デンエイ日記。

日々色々
カトさんの出現率は、トキワの森のピカチュウ並。

悩みの種は蒔くと実ってまた増える。(カト

2007年02月18日 | カト
『燃えよ剣』をよんでいる。今、鳥羽伏見の戦いの途中。沖田総司くんが萌えキャラ過ぎだとかはおいといて、
剣の時代の終わりのストーリーにこのタイトルってのが先ずはいいよね。
時代遅れこそ義ではないのか。思想の乱世と書き込んでおいて
若干ばか者扱いくらいに書いておいてのこのタイトルは、良いなぁ。
と、ここでフィギュアの話。
フィギュアの世界はここ数年乱世だった。だった。もう終わったか。
ガレージキットから完成品への変化は、当初ゲンケイシの間では
レジンキャストからPVCへの変化、つまり原型に対しての再現レベルの低下が問題になっていたように思う。
だけど、全然そんなことじゃなかったんだなと、最近思うようになった。
座ってるフィギュアのケツをへこませるかへこませないかでちょっと仕事先でもめたことがある。
寝転がっているポーズは売れないとかなんとかでもめたこともある。
ユーザーは平らな面を持っているものを嫌うというのだ。
ケツはへこむだろ!
こんな議論はおそらく、ガレージキットが中心だった頃にはあがらなかったものだと思う。
作って、塗装して、凝るならベースも作って、飾っておく。ガレキユーザーの楽しみと満足感はそこにあった。
フィギュアは飾るものであり、接地面はややもすれば接着面であり、ベストなポーズでの作り込みこそが大事だった。
しかし、PVC完成品の時代になって、思う。箱から取り出して一体何秒くらい楽しめるのか。30秒くらいじゃね?
きっと実際そうなんだろうと思う。だから、PVC完成品のユーザーさんは首のすげ替えなんかが好きであり、ポーズを別の解釈にして楽しんでいたり、なぜかプロレスの技をかけてみたりして楽しんでいるわけだ。
作って飾る。から、買ってきて遊ぶ。への変化。これが、何年か続いていた僕らの乱世だったんだろう。
むろん、僕なんかもがれきの畑の育ちだ。だから多分観賞用にとらえて作ろうとしている。
へこまない胸もケツも、きれいなものではないとばかにしている。なにを考えているんだ?と。
最後の最後まで新作はがれきで先行販売ってことをやってた老舗メーカー(そのメーカーががれきを出さなくなったのがいわば江戸の終わりのときだったんだろう。もう、ずいぶんと前だが。)
がこの間出した座りポーズの完成品フィギュアはおそらく全く接地面がつぶれていない。
時代は決しきっとるか、とか思ってしまうね。

来週あたりWFか。今回は参加がないので、一般客として列に並んで
いろいろ見てこようかな。メーカーの見本市と化してるとかっていわれてるけど、そっちの方はみんなPVCだ。
ガレキを未だ作り続けてるのはアマチュアディーラーのみ。
時代の変化を全然早く読み取った、遊べるガレキを作る人もいる。入り乱れての合戦じゃ。
蚊帳の外だが!

鳥羽伏見、続きを読んできます。大政奉還の後なんね。知らんかった。
イベントではケツの作りに注目。
『萌えよケツ!』なんちゃって笑。、、、、、は?、え?、、ああ、ああ、こんな、、こんな駄じゃれのための伏線だったのか、、。
何と言うかこう、、今は、後悔の念で、あの、
いっぱいです。

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