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こばこのひとりごつ

毎日の出来事、思うことを綴っています。

『思いわずらうことなく 愉しく生きよ』 江國香織

2005年01月22日 12時10分29秒 | BOOK
3人姉妹の話です。

この本はタイトル「思いわずらうことなく 愉しく生きよ」が
まず気に入って読みました。
そういう生き方が出来たらいいなーって。
でも、しようと思えば出来るんですよね、
やらないだけで。

この本では、
夫の暴力、恋人との別れ、新しい出会いなど3人姉妹と
それを取り巻く人達の話です。

最終的に人間は急に変われない。
でもまずは気持ちの持ちようを変えること。
そこから何か新しいことがはじまる。

この本からそんな事を教えられました。

『春、バーニーズで』 吉田修一

2005年01月21日 15時10分40秒 | BOOK
吉田修一さんの本、久しぶりに読みました。

最近、女性側の語りの本を読むことが多かったので
男性側の心情を綴っているこの本は新鮮に感じました。

そこら辺にいそうな主人公で、
誰にでも起こりそうで、
誰もが考えてそうで、
あまりに普通の出来事で、
まるで自分のことのようにすんなりと入ってきました。

文章はとても洗練されていてスマートでかっこいい。
普通なんだけれども心に残る。
とってもお気に入りの1冊です。




『蛇にピアス』 金原ひとみ

2005年01月20日 16時23分03秒 | BOOK
芥川賞受賞作品ということですが、
最近の若い子はこんな事を考えてるのかと
思うと怖くなりました。

賛否両論ある作品ですが、私は残念ながら
何が評価されて受賞となったのかわからない側でした。

昔、族に入っていたけれども今は立派なパパやってる
というのが少し前の若者の姿だけど、
今の若者は大人になってから立派な親になれるのか?

今の若者の考えは、「頑張るのはかっこ悪い」って空気でしょ。
いつからそんな風になっちゃったの?

昔から
栄えた文明は滅び、
新しい文明が生まれて栄えて滅びる の繰り返し。

モノが溢れ、不自由のない時代。
滅びるしかないのかな?



『Curtain』 谷村志穂

2005年01月19日 14時45分31秒 | BOOK
最近好きになりつつある谷村志穂さんの本です。
再び。

この本は20、30代の女性が主人公の短編集。
短編集だからと思ってあなどっちゃいけないゼ。

これが結構泣ける。
気持ちがへこんでた時に読んだせいでもあるけど
かなり泣きました。

「人の恋愛や結婚って、とても幸せそうに見えるけれども
人それぞれ必ず悩みや辛いことに苦闘していて
乗り越えようと頑張ってるんだよ」
と思わせてくれました。

辛いのは自分だけじゃないのだ。
私も頑張るよ。








『ダンス・ダンス・ダンス』 村上春樹

2005年01月13日 11時01分30秒 | BOOK
『ノルウェーの森』に続き、もっと村上春樹ワールドに
浸りた-いと思い、『ダンス・ダンス・ダンス』を
読みました。

SF・推理・サスペンス・恋愛の全てが含まれていて
独特の世界。好き嫌いに別れると思いますが、私には
とっても面白かった!

私は自分なりにストーリーを予想しながら読むのが好き
なのですが、この本の私予想は大外れでした~。
一部、未だに理解できない部分もありますが、
全体としてはとても良かったと思います。

この本も上下と長いですが、読み始めたら止まらなく
なって、あっという間でした。