彌栄会の徒然ブログ

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神社・神宮・大社・天満宮・八幡宮・稲荷の違い

2011-01-30 07:00:00 | Weblog
神社…神道の信仰に基づき作られ、祭祀(さいし)や参拝の為の施設のある所になります。



古くは社殿がなくとも「神社」とし、山・滝・岩・森・巨木など多く自然を畏れ「カミ」(=信仰対象、神)とみなしたのです。



すなわち、現在の社殿を伴う「神社」は、これら神々が祭祀時に御神体から移し祀られた祭殿があって、これが常設したものだと考えられているそうです。



神宮…天皇や皇室祖先神を祭神とする神社を指します。



代表的な3つを三大神宮または三神宮と呼ぶことがあり、これには二つの説があります。



三大神宮は江戸時代から「神宮」を名乗っていた【伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮】とし、三神宮は皇室に縁の深い神宮を選び、三種の神器を神体とする【伊勢神宮・熱田神宮・平安神宮or明治神宮】を指します。



しかし、「神宮」とはもともと伊勢神宮の事になりますので、他の神宮と同等ではありませんのでご注意を。



大社…極めて大きな神社や、由緒ある名高い神社を指します。



古くは神社を格式によって大社・中社・小社に分けたうちの神社を指します。



1871年から実施された神社制度(第2次世界大戦後廃止)の社格で、社号としては出雲大社のみ許されました。



天満宮…菅原道真を祭神とする神社の事で、以前は雷神を祀る神社でした。



雷神は、天つ神様(天神様)の一人で、その雷神と菅原道真の祟りを結びつけ、後に学問の神様と祀られるようになりました。



特に有名なのは、大阪の大阪天満宮、京都の北野天満宮、福岡県の太宰府天満宮があります。



八幡宮…八幡神を祀った神社を指します。



武運の神として祀られ、大分県宇佐市宇佐八幡宮が総本社になっています。



稲荷…稲荷神を祀る神社の事を指します。



稲・農耕の神様で、赤い鳥居と白い狐がシンボルとなっており広く知られています。(日本で一番多い神社)



京都市伏見区にある伏見稲荷大社が総本社となっています。



以上が名称の違いになります。



日本全国には多くの神社が存在するので、それぞれの意味の違いを知っておくことも大事ですね。



投稿者:広報委員長・イニシャルD