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おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

珈琲色の記憶

2020-05-25 08:29:44 | Weblog






いっぱいの珈琲が 語る

青春の記憶

珈琲色の中に溶け出した

若くて幼い 惑いの想いは

いつの間にか

消えてしまった




青春という言葉を

過去の中に置いてきたときから

惑いの意味も なぜか違う

少しずつ大人の分別が顔を出し

自分を縛る約束事が増え

徐々に 生きづらくなる




楽しいだけではすまない

誰かを好きになる時ですら

何がしかの 縛りの約束事が

判断の基準になる




たとえ 誰かのアドバイスを無視する時ですら

胸の奥に 組み立てた生き様の約束事が・・

しっかりと 縛りの約束事が 登場する




それは 要するに 個人的な

排他的嗜好の根源でしかないけれど




一つの保身の方法であった・・と

珈琲色の回顧



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泡沫の時

2020-05-24 12:38:28 | Weblog





眠りの浅い 夜半は

彼方、此方から 浮かびくる

想いの精霊たちが

名を呼ぶので



闇に目を凝らして

姿を捜し求めるけれど

いたずらに時間だけが過ぎて

何も 見えはしない



一人を感じる時間が

紛(まご)うことなき弱い心に

寸暇与えず 覆いかぶさる



眠ったつもりで 

かたく目を閉じていても

まぶたの裏を 軽くノックする

悪戯好きな 友達



過去の捨てた想いまでが

まとまって 和気藹々と輪を作り

誘い出しにくる



闇の中に なにがあるのだろう

一人かこちて哀しむよりは

誘われて 仲間入りし

朝を迎えることが 

満ち足りた時間だとするならば



夜毎 想いの精霊たちと

泡沫(うたかた)の 時をまどろまん

東の空が 白むまで



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ささやかな生き方

2020-05-23 07:25:00 | Weblog







平凡な庭に

異種の草花がまぎれ咲き

楚々として 可憐なる様をみつけて

幸せを見つけたような

ホッこりした 気分になった午後

温かい紅茶を 楽しみながら

窓越しに ながめて数時間を費やした





数時間を ただ 過去へ押し流しただけの

まったりした 時間が過ぎてみれば

押し寄せる 世事のあれこれに

瞬く間に捉えられて 身動きすらできない

この あからさまな ギャップがある限り

世事から 逃れたいという欲望と

抗い続ける わたし 




それゆえ 静かな時間が 

幸せと思える

ささやかな生き方を 讃えよう

今日も それに尽きる。



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雨の晴れ間の午後

2020-05-22 08:08:00 | Weblog






逝去を知らせるベルがなり

近隣の一人住まいの女性が 

この世との決別を 

一人でむかえた夜は 雨が降っていた





教育者としての生き方を選んで

自身の家族を持たなかったため

その通夜の客は少なく

唯一の血縁者 彼女の甥と

その家族が 席を連ね

あとは、

町内の有志のみの静かな弔いであった





92歳まで 長寿を全うしたが

かつての 職場の同僚、友人たちは

すでに この世にはいない

沢山の逝去を 見届けたであろうに

彼女は この寂しい通夜を 予測しただろうか





突然事故で幼い命が 召されることを思うと

憤怒したり 悲しみを分け合ったり

心かき乱す人は あまりにも多かろう




自分ひとりの ささやかな悩み事に

日常を かく乱したりして

身の置き所なき嘆きなど

贅沢者の たわごとに過ぎない 




誰かが 惜しんでくれることを

期待する 身の程知らずの日常から

誰かの心をうつ詩を

滲ませることは できないと

反省一頻り(ひとしきり)の

雨の晴れ間の午後 




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言葉は 言葉

2020-05-21 07:39:00 | Weblog






ため息を 受け止めてくれる胸

冷えた心を あたためてくれる頬ずり

振り切って歩き続ける私

疲れて たおれるまで

歩き続ける 意地っ張りを

先回りして 待っているあなた




ネイルが 悲しみ色を帯びるころ

小指が痛み始めるから

あなたの言葉を思い出す

どんな時でも一緒だよと

あのとき確かに聞いた呪文

その道が 幸せに繋がると




約束は 約束

言葉は 言葉

愛は 姿もなく

あなたも 陽炎




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私的 嗜好のはなし

2020-05-20 06:15:00 | Weblog





雨の音を 聞いていると

彼方からの ささやきが

運ばれてくる




遠くて 小さくて ささやかで

けれど 

たった一つの真実を

伝えようとするかのようで

時が過ぎるのを 忘れて

耳をかたむけてしまう



伝えたい たった一つのこと

胸の中で 燻り続けている想い



雨の音を 味方にして

しとしと と

じんわりと

飽きることなく



その粘膜質な想いの羅列は

聞き入れば それなりに

つたわるものだけれど



五月晴れのような

あるいは 

灼熱の八月の空のような

からりとした

あっけらかんな告白が・・



そのほうが 

好きなんだけど・・な

わたしは。 



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途上なれば・・

2020-05-19 17:44:18 | Weblog





思いがけない 

望まない贈り物をもらったような

突然の出来事を 

半ば あきらめの感情を持ちながら

受け止めたある朝



心の中で 昇華しつくすまで

たくさんの 時間があり

新たに生まれた 懸念などもあり



持ちきれないほどの 思いを持ちながら

平静な顔をして 友人に手を振ってしまう



その挙句

今度 お茶しようね! などと

軽い調子で 声かけられると

何故か 涙ぐんでしまう 私がいる。



思えば 誰彼といわず 

軽いノリで 声かけあう 付き合い方を

したことがない私が居て



突然の あり得ない お茶の誘いが

本気かどうかよりも

気軽すぎて 戸惑いのほうが大きすぎる



まだまだ 成長しきれない私を

はぐくむ勤めが 私には あるようだ。



傷つきやすくて 引っ込み思案な私とは

長い付き合いなのに



まだ すべてを 理解しきれないで

生きるということの 大きな課題を

果たせずにいる




せめてもの 救いは

こんな私を 側面から少しづつ

理解し 解明して

それでも あきれて投げ出すことなく

理解しようとしてくれる

あたたかい心の持ち主と遭遇できる

有意義な旅を している途上だということ




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少女のように

2020-05-18 07:57:00 | Weblog





足もとの草むらから

ひらひらと 舞い上がった蝶

はねの模様に 

不思議を感じて

なにかしら なくした後のような

空虚な想い

靴先で 小石をけって

ただ、 遠くをながめ

立ち尽くす 

昼下がり

思春期の少女のように・・




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安堵の夢を見ながら・・

2020-05-17 09:22:50 | Weblog





近付くと 

はにかみながら目をそらす

芙蓉の人よ

あなたと同じ思いを胸に

もう 何日を過ごしただろう




あなたの想いは

心の奥深く 忍び込み

やってくる日々の

夢や憧憬を 空模様に描いて

優しく 語りかけてくれる




たとえ 傷ついた心を持て余して 

自暴自棄になる日があっても

あなたの 緩やかな語りは

坩堝(るつぼ)から 救ってくれる



私の冷えた手を さすりながら

語りかける 優しい声

私の冷えた心に 吐息を

吹き込む 温かい思いやり



芙蓉の人よ

あたたかい心の持ち主

あなたに寄り添い

安堵の夢を見ながら

芙蓉の人と ならむ



いつか・・










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咎める・・?

2020-05-16 07:57:00 | Weblog






小さな 約束が

あったような

文書にならない取り決めが

守られてきたような




記憶の中で まどろむ時

すべてが 不確かなことなのに

すべてが 

厳としてあることの 不思議




幼いころ 遊びのなかで 

クローバーの花を摘んで

首飾りを作ってくれた時

指先に籠めた願いを

知らずにいたけれど




思春期のころは

それが 

言葉にならない約束ごとだった




大切なものを 過去へ

置いてきてしまった

かも知れないと・・ 




なにかしら 気づく瞬間が

まどろみの中で 蘇っても

咎めることは できない



だれにも




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あるいは・・

2020-05-15 05:54:00 | Weblog





時を超えて

はぐくまれた心は

何よりも ひそかで たくましく



どのように 吹き荒れる

嵐の さなかでも

例えば 隊列からはぐれた

渡り鳥の 

無鉄砲な 若鳥のように



冒険心に富み 

探求の思いに支配され



心の求めるままに

一人分の旅程を組み

まだ見ぬ場所を 求めて

羽ばたく



愛を探す旅は 

山の向こうの

もっと遠くに

幸せがあると信じる故に

期限のない 旅なのです




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信じられること

2020-05-14 06:11:00 | Weblog





空白の一日を つくろうと思った

すべての感情と 日常の煩わしい関りと

決別する瞬間を 想定して

家に引きこもった

部屋から出なかった




何処かで何かが きしんでいる

ぎしぎしと音をたてる

容赦なく 宅配便が届く

郵便がポストに投函される

ゴミ収集の車の音楽が聞こえる




生きている限り 空白の時間など作れない

胸の内は 思いがあふれ

意識は宙を飛び たどり着くところは

いつも 同じところ




花が咲き 愛しい人が寛ぎ

空気は澄んで

夢の中では 小鳥さえも

愛の詩(うた)をさえずる

信じがたいほど 信じられること

この思いが続く限り

幸せは 隣にいる




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私流の・・

2020-05-13 07:35:00 | Weblog





時間に追いかけられ

息つく暇のない日が続くと

幸せと不幸せを

天秤にかけ

どうでもよいと

投げ出してしまいそうになる




日常の平穏な暮らしの中に

隠れている幸せを

見つけられないことが悔しくて

投げ出すことも出来ず

足踏みしながら

時間が過ぎて流れ去るのを待つ




心に棲みついたエンジェルを

なくさないように

愛(いと)おしむことが

幸せへ繋がっていると信じる心

愛したらひき返さない一途な想い

唯一の私流の

信仰らしきもの



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夢を見る

2020-05-12 06:16:00 | Weblog





花の陰に憩う 小さき虫の名は

知らないけれど

あなたの 心の呟きは・・



私の扉を コツコツと叩き

軒下に しばし憩う

迷い蝶のように



空気の流れを 読み取って

すぐ 頬ずりするのを

とっくに 知っているようだ



私の苦しみを

予知できたのか



戸惑いを知った上での

おとないなのか

ともあれ・・



すべてに 解き放たれて

自然の日ごとの変化に

身を任せるように



あなたと手をとり

彼方の空へ 

逃避行する夢を見る




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信じる価値

2020-05-11 08:02:00 | Weblog





あのときの嘘

分かっていたけれど

気付かないふりをして許した



二度目の嘘

気付かないふりはつらくて

動揺をかくせなかった



繰り返す嘘を

心にためて

哀しすぎて耳をふさいだ



すべてが私を

傷つけないための

優しさからだと分った日



私の心は 

飢えていて 苦しんでいて

あなたを離れて旅立ちの支度をしていた



いま思い返して

失望しながら耐えることの無意味と

一途な心を信じる大きな価値を詠う




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