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司馬遼太郎著「侍はこわい」読了

2005年01月16日 | books
昨日映画館に行く前に本屋さんに寄って、文庫を三冊買ってきました。

司馬遼太郎 著 光文社文庫刊 『侍はこわい』
侍はこわい

光文社

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柳原慧 著 宝島文庫刊 『パーフェクト・プラン』
真保裕一 著 新潮文庫刊 『奇跡の人』

の三冊です。

そのうちの一冊、『侍はこわい』を読み終えました。

商家の娘 『お婦以(おふい)』は唐物同心『相楽庄之助』の元に嫁いでから三年が過ぎていた。21になるにもかかわらず娘っ気が抜けない『お婦以』を、『庄之助』は小うるさく感じるも可愛く思っていた。
『お婦以』にとっての夫としての『庄之助』はいつも微笑みを絶やさぬ気の優しい男であり、夫婦仲は円満だった。
北辰一刀流の道場の代稽古として非番の日には必ず道場に通う『庄之助』だったが、ある日を境に彼のからだから胴や籠手のにおいが絶えた。女の影を感じた『お婦以』は実家の番頭『与吉』に相談するが・・・

表題作『侍はこわい』以下8編収録

収録作
『権兵衛五千石』昭和40年1月初出誌
『豪傑と小壺』昭和34年3月
『狐斬り』昭和37年2月
『忍者四貫目の死』昭和36年5月
『みょうが斎の武術』昭和35年4月
『庄兵衛稲荷』昭和35年4月
『侍はこわい』昭和36年6月
『ただいま十六歳』昭和39年11月


昭和30年代~40年にかけて雑誌に発表されたまま、今までどの作品集にも収録されていなかった短編集ということで迷わず買ってしまいました。
『司馬遼太郎』氏は初期から中期は時代小説、中期から後期にかけては歴史小説と作品の傾向が変わっていきますが、本短編集は初期の時代小説が収録されており、司馬ファン必読の一冊だと思います。


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