神はサイコロを振らない ｔｈｅ ４ｔｈ ｄａｙ

号泣はしないけど、でも、泣かされちゃうんですよね。
３箇所泣きました。

神蔵さんの心の叫び。
あと半年、自分の生徒を見届けたかった。
娘の結婚式を見たかった。
半年でいいから時間を返してくれ。
それをヤッチに言うのは筋違いだし、言っても無駄だとは思うけど、誰かに言いたかったんですね。
ヤッチがなんでもするって言っても、そんなことできないのは分かっているのに言いたかったですね。
自分のことしか考えてない迷惑なおやじだと思いながらも、私には悪いと決め付けることはできないです。

浜砂柚子ちゃん。
自分が飛行機に乗らなくてよかったと思ってしまったこと、１０年間後悔しつづけてたんですね。
だから、家族を捨てても、今度は先輩についていこうと思ったんですね。

黒木亮くん。
１０年経ったということがまだ実感できてなくて、お母さんに会った時は真っ先に飛行機にちゃんと乗れたって嬉しそうに報告したね。
元のままの状態に自分は帰ってきていると思ってるんですね。
両親はもう離婚をしていて、それも君のせいだった。
そんなことは一生君に伝わらないといいな。

そんなことに涙しつつも、１０年のギャップを扱ったところには笑っちゃったんですよね。
哲が電話回線つなぎっぱなしで電話代がかかるって、昔はそうだったね～。
大体従量制だったもの。
テレホーダイは１０時からだっけ？
１０時には寝てる人だったから、私には無縁のサービスだったけど（笑）

ヤッチが瑠璃ちゃんに２００６年を説明しようと思った時に暗い世相しか思い浮かばないところとか、１０年たって、変わったねぇとしみじみうなづきました。
うーん。確かに世間は暗いなぁ。ヤッチの台詞だけ聞いてると未来がなさそう（笑）
少子化問題にヤッチがひたすら謝ってるのも笑えました。
ヤッチ、私もだから安心して（笑）

アッチが、ほんとに２００６年のことを知ってるのも笑えた。
前回はメイドかよって感じだったけど、今回は、なんでシール手帳まで知ってるの？って感じです。
あんな数年の学生生活の間だけ使うものをアッチよく知ってたねぇ。
何で勉強したんだろ。
でも、逆に「ダブルデート」とか発想するあたりがやっぱり１０年前の感性。
トレンディドラマは私もいまだに使います。（死語）つきで（笑）

菊坊は情けないね。
夢破れて、それを時代のせいにするのは私もよくないと思う。
全部自分のせいだよね。自分を責めなくてもいいけど、原因を時代に丸投げをするのはよくない。
あと、お姉ちゃんだからといって、女性をぶつのはよくないと思う。
それにしても、菊坊とヤッチの殴り合いすごかったですね。
あの音はかなりリアルでした。本気で殴ったかな？^^；

ヤッチは夢のない人間だけど、でも、それをこのドラマは魅力的に魅せてますよね。
理論でものを話す教授に向かってきった啖呵がおもしろかった。

「もういい！！　私は今度一切あなたとは感情論でしか話しません！」
ヤッチって素敵って思いました。
その啖呵に加藤教授も惚れたっぽい？

心が暖かくなったのは、ヤッチが「あたなと過ごした時間はすごく楽しかった。私にとってはすごく『楽しい思い出』なの、ごめん」と言っても、哲が「でも、俺はお前の夢を覚えている」と言い張ったところ。
それは哲の思い込みかもしれないけど、なんかそう言われて嬉しかった。

ヤッチが十年前に夢だったという『強くてまっすぐでそういう女性になりたい。しっかり自分の気持ちを持ってて、その気持ちに嘘つかない女性』。
私もなりたいです。でも、遠くはないかな？

哲はほんとにヤッチの惚れてますね。
一緒にいくてまっすぐなうるとほっとできる人っていいですね。
アッチが言うように男は顔じゃない。自然体でいられる人がいいってことかな。
哲の言う「バカ」は愛がこもってていいですね。

エンディングテーマに載せてヤッチが繰り返し呟く「私は今を生きている」。
奥が深いです。

今回、最後にぐーっと引き込まれる引きはなかったですが、でも、いい話でした。
ちょっと考えてしまったのは死んだクワガタ。
あのクワガタも１０年前に戻るんですよね。
一旦は生き返るってこと？
１０年前に引き戻されると死んでしまう（？）人達の中でもう死んでいるクワガタの位置づけは？
すごく気になるけど、どうなるのか全然思い浮かびません。
解明されるのは最終回くらいかな？


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