goo blog サービス終了のお知らせ 

とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

俺とぉお前のぉよぉ~(絶望、そして反転して渇望する)

2020-01-15 21:04:55 | 日記
♪兄弟船はぁ~、親父のぉ形見ぃ~♪

いやぁ熱かった!
テレビ朝日の1月12日夜、大間のマグロ一本釣り漁のドキュメンタリ。

夫と二人でテレビを見るなんて珍しいことだった。
いつもは夫がテレビのチャンネルをぱっぱっと変え、
「面白いの、やってないね」
とプチっとテレビの電源を切られてしまって終わりだが、
マグロ漁の有名な青森県大間町のこととあってか、
それともこの一本釣り漁師のちょっと頼りないところが気になったのか、
夫は興味を持って見始めた。

BGMがほとんどアニメ「犬夜叉」と演歌。

しかしいつも美味しくいただいているマグロが、
このように一本釣りされるのかと思うと
(いつも食べているのはこんな高級な奴じゃないと思うけどさ)、
なんだか感慨深い。
餌が生きたフクラギだとか、25メートルの位置に釣り糸に目印がついているとか、
電気ショックを与えてマグロを気絶させて急所を突くとか、
なかなかに目が離せない緊迫感があった。

そして、一番、意外だったのが、夫の反応だ。

マグロ漁氏 山本さんが、マグロがかかった! すわ!とばかり奮闘しているが
船底の方へとマグロが逃げようとする。
船べり、船体に細い釣り糸が擦られ、糸が切られてしまうという緊張感。
ナレーションは「この後、不運が山本さんを襲う」など冷静にいう。
え~!もう少しで釣れるんだよね?とじっと見入る。
番組は他のマグロ漁の兄弟や山本さんの息子さんの漁の様子を紹介。
比較対象を提示しているのだ。
そして釣り上げたマグロの重量が158キロだとか、
200キロを超える超大物!とか紹介されると、
そのたびにテンションが上がっていくのだった。
山本さんを見舞う「不運」とやらを見ては、
夫は明らかに一緒に闘うかのように
「もうっ、ここでさ、あ~っ」と入れ込んでいた。

…闘うという、男性の気質なのだな、と思う。

女性の脳はたいてい誰かとつるむことや、自分の考えが正しいかどうか
誰かに聞こうと考えて、自分で決めることを回避しようとして、
誰かと同じ感情だということを感じたがっているが、
男性は競うとか、負けないとか、
自分は低く見られていないかとか、
そういうところに執着する脳なのだ。

違っていい。違っていいが、つまるところ、一緒にはならないのだな、
と絶望し、その勝ち負けに執着する能力を渇望する一瞬である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SONYとの決別を考える。(2) | トップ | いま やってみたいこと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事