民俗行事・野鳥等のalbum

民俗行事(獅子舞・神楽等)と野鳥を主に撮ったものです。

下高野の辻切り

2012-01-29 18:39:14 | その他

下高野地区で集落に疫病や悪霊が侵入しないように行われた「辻切り」を見に行きました。
ここの辻切りは、集落の他地区からの道の境に、「ワラで作った大蛇」に杉の葉、ひいらぎ
を刺して神主さんから頂いた塞神である「やちまた比古神」「やちまた比女神」、「久那戸神」
のお札を一緒に刺して、他地区との境6ヶ所に供えるものです。
また、各戸の門前に「小さな蛇」を供えて、悪霊等が「ワラで作った大蛇」を突破したとしても
「小さな蛇」でその侵入を防ぎ、幸せが外に逃げないようにする印として張るようです。


井野の辻切り

2012-01-27 03:30:50 | その他

先日、井野地区で「辻切り」が行われたので見に行きました。
この辻切りは、ワラで作った全長5メートルほどの大きな蛇(大辻)を地区の辻の木に、小さな蛇(小辻)を家の戸口に取り付けて、災厄や疫病などが外部から侵入を遮ることを目的とする民俗行事です。
大辻は八つ作られますが、その一つを作る世話係の家で、大辻・小辻が作られ、大辻を木に取り付けるまでの作業状況を見せてもらいました。

 


稲生神社のひげなで三杯

2012-01-15 18:42:20 | その他

今泉地区の稲生神社で五穀豊穣、家内安全を願って「ひげなで三杯」が行われたので見に行きました。
この行事は、今泉の16地区の中の当番区が、昔からのしきたりにより、はかま姿の座奉行(小学校入学前後の子ども)2人が東西に分かれて、他の地区の氏子を小椀、中椀、大椀の順で杯を接待したあと、酒豪2名づつが東西に分かれて酒を競って飲むものです。
対戦相手の了解のもとどちらで競い合うかが決められ、ひげをなでると酒を3杯飲み干すならわしです
なお、以前は神楽も奉納されていたが途絶えてしまい、お面だけが大切に保存されている。


山桑のつなかけ神事

2012-01-08 18:56:50 | その他

山桑地区の稲荷神社で五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願して行われた「つなかけ神事」を見に行きました。
神社に氏子の皆さん30人ほどが集まって、半日がかりで、全長10メートル、重さ70キロほど大蛇を形どった大注連縄を作り、神社拝殿に幕「一旒」とともに飾り、奉納儀式の後、鳥居前に張り渡されました。
なお、大注連縄には、五穀豊穣を願う木札と十二支の木札が取り付けられ、最後に手締めが行われました。