xina-shinのぷちレビュー?

時間に追われる生活に一息ついて・・・

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「情事」DVDにて

2004年11月16日 | cinema-korea
DVDで韓国映画『情事 原題:정사 an affair』を観ました。

主演は『スキャンダル』『燃ゆる月』の「イ・ミスク」、『イルマーレ』『ラストプレゼント』の「イ・ジョンジェ」のお二人。

四十歳を目前に控えた『ソヒョン』(イ・ミスク)は高名な建築家の夫と小学生の子供と生まれ育った町で平凡に暮らしていた。アメリカに住む妹『ジヒョン』(キム・ミン)から電話があり今度結婚することを決めたと報告される。仕事の関係で一足早く帰国した婚約者『ウィン』(イ・ジョンジェ)と新生活の為、彼と頻繁に会うようになる。『ウィン』は魅力的な彼女に心惹かれていくのを感じていた。一方『ソヒョン』も彼に惹かれていたがそれを認めることにためらいを持ていた。そんな折り車で彼を自宅に送った彼女に『ウィン』は突然キスをする。戸惑いながら車を走らせる『ソヒョン』であったが・・・

以下ネタバレ



私と同年代の、だんながいる女性の方にはあまりお見せしたくないです。真似されちゃこまります。(ま、私は独身なんで所詮他人事なんですけど・・・)

韓国映画のいわゆる不倫モノはこれまで何作か観てきましたが、この作品ほど後になってから考えさせられる作品は初めてでしたね。

妹の婚約者に「夫を愛していますか?」と問われ、「いい人よ。」と答える彼女。
建築家夫人という立場で小学生の子供にも恵まれ一生生まれ育った町を出ることなく終わるであろう生活を続ける彼女でしたが、夫との間には情けはあっても愛情はありませんでした。そこに現れた妹の婚約者に心引かれる彼女に共感される方も多いのではないかと思います。自分の感情に正直に生きる彼女の明日はどうなるんでしょう?

ストーリーとしてはシンプルです。結果も想像通りです。しかしエンディングであえて決着をつけなかったのは私的には好印象です。彼女がそこに向かうであろう事は、その話題が出た時に読めたことですが、そこで二人が再会できるのかは誰にも分からないことです。

主演の「イ・ミスク」の作品はこれまで何作か観てきましたが、主役のものは実はこれが初めてでした。あんなに綺麗だとは思いませんでした。それもあまりお化粧をしているようにも見えません。彼女は1960年生まれだそうです。この作品は1998年ですからほぼ役柄どおりの年齢です。ということは今の私と同じです。ストライクゾーンに入ってくるわけですね。結婚休業後10年ぶりの作品だったらしいですが、撮影当時は話題になっていたようですね。


評価 星 みっつ


情事@映画生活


P.S.
夫と子供のいる貴女にあえて問います。今、貴女が真実の愛に巡り会ったとしたら、貴女ならどうしますか?自分に素直に生きられますか?全てを投げ捨てることは貴女には出来ますか?
この映画はそんなことをもしかしたら問いかけているのかもしれません。


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4 コメント

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はじめまして (ゆや)
2004-11-17 17:06:48
いつも映画の話楽しく読ませていただいてます



つい自分に質問された気がしたのでコメントしてみました



全部投げ捨てて素直に生きてもいいですか?

でも、向こうはそれを望んでいないとしたら・・・

子供のために見せかけの家庭を続けています

いつまで耐えられるかわかりませんが
返信する
アンニョン (xina-shin)
2004-11-18 22:20:16
>ゆや様コメント、カムサハムニダ。

そうですよね。子供の存在が大きいとは思います。

作品ではあまりその点は触れられずかえって逢瀬の場になっていました。深い愛の前で子供をとるか彼をとるか、になるのかも。(主人をとるは選択肢に入れていないし・・・)
返信する
こんばんは☆ (☆なな☆)
2005-03-31 04:47:16
xina-shinさん。お久しぶりです。こんばんは。

トラックバック、ありがとうございました。

あたしは一応、だんな様も子供もいるので。。

この映画は彼女の身になって?考えながら

観ていましたが。。

でも、彼女が真実の愛にめぐりあったようには

観えないところが、残念でした。

イ・ジョンジェ(というかウイン。。)の魅力の

虜になっているようにしか観えなかったので。。

返信する
チョウムです。 (kei)
2005-04-14 18:13:15
“情事”で検索していたら、ここに辿り着きました。

どうしても忘れられない印象的な作品だったので、

再びレンタルし、二回目を堪能したところです。



映画は二度目が面白い!細部が見えてくるから。

今回も、胸がいっぱいになりました。

イ・ミスクもイ・ジョンジェも大好きな俳優です。



さて、「貴女なら・・・」という問いかけに、私も自分の中の答を探してみました。

私がソヒョンであったなら、間違いなく、ウインに賭けます。少なくとも、今の彼女の人生のままでいるより、生きていることが実感できるであろうから。

非難されようと、経済的に困窮しようと、自分らしく在る方が幸せだと思うから(問題は子供だけど、現夫に新妻をもらっていただいて、そちらに託すしかない・笑)。



この映画は、私に往年のフランス映画を彷彿とさせたのですが、それはあの音楽のせいでしょうか?音楽の題名をご存知でしたら、教えてくださいませ。

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