健康オタク？？6

またも、右耳の下が腫れた。顔の形がちがうほどだ。

経緯はこうだ。

激務、といってもデスクワークが主だが、残業続き、場合によっては週末も調べものをするなど、仕事漬けの日が続いていた。

当然ストレスが溜まるし、完全に寝不足なのだが、気晴らししたい。
金曜の深夜、やりたかったゲームをしたり、心配する夫が私のグラスへレスポンス良く注いでくれるワインにいい気分になって、お風呂に歯磨き、就寝。

なんてことない日常のはずが、早朝（っていうかまだ４時前）、痛みで目が覚めた。右耳下、耳下腺のあたりが腫れている。初めてじゃない。
何度もやってるので、またか！とは思う。
が、今回はいつもより痛い。痛くて眠れない。
眠いのに。。

音を立てないように冷蔵庫から保冷剤をもってきてタオルにくるみ、患部に当てると、ややずきずきするが、やがてすぅっと寝られた。
目が覚めたら11時半ごろ。以前も相談したことのある耳鼻科に行くべきだが、土曜日なので診察は午前中で終わりだろうし、身体もだるい。
腫れはさほどひいてなかった。いつもならよく寝て翌日にはかなり腫れもひくのだが、今回は痛みも腫れも強い。

息子が保育園に通園している時、おたふくが流行った。
息子がまずかかり、あろうことか、私も腫れた。「やってなかったのね」たしかに母子手帳にその記入がない。
息子と一緒に診てくれた内科医は、「唾液の出るところは、あごのところと左右の耳の下と三か所あって、いずれも腫れ方は小さいですが、どうも状況からしておたふくかぜ、でしょうね。」とあえて断言を避けられた。珍しい、のかな。

唾液がでる腺のうち、大きいのが耳下腺らしい。その導管が口内に開いているわけで。

おたふくかぜでなければただの耳下腺炎だが、一か所だけ腫れるものだという。まぁよほど口内の衛生が悪く、複数個所腫れることもあろうがあまりないのだそう。…よかった、その時の私の口内衛生はさほど悪くなかったみたいで。。

ともかく、月曜の朝もけっこうな腫れ具合なので、上司に連絡を入れ、通院してから出社とした。
以前相談した耳鼻咽喉科は、ご夫婦ともに耳鼻科の医師で、女医さんは若く、きっぱりと断言してくれる感じが好ましく思えた。耳下腺の腫れについては、腫れている時に診ないと何とも言えないとのこと。幸い（？）、ほぼ週末に腫れ、ロキソニンなど飲むと、わりとすぐ腫れがひいてしまうので機会がなかった。

今回担当してくれたのは40代、ひょっとすると50になろうかと見える男性医師だった。

みるなり、触診、すぐに一番痛い個所を探り当てた。

「かなり腫れてますね！」

「前日の晩にワインを飲んだんです、」

「ああ、アルコール、辛い物、酸っぱい物は粘膜が腫れるので唾液が分泌されにくくなります（からダメです）」

何度も繰り返していることを踏まえ、続けて言うには、「腫れているのは唾液腺の箇所です、ここに唾石（だせき）があるのかもしれない、疲れたり寝不足の時に腫れる原因として唾石が考えられます」。

「まずは検査、検査はCTスキャンですね、石があるなら切開して取り出すので手術となります、うちはCTにしろ手術にしろ設備がありませんので大きい病院を紹介できますので」

（＠_＠）あわわ。
経験ある医師が、触った感触をもって言っているのだから、触診時に触った一番痛い個所に石がありそうだとすぐ分かったものと思う。おっしゃていることは適切だろうけれども、仕事を休むほどでもない。。
しかし、ここを手術ではなく薬で乗り切れたとして、次に腫れた時には、、もっとひどく腫れるのかもしれない。。

「う～ん、、今日はこのあと仕事が」と困ったように言ってしまった。

すると

「まずは薬で抑えましょう、抗生剤を二種類だします。お腹がゆるくなることはありますか？」

これまではロキソニンと一緒にムコスタという胃炎を抑える薬も処方されること常だったので、それが頭をかすめたが、便がゆるくなりやすいかというとそうでもないかも、と「大丈夫かな」と答えて、後で後悔した。
腫れは、抗生剤の効果で３日ほどでほぼなくなった。

１週間、仕事をしながら抗生剤を朝晩飲んだわけだが、これが今までもらったどの抗生剤よりもきつかった。
おそらく、腸内の菌がすべて居なくなったんじゃないのか？

口内の唾液が薬臭い。便は普通に出たがやや、やわらかく、そして重い。
お腹も重い。食欲ない。これは薬を飲まなくなっても２週間以上続いた。
ヨーグルトを食べたり、乳酸菌飲料や、青汁を飲んで過ごした。アルコールがだめで、ここしばらくは控えている。

なのに、舌が荒れてしまい、舌の先に口内炎ができてしまった。

今は口内の荒れが少し残っている以外は普通だ。
しかし、身体は全体のバランスが大切なんだなぁ、と実感。
それに、今度腫れたら、、CTスキャンコースかもしれない。。こわ～
寝不足とお酒に気を付けよう、と思った次第だ。

健康第一、である。