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こばこのひとりごつ

毎日の出来事、思うことを綴っています。

『アイ・アム・ア・ウーマン』 谷村志穂

2005年01月09日 14時31分28秒 | BOOK
またまた気になる谷村志穂さんの本です。
朝の8時から正午まで約4時間ノンストップで読みました。

30代半ばの主人公が黒人男性と知り合い
のめり込んでいく。
付き合うにつれて金・裏切り・性の絡んだ
黒人男性の本質が浮き彫りになり悩み苦しむ・・

何の解決も教訓もなく話は結末へ進みましたが、
読み終わった後は不思議とさわやかな後味が残りました。

がんじがらめな状態から逃げ出したくても
逃げ出せない時に読んでみると
何かしら自分なりの答えが見つかるんじゃないかなと
思わせる本でした。

時に理性よりも本能にまかせてもいいかなって。

谷村志穂さん公式HPはこちらから

『ノルウェーの森』 村上春樹

2005年01月08日 13時12分31秒 | BOOK
ずっと昔に買った本です。
この本、ここ最近中国でベストセラーになったと聞いたのを
きっかけに、もう一度読み返してみようと思いました。

初めてこの本を読んだ時、私は登場人物と同世代ぐらいの
学生でしたが、当時この本のどこがいいのか全くわかりませんでした。
だって 神経衰弱の登場人物と性描写ばかり。
私と同世代の登場人物にしては共通点もないし、
共感できる点もひとつもなかった。

今読み終えてみると「あぁ、やっぱり名作だわ。」って思いました。
長い本で、比較的淡々としていますが
最後から2ページ目で涙が溢れてきて止まらなかった。

今の自分が人生の岐路にいるせいかもしれないけれど
もやがパッと晴れてずっと遠くまで見えた気がしました。


いろんな作家の本を読んできましたが、
「この人、村上さんの影響を受けているな」って
思うことは少なくありません。
そういう意味でも、村上春樹さんはすばらしい作家であり
今後も先駆者として多くの作品を残して欲しいと思います。


私は浮気性な水星人

2005年01月05日 17時20分13秒 | BOOK
最近、細木数子番組多いですね~。
あの「私を誰だと思ってるの!」っていう
偉そーな態度は気にくわないけれど
番組は面白いのでよく見ます。

そして 初めて細木先生の本を買ってみました。
星別に本が違うので、まずは自分がどの星かを
調べなければなりません。
下記のHPから調べられるので、気になる方はどうぞ!
細木数子のあなたは何星人?

私は水星人で、クールで家族愛に飢えた無類のセックス好きだそうです。
全部外れてますけど・・・

読んでみると、自分の意図と合わない部分があって
ちょっとへこみました。。
ま、全て鵜呑みにするつもりもないので
軽く参考にすることに致します。



『美肌』 山崎千里

2004年12月28日 15時26分05秒 | BOOK
去年発行され買い求めてから
定期的に繰り返し読んでいます。
なぜなら、山崎さんの美意識の高さに驚かされ
同じ女として大変刺激になるからです。

-月のサイクルに合わせて生活を考える-
これが山崎さんの美肌方法の基本です。

また、美肌になるためにはまずスキンケアやお化粧が
メインかと考えがちですが、もっとさまざまな角度から
追求されています。

・新月の時、洗顔後何もつけないー肌の基礎体力の向上
・白目や歯の白さが肌色を明るく見せる
・顔とつながっている頭皮のマッサージが
しわ、たるみ予防になる
・涙を流すー涙腺の循環がよくなり、濡れような瞳に
・自分の感情を支配するー不快な感情は捨ててしまう
・日本食を食べるー先祖が口にしてきた食材が一番体質に合う
・よく噛むー老後まですっきりフェイスに
・寝起き時、背中に太陽の光を浴びると体内時計が働き
すっきりする。
・ひじをついたり携帯電話等、顔に触らないように
配慮するのもスキンケアの一つ

すべてを鵜呑みにして実行するのは難しいですが
ストレスの溜まった時に読むと 自分の生活を見直し
改善するアドバイスがたくさん書かれており
とても参考になります。

女性なら一読の価値ありです。

『スイートリトルライズ』 江國香織

2004年12月26日 11時30分47秒 | BOOK
仕事は成功し結婚もしている美しい主人公。

しかし、夫は部屋に鍵をかけて自分だけの時間を楽しみ
何年もセックルレスな生活。
大学時代の後輩と不倫も始める。

主人公自身も不倫相手と会い続ける。

一見、うまくいっていないように見えるけれども
主人公と夫は心底では繋がっていて
お互いに大切に思っている。

この状態が心地よいのではと感じる読者もいるようですが、
私にはお互いに必要としているのにそれがうまく相手に伝えられない
ようなもどかしさを感じました。
夫婦なのに。


「なぜ嘘をつけないか知ってる?人は守りたいものに嘘をつくの。
あるいは守ろうとするものに。」 本文より