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2年間の英国生活から3年余りが経ち、すっかり日本国内の生活に浸かっています。
でも撮り溜めた写真がまだたくさんあるので、徐々にでもアップしていきます♪
ダヴィンチコード好きにはたまらない場所!ロスリン礼拝堂訪問記・その1

今回のスコットランドの旅の目玉の一つが、この「ロスリン礼拝堂Rosslyn Chapel」の訪問でした。(タイトル写真は内部の様子)
ダヴィンチコードDa Vinci Codeの映画→文庫(日本語)の順で見た直後で興奮覚めやらぬ私にとって、エジンバラからの約25分のレンタカーのドライブはあっという間でした。
ロスリンの街に入り、看板に従って到着したのは周囲に広大な緑を見渡す駐車場でした。
遠くには、森の中に廃墟となっている「ロスリン城」も見ることができます。

そこから礼拝堂への道はこんな感じの本当の田舎道で、徒歩2~3分で到着します。

入り口直前にあるこの建物は、かつての巡礼者が宿泊した宿らしいです。

到着した入り口はこんな感じ。入場券売り場の手前に小屋があって、並んでいる間にロスリン礼拝堂の歴史が簡単に勉強できます。

チケット売り場で英語のガイドブックを買ったのですが、頼むと日本語の翻訳冊子ももらうことができました。
さて、いよいよ入場です!
門をくぐってから南側に回り、見えてきたのは意外にも仮設の屋根をかぶった礼拝堂の全景でした。

「何だか味気ないなぁ・・・」と思ってしまいましたが、説明を読むとその不満は解消。スコットランドの風雨から礼拝堂を守るこの屋根のおかげで、湿気による苔やカビの発生が抑えられ、今日見ることができるような装飾が保たれている、とのこと。
これが無ければ、かつてそうであったように内部の装飾は苔で緑一色になってしまうそうです。
西側にある正面の入り口(映画ではここからラングトンとソフィー・ヌブーが入っていきます)はこんな感じ。

うっかりしていて、本に記述のある「ROSLIN」の標札や、開いたままになっていた木の扉をじっくり見るのを忘れていましたが、写真に「入口のアーチにある五弁飾りの薔薇の彫刻」が写っているのが見えると思います。

中では1時間おきにガイドツアー(無料)が行われていて、とても丁寧な解説を聞くことができます。ここの解説は各地のガイドツアーの中でも最も興味深く聞くことのできるものなので、是非参加する事をお薦めいたします。
ガイドツアーの解説をしている真ん中の男性は、ひょっとして「王家の血を引くお方では!?」

などと勝手に想像してしまったりして
一人で勝手に盛り上がっていました。
内部の全景はこんな感じです。

そして内部の装飾は、それはそれは本当に多種多様で、いつまで見ていても飽きないくらい!1箇所1箇所の石細工が、ほぼ一つとして同じものが無いくらいに異なっており、それぞれにまた意味が異なる様なのです。
そのいくつかをご紹介していきます。

まずこれは、東から2番目の梁にある「聖クレア十字が彫られた盾を抱えている天使が描写された要石」です。

このタペストリーはロスリンチャペルの守護聖人、セントマシューを表しています。

こちらの梁の石細工は、聖書を読んでいるのでしょうか。

こちらの天使は、1330年にムーア人と戦って殉教したロバート・ブルースRobert Bruceの心臓を抱えています。

こちらは馬に乗った騎士ウィリアム・サンクレアWilliam St.Clair(8月6日修正:「サンクレア」に表現を統一しました)と、その後ろに十字架を持った人の像。このウィリアム・サンクレアは、「本物の十字架の破片」"Holy Rood"をスコットランドまで持ち帰ってきた人物だと言われています。この「ホリー・ルードHoly Rood」は、エジンバラにある「ホリールード宮殿」とその隣りにある「ホリールード寺院」の名前のもとになっています。
ここまででだいぶ長くなってしまいました。
今日はここまでにしたいと思います。次回はいよいよロスリン礼拝堂の地下へと入っていきます!
次回の記事もどうぞお楽しみに♪

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ダヴィンチコードDa Vinci Codeの映画→文庫(日本語)の順で見た直後で興奮覚めやらぬ私にとって、エジンバラからの約25分のレンタカーのドライブはあっという間でした。
ロスリンの街に入り、看板に従って到着したのは周囲に広大な緑を見渡す駐車場でした。
遠くには、森の中に廃墟となっている「ロスリン城」も見ることができます。

そこから礼拝堂への道はこんな感じの本当の田舎道で、徒歩2~3分で到着します。

入り口直前にあるこの建物は、かつての巡礼者が宿泊した宿らしいです。

到着した入り口はこんな感じ。入場券売り場の手前に小屋があって、並んでいる間にロスリン礼拝堂の歴史が簡単に勉強できます。

チケット売り場で英語のガイドブックを買ったのですが、頼むと日本語の翻訳冊子ももらうことができました。
さて、いよいよ入場です!

門をくぐってから南側に回り、見えてきたのは意外にも仮設の屋根をかぶった礼拝堂の全景でした。

「何だか味気ないなぁ・・・」と思ってしまいましたが、説明を読むとその不満は解消。スコットランドの風雨から礼拝堂を守るこの屋根のおかげで、湿気による苔やカビの発生が抑えられ、今日見ることができるような装飾が保たれている、とのこと。
これが無ければ、かつてそうであったように内部の装飾は苔で緑一色になってしまうそうです。
西側にある正面の入り口(映画ではここからラングトンとソフィー・ヌブーが入っていきます)はこんな感じ。

うっかりしていて、本に記述のある「ROSLIN」の標札や、開いたままになっていた木の扉をじっくり見るのを忘れていましたが、写真に「入口のアーチにある五弁飾りの薔薇の彫刻」が写っているのが見えると思います。

中では1時間おきにガイドツアー(無料)が行われていて、とても丁寧な解説を聞くことができます。ここの解説は各地のガイドツアーの中でも最も興味深く聞くことのできるものなので、是非参加する事をお薦めいたします。
ガイドツアーの解説をしている真ん中の男性は、ひょっとして「王家の血を引くお方では!?」


などと勝手に想像してしまったりして

内部の全景はこんな感じです。

そして内部の装飾は、それはそれは本当に多種多様で、いつまで見ていても飽きないくらい!1箇所1箇所の石細工が、ほぼ一つとして同じものが無いくらいに異なっており、それぞれにまた意味が異なる様なのです。
そのいくつかをご紹介していきます。

まずこれは、東から2番目の梁にある「聖クレア十字が彫られた盾を抱えている天使が描写された要石」です。

このタペストリーはロスリンチャペルの守護聖人、セントマシューを表しています。

こちらの梁の石細工は、聖書を読んでいるのでしょうか。

こちらの天使は、1330年にムーア人と戦って殉教したロバート・ブルースRobert Bruceの心臓を抱えています。

こちらは馬に乗った騎士ウィリアム・サンクレアWilliam St.Clair(8月6日修正:「サンクレア」に表現を統一しました)と、その後ろに十字架を持った人の像。このウィリアム・サンクレアは、「本物の十字架の破片」"Holy Rood"をスコットランドまで持ち帰ってきた人物だと言われています。この「ホリー・ルードHoly Rood」は、エジンバラにある「ホリールード宮殿」とその隣りにある「ホリールード寺院」の名前のもとになっています。
ここまででだいぶ長くなってしまいました。
今日はここまでにしたいと思います。次回はいよいよロスリン礼拝堂の地下へと入っていきます!

次回の記事もどうぞお楽しみに♪


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コメント ( 11 ) | Trackback ( 0 )
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ロスリン礼拝堂、内部ここで見られてうれしいです。何度もスクロールして見ています。
次回の礼拝堂の地下も楽しみです。
こちらこそ、ありがとうございます。
「ロスリン礼拝堂」で検索してたくさんのブログに出会ったので、早速アップしてみた次第です。
次の記事にも是非遊びにいらして下さい♪
原作も読まずに行ったのでどうなることやらと
思いましたが、どのシーンも胸に迫るものがあり
もしや、私の先祖は外国人?
とか勝手に想像しました(笑)
でも、姉の顔を見るとどうしてもフランス人に見えるんで、やはりナンカの血が流れているのかなー?
と不思議な気分です。もちろん、私は正真正銘の日本人ですよ。でもなんか不思議な感覚がありますよ。
錯覚しているだけかも知れません。
私も原作を読まずに映画に行ったクチです。
先祖が外国人?というところまで想像が行ったのはすごいですね。フランス人似のお姉様を一度拝見したいかも。
今度ダン・ブラウンの他の作品も読んでみたいと思います。
写真、楽しく感動的に見させてもらいました、
あとはテンプル寺院に行けば、ほとんどダ・ヴィンチ・コードは制覇かなぁ、と思ってます(^^;
楽しんでいただけた様で何よりです!
テンプル寺院は私も行かなきゃと思いながら後回しになっています・・・。
ほとんど制覇とは素晴らしい!ひょっとしてパリ郊外のあのお城にも行かれたとか!?
フィオーレさん
それはすごい。この際だからイタリアに移住してしまうとか!?
ロスリン礼拝堂でのソフィーと弟、祖母との再会場面では不覚にも涙を流しました。
このサイトに出会って感謝しています。
こちらこそ、ご訪問感謝です。
私もダヴィンチコードは文庫版で読みました。
私は映画が先だったのですが、映画が後の方に言わせれば、映画は早足過ぎて大事な場面がすっとんでいる気がするとのことです。
でも、やはりビジュアルで見ると見事にこのページの写真の風景とかぶってくるので、是非ご覧になってみて下さいね!
またお時間のあるときに他のページもご覧下さい
やっぱりスコットランドにあるんですね。異境ならぬ異教の香り。
今までも・・そしてこれからも、私は行かない土地だろうと思います。ご案内 ありがとうございました。さびしくなったら、また来ます
お返事遅くなって済みませんでした。
確かに素晴らしい場所でした。私もまた行ってみたいと思いますが、なかなか難しいですね。