La Terrasse

カフェ文化、パブリックライフ研究家 飯田美樹のブログ。著書に『カフェから時代は創られる』

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

お金持ちになるための、たったひとつのルールとは?

2021-02-21 21:10:59 | 英文記事読解
 お金持ちになるための唯一のルールは、資産と負債の違いを認識し、資産を買うことである。あまりにシンプルなルールなために、この深さや重要性はあまり理解されていない。金持ち父さんは言う。「お金持ちは資産を買う。貧しい人と中流階級は資産だと思い込んでいる負債を買っている。」私が9歳の時に金持ち父さんはお金持ちになる秘訣をそう教えてくれた。そんなにシンプルでわかりやすいのに、なぜ多くの人はお金持ちにならないのだろう?それは大人が物事を複雑に考えようとする傾向があるからだ。「資産というのは誰がそう言うかで決まるものではない。数字を見ることが重要だ。数字が何を語っているかを見抜く必要がある。お金持ちになりたければ、数字を読みとき、理解する必要がある」と金持ち父さんは耳にタコができるほど語っていた。「お金持ちは資産を購入し、一般人は負債を購入する」のだと。
 
 損益計算書とバランスシートの関係を見てみよう。損益計算書は収入と所得のバランスを計り、バランスシートは資産と負債のバランスを見るものだ。多くの初心者はこの関係性がわかっていない。資産というのは、自分が働く働かないにかかわらず、自分のポケットにお金を入れてくれるものである。負債は自分のポケットからお金を出していくものだ。キャッシュフローは資産・負債、収入、支出のお金の流れを意味している。もしお金持ちになりたければ、単に資産を購入し、資産形成をしていくことだ。中流か貧しい状態でいたければ、負債を買うことに人生を費やせばよい。
 
 人がお金に苦しむ原因というのは言葉と数字のファイナンシャル・リテラシーが不足しているためである。お金持ちがお金持ちになれるのは、お金に苦しんでいる人たちよりも金融リテラシーが高いからである。これは非常に重要な点である。
 
 一般的な若いカップルのライフスタイルを見てみよう。彼らは収入が上がるにつれ、夢の一軒家の購入を決意する。そこには住宅ローンとともに固定資産税がかかる。彼らは新しい車を買い、新しい家具や家に合う設備を購入する。ある日突然、彼らは自分たちが負債でいっぱいだという事実に気づいて愕然とする。彼らは今やラット・レースのわなにかかってしまったのだ。まもなく子供が生まれ、彼らはもっと働くことになる。そしてこのサイクルは繰り返される。収入が高くなるにつれ、税金も上がっていく。クレジットカードは限度額ギリギリまで使用している。彼らは借金を住宅ローンに組み込み、30年ローンを組むことにして、月々の支払額を減らす。ほっと一息。もうお金は使わないと心に決めるが、知人がセールにさそってくる。念のためクレジットカードはもっておこう。そしてこのサイクルは繰り返される。
 
 私はこうしたカップルに山のように出会ってきた。彼らの顔こそ違えど抱えている問題はいつだって同じである。彼らはこう訪ねてくる。「どうしたらもっとお金を手に入れることができるだろう?」本当に問題なのは、お金の使い方が間違っているのだと気づいていないということである。お金をもっと稼げても問題はほとんど解決しない。すぐに支出が増えるからだ。墓穴を掘っていることに気づいたのであれば、その穴を掘ることをやめるべきだ。自分を省みて、その生き方で本当によいのか問い直すべきなのだ。彼らは他人がやっているからという理由で同調し、疑問を抱くかわりに順応する。「分散投資せよ」「家こそが最大の資産」「安定した職業を選べ」「失敗を犯すな」「リスクを犯すな」本当にそうだろうか?
 
 このように家を投資だととらえ、収入の増加はより大きな家の購入や支出の増加を可能にするという考え方こそが、今日の借金まみれの社会の土台となっている。こうしたハイリスクな生活は金融教育の欠如からきている。投資信託が現在人気があるのは、それが安全だと思われているからである。彼らは分散投資が安全だと思っている。「安全に投資してリスクを避けよ。」しかし、金融の知識の欠如こそが、現在の中流階級の人が直面しているリスクをつくっているのである。彼らが安心、安全をもとめるのは彼らの金融状態がキツキツだからである。彼らの多くは収入源となる資産を持たず、唯一の収入源は給料である。彼らの生活は完全に雇用主に依存している。だから人生に一度のチャンスが巡ってきたときも、そのチャンスを手にすることができないでいる。
 
 資産と負債の違いを理解したのであれば、とにかく収入を生み出す資産を購入することに注力すべきである。そして負債と支出を減らし、もっと多くのお金を資産欄に投入できるようにすべきである。資産が増え、支出が減れば、今日仕事をやめてもそのお金で生きていくことができるようになる。豊かさとは今日働くことをやめて、何日生き残れるかという能力のことである。次の目標は余剰分を再投資し、より資産欄を育てていくことである。そして自分の支出を資産内にきちんとおさめつづけていれば、人はどんどん豊かになっていくのである。
 
※World News Caféで2月20日に読解した、Robert Kiyosaki "Rich Dad Poor Dad"のルール1を要約したものです。
この記事についてブログを書く
« ワクチンは実際どれほど有効... | トップ | 【英文記事要約】コロナ禍で... »
最新の画像もっと見る

英文記事読解」カテゴリの最新記事