こんばんは。
「大っ嫌い!」の反対は、「大好き」なのかというとそうではない。
全く関心がないことだ。
熟年夫婦にありそうだな、関心がない状態。こわ~。
相手のことをやきもきと想う、それは、大嫌いだとしても、ムカムカしても、興味があるってことだ。
マザー・テレサの言葉、愛の反対は無関心、というのは真実と思う。
さてさて。
夫は姑とこが本当の母親かどうかすら認めたくない、と苦々しげに言ったことがあった。
…あなたね、それは、「あ・い」よ。
もう馬鹿なの?あんたも認知症か?ぐらいの表情で夫は私を見たけれども。
あ・い、愛なのよ。
他の人にはお愛想で耳にさわりのいい言葉を言ったとしても、
唯一の息子には、本音を思わず言ってしまうものよ。
そうして、そのことが貴方を傷つけたとしても、それも愛よ。強くなるのよ、勇気を持って認めるのよ、貴方がやきもきする程、貴方は母親を大切に想っているということなのよーー。私は貴方が優しいひとだと知っている、後で悔やむのではと思っている。
夫は、私のくどくどと続く認知症の事例や過去の彼の母親の話にうんざりしたような顔や本当に怒った表情だった(汗)けれど、
翌朝、私に謝罪し、私たちは一緒に出掛けることにした。
話は変わるが、いつもと一風変わった歌番組を家族三人で見た。
のど自慢ザワールドだ。外国人が日本の歌を日本語で歌う。
とても歌がうまいことにも驚嘆するが、日本語で日本人以上に感情を込めて歌うさまをみると、誇らしい気持ちにさせられる。
しかも日本人にない、底抜けに明るいものを持った人もいる。
それが優勝したフィリピンの3人組だった。
最初に見たとき、歌のうまさだけでなく、何かいい感じがあるのは、表情というか、う~ん、顔の相とでもいうべき「佳さ」「善さ」(よさ)だろう。笑顔がいいのだ。
悪いことなど何もないと信じ切っているような、笑顔。
三人がとても気持ちよさそうに、美しく歌っているさまには、愛を感じた。無関心ではいられない、惹きつけられるものがあるのだ。
歌っている彼らは、フィリピンから日本にやってきて、歌うためにステージに立っている、大好きな日本、ありがとうとその笑顔が言っている、そんな感じだ。
眉間が、大きくからりと、斜め上に向かって開いているように見えた。
なんだか、笑顔がいいことは強烈な力になるということを証明しているみたいだった。
歌そのものも楽しく聴いて、息子も交え、この歌知ってる?などリラックスした中で会話が続いた。
そのことも、ありがたいなぁと思うひと時だった。
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