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今回は、棋聖戦五番勝負 第1局 を棋譜と解析で振り返りたいと思います。
すでにメディア報道でご承知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、17歳の藤井七段が渡辺棋聖(三冠)に157手で先勝しました。
開始日時 2020-06-08 09:00
棋戦 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負 第1局
先手 藤井聡太 七段
後手 渡辺 明 棋聖
手合割 平手
場所 東京・将棋会館
持ち時間 各4時間
消費時間 157▲239△239
戦型 矢倉
ご覧のように、持ち時間をいっぱい(239分。残り1分は秒読み)まで使っての、いわゆる「1分将棋」の激戦になりました。
これから順次、私の独自目線で、目に止まった局面にスポットを当ててご案内させていただきます。
▶31手目46角
角同士がにらみ合うことになりました。
両者がガッチリ矢倉に囲い合う、タイトル戦にふさわしい横綱相撲の風格です。
Shogiguiによる解析
悪手▶76手目☖36金
▶最善手:85桂
確かにこの手は、先手玉に直接響く強手でしょう。
後手は歩切れで歩も調達できるし、一石2兆。
▶92手目46金
後手からの角取り、飛車取りの金出ですが、どのように応接するのでしょうか?
▶93手目13飛成
この局面では歩と飛車の交換ですが、☖13同玉から次に☗46角で「王手」で金が取れるので、実質的には、飛車と金にプラス歩が1枚の交換。
2枚替えですね。
「2枚替えなら歩ともせよ」
という格言通り。
藤井七段はどこまで先を読んでいるんだろうか?驚かされる。
渡辺棋聖の読みの上を行っているのではないか?!
次の一手
▶112手目22同金まで。先手番。
うわぁぁぁ~たちまち矢倉が崩壊。ここは、複雑ですねぇ。あなたなら「次の一手」どう指されますか?
先手からは後手の65銀が落ちているし、後手からはいつでも王手で68飛車成がありそう・・・。
▶113手目33銀打ち
本局の一番の寄せ、あなたは勝負処かなと思っていませんか?
決着はまだまだ簡単ではありませんよ。激闘が続きます。
▶1局を通しての解析
悪手:先手2、後手3。
疑問手:先手:1、後手4。
いずれも藤井七段が渡辺棋聖を上回っている。
この日の勝負メシは、藤井七段がカツカレー。対して棋聖はうな重でしたね
この日は将棋会館ですから出前ですが、タイトル戦ならば高級旅館の地元の朝取りの新鮮な魚や肉料理にデザートでしょうが、これもコロナ禍による災難で気の毒ですねぇ。
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▶https://noike.info/kifup/2020/06/2020-06-09--07-40-48--499003/index.html
いやぁ、激戦と言うか激闘と言うか、一手一手に手に汗握る熱戦でした。
棋聖戦は5番勝負なので、次の対局で藤井七段が勝利して連勝すると新棋聖誕生へリーチがかかります。
一気にタイトルへ突進あるのみ!!
その2局目は6月28日(日)将棋会館(千駄ヶ谷)にて開催予定です。
最後までお目を通してくださり有難うございました。