![]() | 誰も教えなかった運転免許取得の「裏技」 (講談社プラスアルファ文庫)小森 玲子講談社このアイテムの詳細を見る |
クルマに乗るためには自動車教習所に通わなければなりません。
20年前ぐらいならば、学科の勉強と実技の上達に全神経を注ぎさえすれば、なんとか普通免許は取れる時代でしたが、今はそんなことよりも教習所自体の『経営状態』をある程度把握した教習所選びをしないとエラい目にあうのです。
数年前、ガソリンスタンドのオ-ナーからこんな話を聞いたことがあります。
それはクルマに貼られている『自動車教習所名』はそのままなのに、何の案内もなく、突然経営者(経営陣)がすべて変わるケースがあったそうです。
そして不運なことに、そのスタンドは変わる前の会社に何百万もの燃料代がツケ(売掛金といいますが)が残っていましたが、経営社が変わったという理由で見事踏み倒されたと激高してました。
『教習所に踏み倒されるとは・・・』
マンション建設・販売の低迷で建築業界(タイヤ的にはダンプ業界)が倒産するならまだ分かるのですが、麻雀で言えば超安パイ的な、お金払いが最高に良い『自動車教習所』が潰れるとは夢にも思わなかったそうです。
経営がまともでなければ、そこで指導員をされる方々の士気にも影響し、それが教習生に接する態度に悪変換したら、いい指導などできるはずもありません。
最近は高速道路の逆走なんていう破滅的な大事故が多々起きていますが、もしかするとその病巣は『自動車教習所』自身にあるのかもしれないと、この本を読みながら、そう教えてくれた気がします。
今日ご紹介した本は日本を代表するドライビングアドバイザー小森玲子さんの書き下ろし本
誰も教えなかった
運転免許の「裏技」
です。
目次を少しご紹介すると
第1章 間違いだらけの教習所選び
ペーパードライバー指導員を発見!・・・ありえない。
第2章 仮免に受かる人、落ちる人
見た目で落ちてしまう受験生・・・やっぱり、そうだったのか。
第3章 本免に受かる人、落ちる人
路上教習で起きた事故・・・悪いのは一般ドライバーor教習車のどっち?
第4章 教習所の受講期限が切れそうなとき
モンスター化する教習生・・・やっぱり、酷かった。
第5章 教習所は恋が芽生える出会いの場
赤いブラジャーの女性指導員・・・のような話がたくさんあります
免許を取られた一般ドライバーの読者さんにとっても面白い本です。
高速料金を1000円にするよりも、教習所の授業料を国が補助してあげて、若い方々が金銭的に取りやすい免許制度にした方がクルマも売れて、恋人もできやすいかと、そんな妄想も浮かんでしまいました。