北海道スポーツサイクルフェスティバルに参加すべく、ロードを駆って札幌へ。
日帰りの強行日程である。
6時10分出発。
ケイデンス80rpmを意識してひた走り、7時45分には月形に到着。
順調である。
しかし、それもここまで。
突然ペースががた落ちとなる。
ギアを落とそうが、60rpmがやっとという有様。
慣れないフレーム、慣れないペース配分で、エネルギーが枯渇したらしい。
結局、会場のつどーむに到着したのは10時30分であった。
4時間を切ることは叶わず…。
つどーむの駐輪場には、高級車がたくさん止めてあった。
ショップ以外では初めて目にする光景に気圧される。
これらが試乗車のはずもなく、すべて来場者の愛車であるから恐ろしい。
目を白黒させていたところに、後輩が到着。
会場は中央に試乗コースがあり、それを取り囲むように有名メーカーのブースがずらり。
50万円以上の自転車が普通に並んでいるので、20万円以下だと安く見えてしまう。
即売会ではないので衝動買いの危険性はないものの…。
新車を購入したばかりで高級車に手を出すのは躊躇されたが、折角だからとTREKのブースへ。
Madone 3.1、4.7、5.2、6.9 SSLなどが並んでいるなかで、一際目を引く自転車が1台。
Domane 6.2である。
Domaneは、ULTEGRAで完全武装したフルカーボンのロードバイクでありながら、ホイールが700×25cとやや太め。
タイヤもスリックではない、よく見かける溝付きである。
街乗りもできるロードバイクというコンセプトだろうか。
で、恐る恐るスタッフに「これにも乗れますか」と聞いてみたら、「どうぞどうぞ」と二つ返事で試乗が決定。
サドルを合わせてすぐに出走かと思いきや、シマノのシューズに気付いたスタッフが、わざわざペダルをビンディングに交換してくれた。
彼らにしてみればペダル交換なんて朝飯前なんだろうが、それでもこのサービスは嬉しい。
今日初めてビンディングを体験してきたなんて、口が裂けても言えない…。
さあ、クリートをはめ込んでいざ出走。
ん…んんん?
試乗コースは結構でこぼこしているのに、振動が伝わってこない。
意図的に段差に入っても、どこかにサスが付いているのかと思うくらい、静かなフレーム。
「石畳でも快適に走れる」なんてレビューをどこかで見た気がするが、それが大言壮語でないことを身をもって知ることに。
あまりのパフォーマンスに震撼し、すごすごとブースにご返却申し上げた。
ちなみに、Domane 6.2は完成車で499,000円。
会場内にいるとまあまあなお値段にしか見えないが、冷静に考えてみれば、私の2.5なら複数台買えてしまう。
くわばらくわばら…。
会場を後にして、新道東のサイクルベースあさひを偵察。
しかし、こちらは自転車量販店という装いでちょっと期待はずれ。
まあ、一般市民に一番売れる商品は何かと言ったら、こういう品揃えで正解ではあると思うが。
日帰りなので長居もできず、14時30分に札幌を発つ。
昼食は摂ったと言えど、枯渇した体力がいきなり戻るでもなし。
引き足がまったく使えないほどヘロヘロ状態。
月形通過が17時10分と、MTB以下のローペースである。
その後もペースは上がらず。
集落ごとに休憩しながら、気力で進んでいるような感じ。
新十津川に入ったころ、山影に日が没する。
このままでは無灯火走行になってしまうと、焦りと気合でラストスパート。
19時10分、何とか空に明るさがあるうちに自宅到着となった。
そうそう、一度も立ちごけなかったのは優秀だった。
自分で自分を褒めてあげたい。
総括。
- ロードのスペックに体が付いていっていない
- ロードで札幌市内を走ると、MTBの3倍以上疲れる
- 今季初のロングライドで160kmはやり過ぎ
本質的にスタミナ不足ってことだわ。
【本日走行距離R】155.51km
【積算走行距離】529.7km(355.3+174.4)