日々を送っております。七咲です。

 

パソコンの時計が、ありえないことになってますよ。

延々と、14時を繰り返してます。

いつ見ても14時なので、いったいどの辺りに魔のタイムゾーンがあるのかと

にらみをきかせていたら(暇なのか)、15時になることは解りました。

なんだ、15時にはなるのか。じゃあ60進法が狂ってるわけじゃないんだな、と

やや気を抜いた数分後。

15:03の表示になった3~4秒後に、14:03に戻ってしまうことが判明。

 

もうお前は永遠に14時から抜け出すことはできないのだ

 

といわんばかりの呪いのよう。

いやだな、誰に呪われてるのかな。

酷使しすぎたパソにかな。

それとも5万の修理費をチャラにされた修理屋サンかな。

(人聞きの悪いことを…)

 

まあそもそも呪いの根源を突き止めても、反呪できるわけでもないので

ここはおとなしく、時間迷宮14時を楽しむことにするか…

別にパソの時計に頼らなくても生きていけるしな、とかなんとか構えていたのですが

(時計よりも他に問題が山積みだし)

 

いつまでたっても3月22日の14時を繰り返し続けるパソは意外と苦痛。

苦痛、ということに耐えられなくなってきた!!

(耐えてたのか)

(うん、わりと最初から苦痛だった…)←余裕ぶってたわりに

 

ファイルとかネットとかメールとかの問題でもあるんですが(いつでも3月22日)

一番切実な問題は、15:03から14:03に切り替わる瞬間、ネット回線が

 

ブツっと切断される恐怖!

 

(いま14:52なので、これも早く保存しないとそろそろ危ない)

(いや、現実時間は23時ですがね)

 

なんかネットがぶつぶつ切れるな、と七咲も切れまくった1週間でしたが

(ブラウザが悪いのかルーターが悪いのかプロバイダが悪いのか、と四苦八苦してたのに)

まさか時間迷宮と連動してるとは思わなかったですよ。

 

一応、狂った時計の対処法は2~3件調べてあるのでそれを試せばいいんですが

他の箇所もごたごたしてるので、どこから手をつけて良いやら状態ですが

暇になったら、一からまたひざ突き合せないといけないみたいです。

 

修理に出す前よりも不具合が手におえず、修理に出したその一切が諸悪の根源!

とさえ思える。

これが初期化の恐ろしいところです…ゆめゆめお忘れなさるな?

(何度も経験してるのにいまだに正しく対処できないとはこれ如何に)


なむさんだー

2012年03月22日 | 日記

またまたまたまた、お久しぶりです。

っていうか、こんなに「お久しぶり」が続くともう、これが通常営業って感じ?

じゃあお久しぶりですって挨拶おかしい?

てことで

 

おひさしぶりりんぐ!

 

現在進行形(?)にしてみた。

 

…いい具合に、壊れてます。

 

 

  

ええ、壊れてます。七作が。うおお。七作って。

もう頭が真っ白になって、5年来の相棒の名前も忘れ去られちゃった現実を突きつけられると

意外と悲しいな。

と思ったので、これを機に改名しようかな。

3つも4つも5つもあるブログネームを(ありすぎだ!!)、

いっそひとつにしたいと思ってたところだし。

 

ええ、そうなんです。壊れてたんです、ノートパソが。また。

 

で、自力でコレは治せない、と思ったのでまた店頭修理に持ち込んでました。

ああ、5年保障を二回も使っちゃったですよ!!

 

思えば、5年前に8000円の長期保障代金を払うかどうか迷いに迷って

しぶしぶ支払って、「8000円をぼろ儲けするいい商売だよな、長期保障って」

などとたわけたことを思いながら5年も使ってきたノートパソコンですが。

(家電が5年で壊れるなんてありえない、と思っていた当時)

 

5年の間に2度修理してもらったので、総額10万超えかかる費用が

ぼろ儲け!だったのは、結果、七咲のほうだったわけですが。

(陳謝します。ぼろ儲けとか思っちゃってすみませんでした!!)

 

帰ってきた5年来の相棒は、おつむがきれいさっぱり記憶喪失になって

戻ってきました。

 

これが初期化ということか!!

 

いや、知ってたけども!!

 

そう、知ってたんですよ?

修理に出すときに、『初期化に同意します』っていう誓約書を書かされた店頭で、

「前回は初期化を免れただけに、今回こそは初期化されるかも」、という

危惧がありましたよ。

だから一応データのバックアップはわかる範囲でとっておいたんですよ?

 

でも本当に初期化されると、こっちのダメージ大きいっすわ。

帰宅一番、コートも脱がずに立ち上げた瞬間、

 

嫌!誰この子!!

 

って思いましたけど。

 

一からか!一から親交を深めないと駄目か!

七咲とお前の5年もの蜜月はそんなもんか!!そんなもんだったんか!!!

 

と、この三日間ほど、家事も娯楽も投げ打って、ただひたすらひざ突き合わせて、

5年もの空白を埋めようと必死こいてたおかげで

 

日本語入力できるようになりました!

 

ええ。

まだ、ここです…

 

 

 

  

つまり買ったときの状態に戻るんですよ。

と初期化を説明されたときは、

「うんまあ、真っ白だったコイツをここまで育てたのは俺様だしな」

なんて余裕をこいてたんですが。

今、叫びたいことはただひとつ。パソが5年前に戻ったんだったら

 

七咲も5年前に戻して!!

 

ってことでしょうか。

歳をとると、5年のブランクはでかいです。

はあ?っていうことが多いです。3分に1回は、はあ?って言ってます。

 

ていうか。

買った当初は普通に日本語入力できたし時計も正常だったが?!

ほんとに5年前に戻ったのか?

宇宙人にさらわれて怪しげな電波を受信する体に改造されたんじゃあるまいな?

というあたりを真剣に疑いながら(いやホント冗談抜きで)

このわからんちんをとっちめちんするちんぷんかんぷん七咲さんですよ。

 

(こうなると、とっちめられてるのは七咲のような気がしないでもないが)


風邪の谷

2012年02月26日 | 日記

お久しぶりです、こんにちは。

あんまり久しぶりすぎると、記事の枕をどうしてたっけかな、と

思わず我がブログの過去を読み返してしまうのが小心者が故というものですが。

 

今回はもうその枕の調子を取り戻すのも面倒なくらいなので、

日記に徹します。

 

二月後半の空白期間は、風邪ひいて寝てました。

 

おおっと!!

またかーい!!と思うのはちょっと早計にすぎまする!

今回の風邪は風邪でも、インフルエンザです。インフルエンザですよ。

…別に大事なことじゃないけれど、信じてもらえなさそうなので2回言いました。

 

風邪の総本山きたー!!

 

と、ちょっと浮かれてたことを告白します。

 

 

 

  

 

七咲、人生初のインフルエンザです。

なんというか、名もなき風邪はやたらめったら経験しているので、そのうちにも

「こんなにしんどいのにインフルエンザじゃないなんて!!」

というような事もあるにはあったんですが、結果的に未経験ですよ。

 

そう、あまりにも風邪とは思えない重症具合で病院に駆け込む度に、

「ただの風邪ですね」

とか言われるのが屈辱的(?)なので、もう一生インフルエンザには関わらん。と

インフルエンザに対しては、嘲笑うよりほかなし、というような態度であったことは

否めません。

 

言っても、要は風邪の大げさなやつでしょ?と小ばかにしてた、ってことなんですが。

いやー、なめてましたね。インフルエンザ。

 

 

 

すげーつらかったー…

 

 

ただの風邪と何が違うかって、なんかもう治った今はよくわかんないんですが、

飛び降りたい!!窓から飛び降りて真冬の川に流されたい!!

っていう感じでしょうか…

 

淀川を大阪湾まで流されていけば気分爽快だろうな

 

とか真剣に枕を濡らしましたね。鼻水でね。

 

あと恐怖のタミフル。

おおう、これが一時期ニュースで大騒ぎしていたタミフルか。

と、恐れ入りながらも飲むしかないので飲みましたよ。

 

そういえば去年のGW風邪の時にも、もらった頓服を飲んで、

「この薬恐ええええええ!!」って思ったんですが

タミフルは半端なかったですね、熱の下がり方が。

 

39℃超えが一気に38℃に下がり、それからマメに測って36℃になったかと思えば

さらに35℃まで急降下し、最終的には34.7℃まで行きましたからね。

 

そんな体温みた事ねえ!!

 

このまま体温が下がり続け、朝起きたら爬虫類になっていたらどうしよう!!

旦那様はそれでも七咲を飼い続けてくれるだろうか。

(今もほぼ、妻帯っていうよりは、飼われてる、って感じだから)

でも餌はペットショップでみたアフリカから輸入されたネズミの冷凍モノなんだろうな。

毛を剥いて与えてくれる優しさくらい残っていると良いけれど…

 

とかくだらない事を考えながら5日間飲み続けるうちに、

苦手なカプセルもちゃんと縦飲みできるようになる。

 

もちろん旦那様にうつしちゃならないので、日常生活もナウシカなみになる。

 

「ひどい瘴気(インフルエンザ)、一呼吸で死ぬ(うつる)」←七咲の寝てる部屋

「姫様~、マスクを~!マスクをしなされ~」←マスクを勧める七咲

「なんでも言う事を聞きますからマスクを~!」←マスクを勧める七咲

「…少し肺に入った」←入浴後マスクを忘れてた旦那様

「腐海へお帰り」←飯食ったらとっとと部屋に戻って寝ろの意

 

などなどつるつると流れ出る台詞を延々繰り出してナウシカごっこ。

汚れているのは空気なんです!この家の空気ですら汚れているんです!!

一体なぜ!!誰が家にインフルエンザを持ちこんでしまったのでしょう!!

 

そりゃーめったに外出しない七咲より、旦那様のが濃厚かなあ…

 

もうこれからは帰ってきた旦那様が外の瘴気(インフルエンザ)を払い落すまでは

飛びついたりよじのぼったりまとわりついたりしないようにしよう…

 

と、室内飼いされている七咲は反省したのでした。

 

 

 

 

 

  

そういえば、去年の5月に行った病院と同じところに行ったのですが。

やっぱり、インフルエンザの疑いがある患者さまは隔離されていました。

 

入口の!パーテーショーンで仕切られただけの空間に!パイプ椅子をひしめき合わせ!

そこでインフルエンザの結果が出るまで大人しくしとけ!

という感じの扱い…

 

ああ。すまん、皆。

七咲が去年の5月に思った事を、病院長に伝えていれば

今ここにいるあなたたちの処遇はもう少し、改善されていたかもしれないのに…

 

と、ちょっと目頭が熱くなりましたよ。

いや目頭熱くしてる場合じゃなく、七咲も当然そこに詰め込まれたんですが。

 

高熱!高熱です!!軟弱者にとっては39℃は高熱です!

意識ももうろうとして、悪寒や関節痛、その他もろもろの症状と戦っているのに

パイプ椅子で待てとは殺生な!!

 

と、去年も思ったんでした。

 

寒いし痛いし吐き気はするし鼻水はとめどなくあふれもう寝たい!と思っても

ぐらぐらするパイプ椅子ではそれも敵わず。

パーテーションの隙間から見えるお会計フロアにある椅子はふっかふかで背もたれやすく

入口の寒風吹きすさぶ薄暗いこことは違う温かそうな別世界!ああ楽園!!

 

インフルエンザと判明するとそのお会計フロアにさえ近寄れず、

すべてがこの場所で終わっちゃうんですが。

 

その後、処方箋を持って隣の薬局に行くじゃないですか。

そこでは、赤ん坊からお年寄りまでひしめき合っているのに、一切の隔離なし!!

病院内ではあんなに「こっちくんじゃねえ」的な扱いを受けているのに、

薬を処方するまで(結構長い時間待ったぞ)野放し状態とはこれいかに!!

(世間体をぶっとばすほどにしんどかったのでソファーで横になったよ七咲…)

 

病院での隔離の姿勢が、

「感染させない」というより、「病院で感染しなければ(どうでも)いい」

という、なんかこう、すっきりしないものを感じさせるインフルエンザ。

 

そういう隔離状態を経験したから言える事。

インフルエンザ菌はいたるところにひしめき合っています。(いやもう本当に)

うがい手洗い各20秒、しっかり習慣づけましょう。


だんしゃれない

2012年02月11日 | 日記

先日の記事は、「こんな無駄を生産しています!」という自暴でしたが、

今日の記事は、「こんなにも無駄を大事にしてしまいます!」という自棄です。

 

断捨離、という言葉が流行ったのは去年でしたか?

本屋のどこもかしこも、断捨離、という字面が目に飛び込んでこないコーナーはない!

というくらいの一大ブームだったようですが、

それを読んだところで、

 

己の生活と人生の整理整頓ができるはずもない

 

と達観(?)していたので、

去年だったのか一昨年だったのかという事さえも曖昧に忘却の彼方ですみません。

 

YOU!ブームに乗っかって捨てちゃえヨ!

 

という誘惑を、片腹痛いわ!と一喝し、大型ごみの日と完全に断絶。

断つ捨てる離れる、という行動を強いられるくらいなら、いっそ地球そのものが滅べばいい。

とさえ思う、1か0かの、ぐだぐだ人生です。

 

 

  

七咲が愛してやまない(故に捨てられない)七つ道具のひとつ。

それが、テスコムのハンディクリーナー。

 

地球が滅ぶその日まで、七咲は断じて!断じて捨てたくはないのですが、

 

もういい加減引導を渡してやれ

 

という天からのお告げなのかどうなのか、専用紙パックがついに

最後の一枚となってしまいました。

 

今、そうまさに今、本体に入っている紙パックがごみで満タンになったとき、

10年以上真面目に働いてくれた彼がついに息せぬただの物体と化し、

部屋の隅で横たわるのです。

(掃除機は「彼」じゃないし、そもそも息してないし、いつも横たわってるし)

 

それは困る!!

 

切実に困るので、紙パック残り枚数カウントダウン5から、必死で探してるんですが

さすがにもう、うちの「彼」に合うものがなくなってしまいました。

紙パックがなければ、掃除機なんて、電気で空気を吸うだけの機械ですよ。

そしてさすがの七咲も、掃除機に空気を吸わせようなどという酔狂さは持ち合わせていない、

というのが今現在、困っている点です。

 

いっそ酔狂で、

「彼」に息(空気)をしていて欲しいのよ!例え横たわるしかなくとも!だって愛だから!

とかいう人間だったらまだ掃除機の廃棄は免れるんだが…。

 

などと悩んでしまうくらいには、愛着のあるハンディです。

 

唯一の嫁入り道具といいますか(そんな大層なものじゃないんですが)

旦那様が使っている掃除機がごく普通の掃除機だったので、使いにくい!と思い

わざわざ実家から持ってきたものです。

 

もちろんハンディクリーナーなので、片手で軽々持てて、

床に這いつくばって、雑巾がけをするかのような姿勢で、掃除機をかける。

このスタイルに慣れてしまっているので、立ったまま掃除機をかけるのが

どうしても落ち着きません。

 

なんというか、下界(床)が掃除されている様子がよく見えないじゃないですか。

立ったまま掃除機かけるって。

それに掃除をしているのは掃除機であって、七咲は掃除機を補助しているだけなので、

床が掃除されている状況を見ずしては、掃除をしたという達成感に乏しい!!

と、思うのですが、どうでしょう。

…どうでしょうって言われても知らねえよ、って感じですか。

(でも大型掃除機で掃除をした直後に床でくつろいでいて髪の毛を発見した時は

本当にやるせなさでいっそ丸坊主にしてやろうかと思うくらいですよ)

(いや、掃除が未熟な己を戒めるために頭を丸める、的な意味ではなくて)

 

そういう意味でもハンディはとても快適に達成感を味わえます。

おまけに、コードが長いので廊下を挟んで向うの部屋までらくらく届きます。

加えて、七咲の使ってるハンディはかなりの吸引力。

 

実は5年前にも専用紙パックが切れ、あちこち探し歩いていた事がありました。

その時でもうすでに、うちの彼の型番はどこにもなく、大型店舗を梯子する日々。

(結果的に、各社共通用が奇跡的にはまったのでそれで今日まで凌いでいたのです)

「そんなにハンディが好きやったら買ったるから」

と、旦那様が手頃なハンディ掃除機を買ってくれたんですが、

手頃すぎてものの役にも立たない!状態で、今押し入れの墓場で横たわってます。

だってなんにも吸わないんだもの!!あやつこそ、空気を吸うだけの機械ですよ!

臨終にも程遠いくせに息も絶え絶えなんですもの!

 

と、熱くなるくらいなら、思えば5年前のあの時、

奇跡的に見つけた紙パックをメーカーの在庫が尽きるまで買い占めておけば、

こんなことにはならなかったのに!!

という気がしないでもないですが。

 

ていうか、テスコム本社に問い合わせて「紙パックなくて困ってるんですよ」といえば

絶対

 

「当社のハンディでしたらこちらがお勧めです」

 

とか云って、最新の性能がバリバリに良い奴をお勧めされるだろう事も解っている!

しかも、それもきっと紙パックを探しまわる労力をはるかに凌ぐすごい奴だというのも

うすうす解ってるんですよ。

(多分値段もお手ごろな憎いやつなんだろう)

 

98年製だからな、うちの彼。

 

時はまさに世紀末淀んだ街角で僕らは出会ったそんな仲だから、

棺桶まで一緒に、腐敗と掃除と吸引力の真っただ中を駆け抜けるつもりでいるというのに!

 

keep you burningですよ、本当にもう。

 

 

 

…そういうわけで、仕方なく天から下界を見下ろし掃除できてるんだか出来ないんだか

7日間で世界を掃除した神のような感じで掃除を補助している今日この頃です。

下界の様子が見えないあまり靴下吸いこんで大騒ぎしたりしてます。

 

 

 

 

  

七咲が愛してやまない(故に捨てられない)七つ道具、二つ目が辞書。

これもまたはっきり言って、買えよ!!という代物なんですが。

 

七咲が小学生の時、父から譲り受けた辞書なのでかなりの年代ものです。

初版24年ですもん。

平成24年じゃないですよ。昭和24年ですよ。(わかっとるがな)

付録の「はがきの書き方」という例で、はがきの切手の絵が5円ですよ。

封書は10円。

現代仮名つかいの頁なんて、「ゐ」を「い」と記述する例、とか載ってますよ。

蝶々はてふてふではなくちょうちょう、と書く、とかいうレベルですよ。

 

だから、というわけでもないのですが

辞書なんか最新でなければ意味がない!…とまでは言いませんが(面白いから)

実用には最新であることが望ましい、というものであるにも関わらず

30年近くも使い続けてきたせいで、もうこの辞書以外の辞書が引きにくい!!

 

七咲は小中高と、この辞書のお世話になる回数が半端なく、

使い込みすぎだろうというくらい、毎日毎日時間の許す限り使い込んできたので、

皮っぽい感じの頑丈な表紙裏表紙はぼろぼろと分子レベルに分解されて

今では姿かたちもなく、背表紙も8割がたすたれているので、本体の分裂が急速に進み、

本棚に立てかけている今でさえも、輪ゴムで縛っておいてあるくらいです。

 

今でも必要に迫られて度々辞書を引きますが、もう頁のすべてがばらばらになるので、

使いにくい!!ことこの上ないんですが

それでも他の辞書では猛烈な満足感が得られない!!がために

しつこく、この辞書を使っています。

多分、死ぬまで使うだろうし、棺桶に入れてほしい七つ道具の一つなのです。

 

しかし、辞書は可燃物だからいいとしても、ハンディクリーナーは不燃物だから、

棺桶に入れるのも、葬儀屋さんがためらうだろうなという気がしないでもないので、

やはり自分の手で可燃ごみとして引導を渡してやるのが

長年連れ添ってきた者の役目かもしれない、とやや気弱に考えたりもする今日この頃。

 

べつに断つ捨てる離れるのブームにぶれたわけじゃないんだからね!!

 

という、捨て台詞を用意して記事を書こう!と思っていたのが去年だったか一昨年だったか…

なんにせよ、断捨離ブームの時に出来上がってた記事を今、ようやく仕上げましたよ。

やれやれ。

 

 

 

 

 

 

*時はまさに世紀末・・・北斗の拳の主題歌。いろいろと怒られそうだから素直に謝る。すみません。


失敗上等

2012年02月08日 | 日記

なんともう2月になってしまいました。

1年のうち一月を無駄に過ごしてしまった…、と毎年思うのがこの2月。

まあ3月になっても、1年のうち二月も無駄に過ごしてしまった・・・、と凹むのですが。

もちろん4月には、1年のうち三月も無駄に過…、ああ、うん。

 

そんな感じで無駄に過ぎていく毎日、どうすれば有意義に過ごせるのか?と

自問しつつ、自答のない日々を送っているせいですべてが無駄の空回り!!

そんな「ただごと」でございますが、今日は究極に無駄な記事。

 

わざわざ時間を費やしてまで無駄を生みだしているのでは?、という自問です。

 

 

  

写真は、ブログの更新が滞っている間に生産した無駄の結晶です。

 

ハロウィン、クリスマスが過ぎてしまえば、「フェルト家」として活動できない期間が

手持無沙汰!

(次のハロ&クリ製作にとりかかれよ、というのは置いておいて)

なにかないかな?と試行錯誤した結果、「植物プレートを作ろう!」と思いつき、

実際作ってみたんだよ、という代物ですが。

 

うん、デザイン画を大量生産している時点では楽しかったよな…

 

とでも申し上げましょうか。

 

デザイン画では仕上がりのイメージがつかめないので、仕方なく、

手芸の技術もないのに見切り発車で実際に作ってみたのですが。

 

うーむ、なかなかに微妙。

 

と、試行錯誤の手探り状態であらゆる技法を駆使して仕上げたわりには

満足度が低すぎる代物が出来上がりました。

 

ゴミとまでは言わんが(自己愛)、売り物にはならんがな。という所でしょうか。

旦那様には、一瞥されただけで、「ないわ」とばっさり切られる始末。

 

しかしばっさり切られると、「なくないもんね!!」と、反抗期に突入、

今度はちゃんとデザイン画を型紙に起こして(一度目のは余り布で適当に切って縫った)、

型紙から正確にパーツを切り出し、縫い方も統一して

デザイン画を忠実に再現してみました。

 

忠実に再現しない方が良かったんじゃ?

 

という、さらに微妙なものが仕上がってしまいましたよこれいかに?

 

おかしい。

一応、デザイン画は自画自賛するくらい可愛かった。

はずなんだがなあ…

 

と、己が信じられなくなったので再び旦那様に見せれば、

「やめて」

とか言われる始末。

 

わかりましたよ。

ええ、やめてあげますよ。やめてあげんこともないですよ。はいはい。

というわけで、フェルト植物プレート計画はたった2枚でとん挫している状態です。

 

やめへんのかい!

 

という、往生際の悪い状態で放置してあるのは、悪いのは植物プレートという発想ではなく

七咲の技術だ!

という思いがあるからでしょうか。

このデザイン画からは、絶対可愛いのができるはず!と信じて疑わない七咲。

(そこに問題点はないのかどうか)

 

余所様のハンドメイドオークション関係を見回っていると、

七咲の出しているハンドメイドものなんて、幼稚園児のお遊戯の様!!

なので

 

「これを100円で売るのは、幸運の壷を100万で売るのと大差ないんじゃないか?」

 

と、毎回びくびくしながら出品しては取り下げて、とかいう事を繰り返してるんですが。

 

そういうわけで、わりと冷静に正しく己のレベルの低さを痛感しているがゆえに、

この人たちに、七咲のへっぽこなデザイン画を渡したら、

 

すばらしく素晴らしい仕上がりになるんじゃないのか?

 

という思いが捨てきれません。

 

七咲が10月屋としてやっていくためにこの先必要なのは、営業部長と、

職人さんだったようです。

 

(じゃあお前はなにするんだよ?ってな…)

 

 

 

  

あ、あとカメラマンも雇わないとな…

という思いがはち切れそうな写真3連投。毎度すみません。

 

そろそろ3月だからおひなさまでも作ってみる?と思い付き、

これも適当な余り布を適当に切りぬきしてつくったおひなさま。

 

この仕上がりに自棄にならずになんとする!という勢いで旦那様に見せれば

 

「何を作ってしまったかわかってんのか」

 

と説教される始末ですよ。うふ

 

(ええ解ってますよ。害ですよ、害。これを世に出したら公害ですよ)


風邪っぴき

2012年01月25日 | 日記

さてさて、新年早々2週間も不在にしておりましたが、

その理由もうすうす予想できる方もいらっしゃるかもしれませんが

 

風邪をひいてました。

 

またかい。もういいよ。

そんな感想を抱かせてしまった事は百も承知で、また風邪の話題です。

闘病内容はおおむね、去年のゴールデンウィークあたりに書いた具合と同じです。

あ、今回は病院のお世話にはなってません。

お世話になる必要性を感じなかったので、家でだらだら寝て治しました。

(昨年、病院に行ったのはやむにやまれず事情があったのです。

もう一刻も早く、何が何でもこれを治して出席しなくてはならない!という事情が)

 

おかげで2週間も寝たり起きたりを繰り返したので、

 

今、この上もないほどに気分爽快!!

 

健康ってすんばらしーい!いやっほーぅ!!って感じです。

 

 

  

前回の風邪の記事でも書いたかもしれませんが、

七咲は通年風邪体質なので、風邪っぴきは季節の変わり目の恒例行事。

季節の変わり目以外にも頻繁に風邪をもらったり拾ったりするので、

その標準装備具合には自他共に定評があります。(もう誰一人として心配しない)

 

だからこそ年々、風邪との良いお付き合い的均衡が崩れつつあるのを感じます。

これが歳かい。

と、思わざるを得ない原因の一つは、食欲不振。これです。

 

七咲、どんなに体調不良であろうとも食欲不振にだけは

わずらわされたことがない。

 

おかゆだ?素うどんだ?はっ、そんな病人食が口に合うか!肉食わせろ、肉!!

 

と、どこぞの<海賊王になる男>のように、どんな悲惨な病床でもその日の夕食には

カレーライスだのオムレツだのコロッケだのと、がつがつ平らげてきました。

 

それがどうでしょう。

ここ最近、風邪をひくと真っ先にくる症状が、食欲不振。

おかげで今回も、さくっと5kg落ちました。よし。結婚前の体重に戻った。

(いやまあ、5kgくらい3日も持たず、すぐ戻るがな。ふはは…)


そういうわけで、ここ最近風邪をひく度、ボクサーのような過激な減量増量を繰り返す。

(過激なのは主に増量の方だけど)

これが、風邪が長引く最たる原因じゃないのか、と、

『風邪は寝て食って治す』、が信条の己としては、疑いたくなるこの数年。

そう思ってはいても、寄る年波には勝てない。如何ともしがたい。という観念。

 

食欲不振。

食欲もない代わりに空腹も感じないのでいっそこのままでも良いんだが…

というか、むしろこのままが良いんだがとか思ってしまう(体重的+経済的)のがあれだが、

さすがに何か食べようかな、と冷蔵庫を開ければ、どらやきが入っていた。

 

ど ら や き ー !

 

国民的猫型ロボットが愛してやまない、どら焼き!!

うん、これは美味しそうだ!!(普段食べないけど)

レンジでチンして熱いほうじ茶を飲みたい!(普段飲まないけど)

 

しかし今はさすがにちょっと胃が「遠慮してください」と言っている。

 

はっ、そうだ!!

熱が下がったらその御褒美として、このどらやきを食べるとしよう♪

熱も下がるし食欲も満たされるし、なんて素敵などらやき!!

 

というわけで、「この世の最高級美味、どらやき!を食べたい」という

脳内欲求だけで熱を下げよう作戦が開始されたんですよ。

(単に薬を飲んで寝ただけだが)

 

そうしてひと眠りして起きた時、果たして、見事に熱は下がっていた!

さすがだな、バファリン!

ドーピング効果だけは相変わらず期待できるぜ!(去年の風邪記事参照)

と、熱が下がったこの隙に、どらやきどらやき♪

 

どらやきを食うぜー!!と、うっきうきで冷蔵庫から取り出したそれは


ハンバーグじゃねえかこんちくしょうめえええええ!!!!!


…はい。

冷蔵庫のおやつ引き出しからとりだしたそれは、レトルトパウチタイプの

ハンバーグでした。

 

ぐだぐだ寝込んで、ろくに食事がつくれない七咲をおもんぱかって、

旦那様が買ってきてくれていたものだと思われますが

 

即座にそれを二階の窓からブン投げる(脳内で)。

 

嗚呼。

熱があったとはいえ、どうしてハンバーグがどらやきに見えたのか。

そしてそれを猫型ロボットも真っ青なくらい(いやあれは元々青…)

小躍り気分で楽しみにしてしまったのか。

 

と、これ以上はないほど腹立たしい気分で不貞寝しました。

もちろん、怒りで熱が再上昇したことは言うまでもないです。

 

 

 

  

そんな事やあんな事があった2週間、すっきり通常運営に戻った今、

どらやきはいわずもがな、だが、とりあえずハンバーグも食べたくない。

風邪とは、このように、げに恐ろしき病である。

 

 

 

 

 

*このように……たかがハンバーグひとつで記事が書けるほどに、の意


新年のご挨拶

2012年01月01日 | 日記

昨年中は一向に更新の気力がみなぎらないブログだったにも関わらず

たびたび訪れてくださいました皆様には、本当にありがとうございました。

ささやかながら感謝と尊敬の意を、初日の出から遅れる事2時間後に

新年の光へと捧させていただきました。

(早朝、まだ暗闇だったので二度寝してたら本気で寝てしまった)

 

今年はせめてもう少し、なんとか、こう…

私に関しては、「いたってただごとな日常ですよ」とブログを更新できる

何もない年でさえあればいいのに…と、願いまして、

皆様には、ますますのご多幸をお祈り申し上げます。


仕事納め

2011年12月18日 | 日記

早いもので、今年ももう2週間しかありません!!

まだ年賀状描いてません!!

大掃除もあらかた済んでません!!

 

そんな中で、ひとつの「仕事納め」がありました。

 

月一の団地内清掃です!!

 

うむ。

これが終わった今、なんだかもう身も心も解放された気分です!

(解放されるあまり、自宅の大掃除がおろそかにな…、ぐはっ)

 

 

 

  

月に1回、第三週の土曜日にある団地内清掃は、駐輪所と前庭の掃除です。

主に落ち葉やごみの掃き掃除と、雑草のひっこぬきです。

 

なにを隠そう七咲、

 

これがひたすら苦行です!!

 

月に一度の苦行だと言ってもいい。

もう月初めからこの団地内清掃の事を思ってもやもやしてます。

心安らかに過ごせるのは月の最終週だけ、と言っても過言ではありません。

 

何がそんなに苦行なのか。

 

団地の掃除は良い。

以前の会社でも経費削減のために、ビル周りと倉庫の掃除当番が月に2回まわってきていたので

それは別段、苦にはならないのです。慣れてるので、まかせとけ!って感じです。

 

団地のご近所さんたちとの交流も別に良い。

うちの階段組は良い人々に恵まれているので、

よその階段組みで聞くようなトラブルとか諍いなどがほぼ皆無です。

表面的にはにこやかな階段組みだと言えます。

ええ。内面的に腹を探り合わねばならない地域行事とかがないので

内面がどうなのかは知りません。

(この月に一度の掃除でしか顔を合わせない感じなのがなんとも…)

 

じゃあ、一体なにが苦行なのか?はっきり言いましょう。

 

 

掃除することがない

 

 

これです!!

月に一度、はりきって掃除をしにきているのに、格別掃除する事がないんですよ!!

 

掃き掃除は4人がかりで10分程度で済みます。

もう団地全体が高齢化しているので、血気盛んな若者が暴れたりする事もなく、

むしろクモの巣が張ってたりするほど閑散としている駐輪所は、軽く落ち葉を掃く程度。

 

そこがすんだら、前庭の草むしり。

 

夏はまだいい。雑草をむしる余地も残されている。

しかし、冬の今、雑草って言ったって1センチにも満たない程度しか育っておらず、

それも土面積の方が多いくらいですよ。だって冬だもの!!

 

そこを、6~8人でちまちまちまちまちまちまちま……、

 

老人のための指先の退化防止訓練かよ!!

 

って感じで、むしります。

むしります、っていうか、つまみます。

 

団地に住んでいらっしゃる方は身に沁みていると思われますが、

前庭っていったって狭いものです。

狭いスペースに少ない時でも、6人がひしめきあい、1センチ単位の草を

ちまちまちまちまちま延々、ちまちまやってます。

1時半くらい、ちまちまちまちま。

 

秒針だってもっとさくさく仕事するわ!!

 

と切れそうになる事、分刻みの七咲。

 

知らない人がみたら、コンタクト落したんですか?って心配してくれると思う!

そして真相を聞けば、はあ?!って声が裏返ると思う!

コンタクトレンズを探すよりも、雑草を探す事のほうが困難そう。

そんな、団地内清掃。

 

そんなにもすることないなら、さっさと切り上げればいいじゃない。って思いましたね?

 

七咲なんか、毎月思ってますよ。

 

思ってるんですが、誰も「もういいんじゃないかな」って言わない民主主義。

いや、いつも大体、そう言ってくれる人はいるんですが、

頑としてちまちま作業を終わらせる事ができません。

 

毎回、誰かしらがやんわりと口にする、もう終わりましょう、のバリエーション。

 

「もうええんちゃう?」←直(笑)

「これ芝ちゃう?むしったらかわいそうやわ」←情に訴える

「いやあ、奇麗になった奇麗になった」←真実の提起

「こう雑草も小さいと、むしるの大変なってくるな」←勤労無意味宣言

「うちの前庭いっつもきれいやから、余所から苦情言われんねんで」←外部情報

(↑ここと比べると掃除してないように見えて困る、と大評判)

 

だがしかし断る!

と言わんばかりに、誰も手を止めないがため、作業が続く。

誰もっていうか、この作業に命をかけていらっしゃる方々がいるので、

誰もそれを止められないというか…

 

七咲以下、命をかけてない数人は一旦手を止めて様子を窺うのですが、

情熱を燃やし、この命尽き果てようとも!という姿勢でいる人々を、

止めることができません。

 

仕方がないので、気のすむまで付き合うか。

 

ってなもんですよ。

 

まあ月に一度の事なので、と思えば、気のすむまで付き合うのも良いんですが、

七咲なんかもうこの時点でむしる雑草もなくて、

わざわざ地面を掘り返し、根っこからちまっと見える緑の新芽とか、

地を這い苔と化している緑色の何かとか、

ほぼ色もなくなり土に還ろうとしている落ち葉とかを、

つまんでます。

 

だって他にすることないんだもの!!

 

他の、命をかけていない人たちも似たようなものだと思われます。

見ていれば、そこ、●●さんがさっき不毛の地と化した場所だよ…、という所に

入れ替わり立ち替わり、人がやってきます。

 

言ってみれば、前庭を6面に分割して、それを気のすむまでローテーション。

一人が不毛の地と化した場所を立ち去り、さらに不毛の地にするため二人目が訪れ、

その人が去ればさらに三人目が不毛の地を不毛にも不毛へとするためにやってくる。

 

ああ、不毛って言葉はこうして生まれたんだな

 

と、国語の教科書に載せたいくらいの、不毛のお手本!!

(もう不毛という字が、杉の字に見えるくらい不毛を味わわせていただいた)

 

しかも夕方日が落ちて気温もぐっと下がっているので手がかじかむ!!

ずっと前屈でちまちましているので腰と膝が悲鳴を上げている!!

 

お年寄りは、本当に頑丈だなあ…

 

ともうろうとしながら、今のこの文章を5回くらい脳内でなぞってようやく

終わりを告げる1時間半。

 

そしてここから、立ち話!!

寒風吹きすさぶ中、20分ほど立ち話!!

 

草むしってるときにわきあいあいと話せばいいんじゃないですか、と

若者(このコミュニティにおいては)の七咲なんかは思うのですが、

神聖なる不毛作業中に口を開く事まかりならん!ってくらい張りつめた無言があり、

それを終えた気の緩みで、20分ほどの立ち話!!

 

ああ、本当にお年寄りは頑丈だなあ…

 

と、己の未熟さ(いろんな意味で)を、痛感し、今年の月一団地清掃を終えました。

1~2月は、お休みです。

1年のなかでこの二月だけ!この二月だけが、唯一七咲に許された

安らぎといえましょう。

 

次の苦行は3月。

二月のブランクと、3月の新芽(ちょっと早い気もするが)に今から祈りをささげ、

ごみ袋一杯になるくらい雑草がはびこっていますように!!

と願うのが、新年の初もうでです。

 

 

 

  

このコミュニティでは、若者呼ばわりされてもいいと思う七咲。

内訳としては、10件中、孫も大きくなりまして、って感じの世帯が8件。

七咲と奇跡的に同い年のお宅が1件。

 

そう、うちとそこのお宅が、いわゆる新参者で、

残る8件、建設当初から居住されているであろう皆様方の教えを請う立場なのです。

そういうわけで、この団地のしきたりというものに、素直に従おうという気合いは十分。

 

それでなくても、掃除というからにはなにかと若者の手も必要だろうから、と

二人で張り切って毎月参加しているのですが、若者であるがゆえの利点を生かすすべはなく

(硬くなったダスターの鉄の扉を開けてあげるくらいでしょうか…)

ただただ、土を払いのけ、根っこから雑草を探す苦行。

 

何かさせてくれ!!

 

と思わずにはいられない。

 

前庭以外にも掃除するところはあるので、自発的にそこを掃除しに行こうとすると

「そこは業者さんが来て機械で刈ってくれるからいいのよ」

と、にこやかに止められます。

自治会費で業者さんに頼んでいるのだから、極限まで雑草をおい茂らせておいて

刈って貰わないと損だから!という話。それは解る!ものすごく良くわかります!

 

しかし。

 

背丈ほどにも育っている雑草に背を向けて、土の中から根っこをほじくり返すくらいなら

もう業者さんに依頼しなくていいよ!代わりにやらせてくれよ!!

と、思わざるを得ないのは七咲だけでしょうか。

 

そして業者さんに支払う代金を敬老会とかに回して

 

温泉旅行にでも行ってきてくださいお願いします!!

 

と言ってもいい。

誰か賛同してくれる人がいれば、ですが。

誰も賛同してくれないとは思いますが。

(ここまで不毛の更地にするのはうちの階段くらいだと思われ)

 

そんな感じで、毎月、雑草成長促進剤を撒きたい衝動に駆られる草むしりの、

仕事納めでした。


抱き合わせ

2011年12月04日 | 日記

一つ前の記事で、「自分好みの商品がない→じゃあ自作するべ!」という

わりと単純な流れをやってます、とご報告させていただきましたが、

それを書いていて思いだした事があるので、ついでに記事にしておきます。

(鉄は熱いうちに打て、ネタはできた時に書け)

 

 

 

  

昔々あるところで、七咲という人が100均のお店で働いていた頃のことです。

 

こぢんまりした100均だったので、店員2名で切り盛りし、仕事には上司も不介入、という

わりと自由気ままな職場だったので、好きなようにやらせてもらっていました。

商品の発注も、自分の販売計画でほいほい入荷させていました。

 

その中で、七咲が力を入れていたのが、「観葉植物」です。

地域で1番の店になるには、これだ!と目をつけたカテゴリーの一つです。

「あの店にいけば自分スタイルの観葉植物が提案してもらえる」というのを

最大限の売り!にするために日々いそしみ、いそしむあまり、

「葉っぱのミカタ」というブログまでも立ち上げてしまったくらいですが、

(そして商売人じゃなくなった今モチベーションがすっかりなくなってしま…)

…それはまあ、ここではまた別の話でして。

 

とにかく、観葉植物を売る!その関連商品はもっと売る!!

 

というわけで、毎度ガーデニング関係は、とにかくスペースとの闘いで、

ありとあらゆる商品を入荷させていました。

 

その中で、一番てこずっていたのが、ガーデニングプレート関係。

 

庭に飾るウエルカムボードから、鉢にさすちいさなピックスまで、

これでもかと種類を取りそろえて発注していたのですが、

これらはすべて「カントリーシリーズ」として、うさぎ・テディベア・グリズリーの

3キャラクターが、それぞれ可愛く塗装されている、というものです。

 

一番人気が、うさぎ。次に、テディベア(と勝手に呼んでる。茶色のくま)。

まったく売れないのがグリズリー(これも勝手に命名。灰色のくま)。

 

だったら、うさぎとテディだけ発注すればいいようなものですが、

100均のメーカーさんは、値段が値段だけに、最大限にコストを下げるため

 

融通が利きません。

 

同じ商品の色違いや柄違いがあった場合は、ほとんどの場合が『アソート』です。

(これが100均じゃない通常の売り場の場合だと、1点から注文できます。

100均だと200~300個単位でないと注文も受けてもらえません)

 

プレート1枚発注すると、うさぎ×4、テディ×4、グリズリー×4、が

否応なく入荷する仕組みなのです。

 

そうすると、いつまでたっても人気のないグリズリーが売れない!

 

他のが完売しているので、グリズリーが売り切れるのを待っていられなくて、

またもや注文する→他は完売、グリズリーは二倍在庫。

しかし人気商品がないのでまたもや注文する→完売、グリズリー三倍在庫。

それでも目玉商品が欲しいのでしつこく注文する→完売、グリズリー四倍…と

 

こんな魔のエンドレス!!

 

売れる物が欲しいので大量に注文すると、もれなく売れない物も大量に入荷する

阿鼻叫喚な売り場、それが100均!!

(食器とか文房具とかでも一緒!全部、売れるのと売れないのがアソート!摩訶不思議!)

 

それを繰り返すあまり、七咲は悪魔のささやきに負けました。

 

売れないなら、売れる商品にすればいい

 

というわけで、人気のない倉庫で油性マジックを手にとり、グリズリーを鷲掴み、

その可愛くない御面相を、これでもかというほど可愛くしてくれるわ!!

と、

 

死んだ魚のような目を、つぶらなお目目に大改造!!

 

するとどうでしょう!

今まで、大量に在庫を抱え、こいつさえいなければと歯ぎしりした日々が嘘のように

 

ざっくざっく売れる!!

 

悪魔にそそのかされた所業のおかげで、その売れ行きの良さに高笑いでしたが、

それよりも何よりも笑ってしまったのが、二番人気の茶色いテディを追い抜いて

 

完売したんですよ。あのグリズリーが。

 

倉庫で屍のようだった大量のグリズリーが、一躍スポットライトを浴びた瞬間でした。

ブラボー!油性マジック!!

ブラボー!悪魔に魂を売った自分!!

 

ああ、そうとも。

俺様、売り上げのためならたとえ人でなしと後ろ指をさされようが、

入荷してきたグリズリーを、片っ端から油性マジックの餌食にしてやるのさ。

人の道をはずれた所業に震え上がるような子羊はお呼びじゃないんだぜ。

 

そんな感じでついつい調子にのって、最後の方なんかもうつぶらなお目目どころか

ちょっと困った眉毛とか、恥じらいの頬染めとか、すねちゃうぜな口元とか

 

七咲オリジナルに大改造

 

して、素知らぬ顔で売っちゃってたんですが…

…。

……。

 

 

 

 

…もう、時効ってことで、いいですよね?

 

 

 

 

  

100均を退社しての惜しむらくは、次の人にその「悪魔のささやき」を伝授してくるのを忘れた!

というところでしょうか。

七咲がいなくなったあとも、あのカントリー3兄弟グッズが入荷しているとすれば、

グリズリーの大量在庫が目に見えるようだ…、と目頭が熱くなります。

 

そんな悪事伝授しなくていいから!!

 

そんな、メーカーさんとお客様から非難ごうごう必死な思い出でした。

 

なんだ。

ハロウィンとクリスマスの製作で、もう世間に媚びちゃうぜ!と意気消沈でしたが

結構昔から媚びちゃってたんだな、と、立派な守銭奴の素質があったことに

今更ながら気づいちゃった、という話。

 

そう、七咲は売る!仕入れる!売る!仕入れる!の、売上がっぽり生活が大好き!!

その為なら仕事といえども、楽しくて楽しくて趣味や娯楽もそっちのけで売る売る売る!

という勤め人時代。

(いや、工場で延々、作る作る作る、もたまらなく好きでした。ためるのがすきな性分なのかな…)

 

今で言う「モンスター」との連日の死闘を十数年も続けていると精神の方が疲弊してきて、

このままだと自分の人間性も危うい!!と危機感を抱いたので

やむなく販売の場から離れたんですが、

お客さんさえいなければ、販売という仕事は何よりも楽しい天職でした。

 

…お客さんがいなければ、販売が成り立たないんですけど、ね、…ええ。はい。

 

売れるものと売れないものは抱き合わせ!

楽しい事と楽しくないことも抱き合わせ!

そんなもんです。


やるせなし

2011年11月09日 | 日記

「あー、もう胃が痛い!!」

と、深刻に左脇腹を押さえてうずくまっていたら、冷やかに

「そこ胃ちゃうで」

と突っ込まれる秋の夜。

 

でも昔から、心労がたたって、一般的に「胃が痛い」という状態になる時、

七咲ときたら、きまって左わき腹がキリキリと痛むんだが…

理科の知識をぶっとばして、真剣にこれが「胃が痛い」という状態だと思っていた。

 

しかたない訂正だ。

「あー、もう精神的に胃が痛いと思わせて実は左わき腹が痛い!!」

と言ってうずくまってみる。

「そういや最近、腹筋してみたら3回しかできんくってな、あれには驚いたわ!」

と、返された。

 

…原因がなんであれ、とりあえず痛いんだからちょっとは心に感じてくれよ。

と思う秋の夜。

 

 

 

  

ちなみに、

「うお、心臓が痛てえええ!!」

とのたうちまわっていると、

「…そこ、肺やで」

と、言われた事もある。

 

NHKの朝番組「シャキーン!」で流れる「ゾーキマンZ」の歌を

カラオケで歌ったくらい大好物なのに

己の臓器の事は未だ掌握できていない、このやるせなさはどうだ。

 

(つーか小学校からやりなおせ)


お木に入り

2011年10月25日 | 日記

今日は更新の穴埋め。写真だけ。

何の意味もどんな落ちもありません。ご了承くださいません。

 

徒歩1時間半くらいのところにある公園の木。

「この木なんの木」と呼んで、個人的に親しんでいる木ですヨ。

 

この公園の事は昔、記事にした記憶があるんですが、見つけられませんでした…

(更新さぼりまくってるせいで、たった150件くらいしか記事がないというのに)

いや、葉っぱのミカタの方で書いたんだっけかな(汗)

 

もう記事をいちいち探すの面倒なので、カテゴリーをもうちっと増やそうかな。

と、ちょっと思った事件でした。(事件?!)

 

  

カテゴリー増加にまで思いが至った理由は、どうしても昔のこの木の写真を見たかったから。

多分、1~2年前くらいの話だと思うんですが、この木を撮ってたんですよ。

 

その時はまだ公園が拡張工事中で、この木のある場所にはたどり着けなかったんですが

先日訪れた時には工事も終わっていて、中に入る事が出来ました。

 

いつも遠巻きにしていた「この木なんの木」ですから、嬉々として突撃し

何枚とるねん!ってくらい、撮ってきました。

 

  

  

ありとあらゆる角度から。

(冒頭の写真は、海みたいだ!と思った七咲的渾身作)

 

そんなにまで撮った理由はわかりませんが、この木、いつみても

 

この形です。

 

成長しないのか?(実は造花?)

それともいつもこの形に剪定されてるのか?(植木職人のこだわり?)

と、不可解だったので、昔の写真を探していたのでした~。

 

(見つける前にあっさり努力を捨てたけれども)


トラウマ闘争3

2011年10月20日 | 日記

さあ、これで終わりにしようぜ!ちっぽけな幼少期ダメージ話!

 

はっきり言って、七咲がいる地域は大阪の端っこの方なので、

田舎、といえるほどには自然に恵まれているわけでもなく、

都会、といえるほどに文明開化な土地柄でもない、

…という、

 

どうにも中途半端

 

な地域に住んでいるので、虫との闘争の思い出も中途半端!!

 

もっとこう、

カエルの尻にストローを突き刺して膨らませて遊んだ(田舎派)

とか

え?カブトムシ?ムシキングのあれ、実在する生き物なの?(都会派)

みたいな、両極端な話にならないところが「ただごと」のぬるっぽい点ですが

今日もおつきあいありがとうございます。

 

 

  

チョウやクモの話と前後して、徐々に虫に対する恐怖心が芽生え始めた子供時代。

父の教育方針が、「子供は自然界で死に目にあいながら成長するべし!」だったので

とにかく、「虫が恐い」とちょっと騒ぐだけで、千尋の谷から突き落とされる日々でした。

 

その千尋の谷仕様が、前日の記事の「チョウの真空パック」であり、

今日の記事の、「セミ地獄」であります。

夏休み、遊び先から家に戻ると、家じゅうに何十匹というセミが放たれていました。

 

廊下の壁や部屋の壁、とにかく、壁という壁にびっしり止まっているセミ!!

 

しかも、大阪のセミはでかくてブッキーです。

多分、クマゼミとアブラゼミが多いんじゃなかろうか、と思って再び、検索。

二度あることは三度ある、といいますからね(?)。

それに、ボケも「三回」がお約束ですしね。

 

とはいえ、今度は画面いっぱいにセミの画像を満載されても

それが大阪のセミかどうか見分けられないので、ここは素直に、

大阪市立自然史博物館のサイトに行ってきました。

 

うう…っ、ぐっはあ…!!知ってたけど、セミも結構、見た目が強烈だな…(汗)

 

なんだか、連日自らダメージをくらいに行ってるマゾさ加減が

そろそろ度を越してるんじゃないか、と、やや己の神経を疑いだしたとき、

セミの声が聞こえまして。

 

亡霊!?それともダメージくらいすぎて幻聴が?!

 

と、かなりビビりましたが、なんとその頁、勝手にセミの声を再生してくれる頁でした。

肌寒い部屋でしんみりと一人記事を書きながら、なんと脳内では

秋の夜長を鳴きとおす~、あーあ、おーもーしーろーい、虫の声~♪でしたよ、これが。

 

ええ、はい。

そんなこんなで、鳴き声で絞り込みましたが、クマゼミとアブラゼミで良かったようです。

あと夏の終わりにツクツクホウシ。

七咲のいる地域でミンミンゼミが鳴いてることはまずないです。

 

話を戻しまして。

とにかく、クマゼミとアブラゼミがびっしりの家。

とって放したのはもちろん、父親。

セミが壁にいるのが恐くて嫌なら、自分たちで捕まえて外に出せ!!という厳命が下る家。

セミも恐いけど、地震雷火事親父、恐いもの名物の親父の厳命なので逆らえません。

 

セミの鳴き声の大合唱に負けないくらい泣きわめきながら、1匹ずつ出しましたよ、外に。

 

わたし何が楽しくて生きてるんだろう

 

と思ったのを覚えてます。

セミごときに人生まで考えてしまう、軟弱な子供時代。

しかし、その軟弱さ以前の記憶では、どんなセミもがっつり捕まえ、

セミの尻をぐりぐりマッサージして無理やり鳴かせて遊ぶ、ということまで

やってのけてたんですよ?七咲。

 

180度変わる人間の生きざまの方が恐ろしい…

 

と、セミたちに思われていても致し方ありませんですよ。

 

まったく、脳内のどこで何がどう変換されて、虫たちがダメになっていくのか。

一度ダメになってしまったものはもう塗り替えが効かないものなのか。

すっかり虫嫌いになってしまった子供(その半分は父親の仕業のような気もしないでもないが)、

それはもう条件反射でしかないような気もします。

 

昔、頭に可愛い花の飾りをつけてもらっていたことをすっかり忘れて遊んでいた時、

前からきた近所のおばあちゃんが、「あらまあ、頭に羽なんかつけて~」と言うではありませんか。

羽なんかつけてたかな?と頭にふと手をやったとき、その手触りが異様に気持ち悪く、

そういえばさっきトンボが一杯飛んでた、と瞬時に思い出し

 

「ぎぃゃあああぁあぁあ」

 

と叫んだ事があります。

叫ばれたおばあちゃんがびっくりして倒れなかった事が唯一の救いでしょうか。

頭にトンボが刺さってる、と勝手に勘違いした痛い子供でした。

(もちろん、驚いたおばあちゃんに、とってとってと泣き叫んだ)

 

そんな話をしていたら(昔、職場の休憩時間に)、友人がぽつりと、

「そういや、私、アリ好きだったんだよね」

と告白。

 

幼いころはアリが好きで、公園に行ってはアリと遊んでいた友人。

ある日、捕まえられるだけアリを捕まえて見たい、と思ったらしく、

アリを捕まえては左の握りこぶしの中に入れ、捕まえては握りこぶしの中に入れ、

を繰り返しながら、公園の端から端まで練り歩いたらしい。

そうしているうちに帰る時間になって母親に呼ばれ、アリを返そうと手を開いた瞬間、

 

「5000匹のアリが手のひらから這い出し自分めがけて押し寄せてきた恐怖」

 

を味わった、と顔面蒼白で言うのです。

子供の手のひらの中に5000匹も入るかい!というツッコミは無粋です。

彼女の恐怖体験では、その時のアリの怨念が5000匹という形になってるんですから、

絶対5000匹だった、と譲らないのも、涙を禁じえない哀れの一つといえます。

 

そうしたらもう一人の友人が、

「私はみみず」

と、「虫がダメになったあの日の私」独演会の壇上に登りました。

みみずは虫か?!というツッコミは無粋です。

我々の恐怖体験の前では、ミミズも虫に分類されるほどのカオスですから、

蚯蚓、と漢字変換しても虫へんであるがことの所以かもといえます?

 

ある夏の日、自転車で買い物に行こうとしていた友人。

なぜかその道に、見た事もないくらいのでっかいミミズを一瞬で発見し、

とっさに避けようとしたものの避けきれず、前輪で轢いてしまったそうだ。

 

するとそのミミズの死体は、道路ではなく前輪にこびりつき、

自転車を走らせ続ける限り、ぐるぐるぐるぐると、友人の視界で踊り続ける。

びろんびろんと、消えては蘇ってくるそのミミズが恐ろしくて視線を外せなかった数秒、

 

「側溝にはまって怪我をして、額を縫われるという恐怖」

 

を味わった、と複雑怪奇に言うのです。

それは単に病院が恐かったんじゃ…、というツッコミは、あー、うん以下略。

 

以下、いろんな虫たちに遭遇しては恐ろしい思いをした、という思い出話

(部屋にでっかいクモが出て掃除機で吸ったら手元のホースがありえない音をたてた、とか)

(風呂に入ろうと片足を突っ込んだら、浴槽が真っ黒い羽虫で埋め尽くされていた、とか)

(布団をあげたら巨大な蛾がせんべいになっていた、とか)

(弟の机の引き出しからカマキリの子供がびっしり這い出てきた、とか)

で食事休憩の時間を埋め尽くすそんな無神経な、…ぬるい大人になってしまった今。

 

いろんな人の思い出を聞くにつれ、虫たちは虫たちで勝手に生きていっているのに、

我々が無駄にちょっかいをかけてるだけじゃないのか

という気がしないでもない、ちっぽけなトラウマ闘争。

 

虫たちにとっては、人間ほどやっかいでうっとおしいものはない、と

いうところかもな、と省みている秋の夜長です。

 

 

 

  

ただいま2時でございます。

ハイ、今七咲一人なので、文章に没頭できます。(今のうちに書いておかないと!!)

 

誰かが同じ部屋にいると、文章が書けない罠。

 

とはいえ、結婚してもう結構経つので、人がいると集中できない、という点は克服しました。

克服したので、旦那さんがいても一応、記事を書く作業はできるんですが

なんと七咲、文章つくってると、知らず顔は、

 

うすら笑い

 

を浮かべてるそうなんですよ。(旦那様の証言による)

 

おおお恐ろしい…

 

というわけで、旦那様がいない隙にちまちまと文章を書きためてます。

1時には寝る予定でしたが、思いのほかてこずったのと、無駄に目がさえちゃったのと(汗)

まとめの記事(トラウマ考察)がこれまた長くなるので、また今度にしよう。と、

思います。

とはいえ、虫記事3連投なんで、そろそろ別の記事を書きたい。

(この時期のお約束記事ですよ、ええもちろん。そっちを連続投下したくてたまらんのですよ)

 

そういうわけで、また何かの虫に遭遇したら、面白可笑しく触れ合う努力をするとして、

虫たちの安息のために、今夜は眠るとしましょう。