傷つくことを 恐れて
すすむことを
戸惑うとき
逸(はや)る轡を
引かれて
前足を 振り上げた
駿馬の姿 そのままだと
思った
人は 誰にも
轡を引かれることはない
心にはめられた
目に見えない轡を
引かれたり
緩められたり
その先の
手綱を 握るものは
姿を見せずに
こころの ありようを
操っている
すすむことを
戸惑うとき
逸(はや)る轡を
引かれて
前足を 振り上げた
駿馬の姿 そのままだと
思った
人は 誰にも
轡を引かれることはない
心にはめられた
目に見えない轡を
引かれたり
緩められたり
その先の
手綱を 握るものは
姿を見せずに
こころの ありようを
操っている
