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おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

厄介なもの

2020-07-25 12:28:32 | Weblog








行動と 心は

必ずしも 一致しない

心ほど 厄介なものはない

道理を 道理として

承知していても

その反意を 

どこか片隅に持っていて

行動をそそのかし

あらぬ方に

伴ってしまう




かつて見た景色が

とても好きだったからといって

その景色の中に

違う気持ちでたつ時は

まったく違う感じ方をしてしまう。





好きだったところが

嫌いな場所となったり

二度と思い出したくない場所になったり





また

ちいさなことにこだわり

大切なことを

見逃してしまうことも多い





かつてのころと

同じものが

残っていることのほうが

すくなくなる

思いも 景色も





すべて 承知の上で

変わらないことを

誓ってしまう

これもまた

人の性(さが)でしかない


ジグゾウパズルより
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今ほしい・・

2020-07-24 13:26:16 | Weblog







ひどく 心が波打ち

まるで 

伝染病に感染したように

かがみこんでしまう

そのとき 何が起こったのか

言葉に尽くせない





誰かと 悩みを 共有するような

空間を 泳いではいけない

知ろうとしてはいけないことが

万とあることは 

知っているけれど





知るのは怖い

怖いものほど知りたい

この悪循環の中で

もだえる 純真な心は

徐々に 穢れ(けがれ)ていく





かげを追いかけて

永遠に追いかけるままの

哀れな姿を 思い浮かべると

どこかで 踵(きびす)を返して

居心地のよい場所をと・・





人は 

迷いながら

愛を見つけるために

生きている。





信じたら

迷わない つよい

穢れない心を 

もっていたい





若くて純粋だった

あのころと同じ心が

今ほしい

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揺れ動く

2020-07-23 06:31:37 | Weblog







切ない思いは

風に揺れ動く 

草木に似て



ざわ ざわ と



いつとはなく 

はじまり



いつともなく 

ふと、とまり



そして



いつまでともなく 

揺れ動く



ざわ ざわ と



切ない思いを

断ち切るほどの

思いがけない 出来事を

まっている日々



生きると いうこと。


完成したジグゾウパズル
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目を背けないで

2020-07-22 05:57:12 | Weblog







まるで

柱時計が 時を刻むような

正確な 鼓動に 耳を傾けながら

明日を語るとき




裏切ることのない 約束が

心の宝箱に 収まり

タイムカプセルさながらに

次の時代の 到来を待つようだ




人の心の 移ろいやすさは

だれもが 知っているから

その部分には触れないでおこう




決して 

移ろうことは

罪ではないのだから

目を背けないで 見つめていよう





山川や 海や島を

花や 木や 愛する動物たちを

語るときの目は かがやき

大きな 自然の営みの恩恵を

まさに 感じる瞬間であることを

覚えておこう





同じように 

巡り合ったことへの

感謝を 

語り合うときのために


完成したジグゾウパズル
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怠惰な思い

2020-07-21 07:56:00 | Weblog






あのとき 

無限の未来が広がりをみせ

言葉のいらない時間が

確かにあったと 思うのだけれど




過ぎてみれば

ただの希望でしかなく

自己満足の時間を

過ごしただけなのだと

認めたくはない




自己愛の塊となって

傷つくことを恐れるあまり

確かめの時間を放棄して

それぞれの世界に回帰する




そうではない

そんなはずはない

あれは幻ではなかったのだと

呪文のようにひとり言しながら




何の手立てもないまま

跡形もなく崩れていくのを

見過ごしている時間の

恐ろしく怠惰な思いよ




完成形を見ることもなく

投げ出した

彫刻家の作品のごとく

無念だけが 空間に漂う


完成したジグゾウパズル
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戻れるなら

2020-07-20 08:03:00 | Weblog







愛について

滔々とかたる人に

うなずきで答えると

それは 了解の証となり

とまるところ知らず

曖昧なうなずきは

誤解のもとになる事を

知った




十八歳に満たない頃の

貴重な学習で 

地の果てまでもと思いつめる

恋をできなかった




今考えると

それは 

惜しい事なのかもしれない




愛しているといわれれば

愛してしまったような

錯覚に包まれてしまう




老練な狩人である男は

そのまやかしの瞬間を捉えて

次の手段に進むだろうし

未成熟な女は 

言葉の魔法で舞い上がってしまうだろう




舞い上がる恍惚を

経験しておけばよかった

惜しい事をしたなどと

今だから言える




人の言葉の

裏側に潜むなぞの存在を

屈託の無い経験から学習できる

若い世代に戻れるならば

あえて

魔法のまやかしに身をまかせて

違う生き方をしてみれば

などと

昼のうつつに思い遊ぶ


再掲
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壊れかけのエレベーター

2020-07-19 15:32:42 | Weblog







ふうっと 奈落に落ちるような感覚

古い設備のエレベーターに乗った時の

胃袋が きゅうっとせりあがってくるような

不快な気持ち

似てないかしら



信頼する人の 心変わりは

生きてきて 

幾度か経験したけれど

そのたびに 自分が間違っているのかもと

自分を責める気持ちが先にたつ

わたしは 


かなり重症な思い込みに取り付かれて

迷える羊となってしまう。



それが 奈落へ墜落する感覚

壊れかけのエレベーター



過ぎてしまえば 笑えることもあるし

理解できることもあるけれど

どう悩んでも 理解するには程遠い

絶望的な 喪失感も ある。



囚われから 心を解放する方法

長年かかっても あみ出せない


旅行に出かけるとか 映画を見るとか

気のおけない友人と

ばか話を するとか

浴びるほど飲むとか


飲めない身では

そんな時

一人になってはいけないことだけは

経験ずみ



思うことは

何もいわずに 抱きしめてくれる

大きな胸と腕

これ以上の治療法は無いということ


(再掲)
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蝶の悲しみ

2020-07-18 21:13:00 | Weblog






雨が 降り止まない日には

空を見上げて

ため息を 一つ

また 一つ





それが 誰への合図でもない

体の中の

むずかる心を

落ち着かせるための

子守唄




紫陽花は雨を受け止め

久しく会わなかった恋人のように

喜々としている




黙々と働く蟻たちは

葉陰の秘密の道を辿って

家路を急ぎ




濡れた翅(はね)を閉じたまま

じっとしている蝶は 

何を思っているのか




恋人は今頃 どのあたりか

どこで 彷徨っているのか

蝶の悲しみが

ひとしきり 雨を降らす


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虚しさのむこうへ

2020-07-17 16:43:02 | Weblog






小さな 雨粒が

切れ間なく 雲の彼方から

こぼれ落ちてくる 

今日も



すべてを 受け止めて

途方に暮れる 嘆きの人々が

涙つぶと まじりあった悲しみを

泥水に 溶かして

川にもどす



泥と向き合う むなしい時間を

取り戻す 術などない



昨日まで ともにあった愛も情も

虚しさのむこうへ

潜んでしまったように思える



人の存在の このうえなき頼りなさを

知らされて 浅い眠りにつく


画像Webより拝借

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とてもしあわせです

2020-07-16 16:23:52 | Weblog







さわやかな 朝が

久しぶりに 庭にやってきた

片隅の クチナシが

喜びを隠せない

葉艶の良さは 

長雨のおかげだけれど

楚々とした 美しさ

香りとともに 風に乗せて

控えめなのに 目を奪う



傍らで 詩集を膝において

お茶する たのしさ

堪能する ひとときの

しあわせを あなたにも

おくりたい


花言葉は ”とてもしあわせです”


完成したジグゾウパズル

多少あきれて ご覧いただいている方も
おられるようなので あえて 告白いたします。
実は ジグゾウパズルに はまっておりまして
コツコツ 画像を選り好みしては 毎日欠かさず
数時間 ジグゾウパズルと 会話しております。
一種の やったぜ! 感を 味わうために・・
変ですか?
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幸せという名の アンドロイド

2020-07-15 19:56:18 | Weblog







あの路地で 

鉢合わせした あのときの顔

忘れません



あれは 亡霊を見たような

驚きの顔でした



鉢合わせしておきながら

そ知らぬふりで

通り過ぎて

遠くの角で ちらりと

振り返ったでしょう



振り返った 顔が

泣きそうだったのを

覚えています



あなたは 

幸せという名の

アンドロイド

 

求めてさまよう

迷い人のわたし



次に出会うのは

どの街の 

路地なのだろう


完成したジグゾウパズル
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謎解きは・・

2020-07-14 22:33:04 | Weblog







落ち着いて 話しましょう

どうして ここに来たのかを

ここは 長い間 探していた場所

謎が枯れた 泉です。



ある時 旅に出て

謎々が好きな人と出会って

なぞとは何かを学んだ



謎解きは 魅力的な

知的な 遊びではあるけれど

面白さのあまり 夢中になり

その先のことを 考えない



解明した なぞには もう

なんの思い入れもなくなることを

学んでおくべきでした。



遠い 旅の道すがら

謎を解きながら 歩み続け

なぜか

なぞのまま 存在することを

望んでしまう。



謎解きは なぞの仕業です。


完成したジグゾウパズル


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明日は ほんとうに・・

2020-07-13 12:08:47 | Weblog








どんより 曇った
空の 片隅に
雲の切れ間が 見える


陽射しを 恋しがって
顔を向ける方向を
見失っていた ひまわりたち


明日には 
晴れると いいね


いっぱいの 
光を 受け止めて
希望の種を 
育てて おくれ


見たくもない
聞きたくもない ことが
多い 世の中で
純粋培養のこころは
壊れるときを
待つばかりとなる


あなたの
明るさが 
希望の象徴 なのだから


明日は
ほんとうに
晴れると いいね


完成したジグゾウパズル
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それぞれの・・  

2020-07-12 07:33:09 | Weblog







これまでのことは すべて
幻だったと
あなたは 言うかもしれない


昨日までのことは すべて
夢だったと
わたしは 信じているかもしれない


言葉にしない 言葉の間に
大きな 意味があって


その意味を たずねる旅には
何も持たずに 一人で 発つ


異郷の街角で ふと出会ったとしたら
一番素直に 飛び切りの笑顔で
触れ合えるかもしれないけれど


あなたには あなたの生き方があり
私には わたしの 過去があり


はじめて 無垢の心で
向き合ったのではないという
不条理が いつも つきまとい


知らぬ間に 
傷つけてしまう危うさを
おそれて 埋まらぬ

距離を 

哀しむ


完成したジグゾウパズル
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無意味に奮い立つ

2020-07-11 06:07:00 | Weblog







親友が 渡米して 

家庭を持った

2~3回 帰郷したけれど

郷に従え ということわざ通り

異国の暮らしが 

彼女の心を つなぎとめる

強い魅力的な何かがあったのだろう

そのことを 確かめたいと思いながら

仕事にかこつけて

手紙すら書かない年月が過ぎた

わたしの心の友は

後にも先にも 彼女一人だけれど

わたしの中に 彼女のような

強い何かが存在したなら

異国に暮らすのは 私だったかもしれないと

もう 遅きに過ぎる 今 この頃

心の中で 無意味に 奮い立つ

湧き上がるものを 感じながら

さみしい吐息を はくだけ


完成したジグゾウパズル

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