続・エルと一緒

アメコカの女の子『エル』と一緒に過ごす日々

エコー検査 その3

2012年12月19日 | 胆嚢のお話
12月16日(日)の胆嚢検査のお話です。無駄に長いかも

かかりつけの病院から紹介していただいた病院に行ってきました。
注)この病院は、かかりつけの病院からの紹介がなければ受診できません。

検査のためエルは朝から飲食NGです

まずバーバを迎えに行き、実家近くの中学校で選挙の投票を済ませ、
ナビをセットして出発。予約時間は11時なので9時前に出発

2時間くらいかな?って思ってたけど、渋滞もなく1時間半弱で到着。
とても大きな病院でびっくり

受付を済ませ、初診の用紙を記入して待つこと30分くらいかな?
と言っても予約時間より早めに着いたので、ほぼ予約時間通り。

かかりつけの病院からのデータをもとに、今までのエルの病歴や
気になること、食べ物や生活習慣など色々な話をしました。

先生は細かい説明をしてくれて、こちらの話もよく聞いてくれます。
よく「他に何か気になることはありませんか?」と聞いてくれるし、
こちらの質問にも全て答えてくれて安心しました。

初めての病院って、ワンコは当然だけど飼い主も緊張しますよね。
その後、検査の説明を受け、エルを預けて診察室を後に。

こういう時のエルは、すごーく不安そうに「行かないで…」って顔で
見るから、診察室のドアを閉める時って入る時より重く感じる。


検査は3時間くらいかかるとのことなので、ちょうどお昼の時間だし、
ペットショップが見たいと言ってたバーバを連れて車で移動。

玉川高島屋SC

DOG DEPTが入ってたことはチェックしてたから、ホントは検査の後で
エルと一緒に遅いランチでもって思ってたんだよね。
エルは検査ちうなので、バーバと二人でレストランフロアへ。

なんかこう、勝手がわからないというか、行きつけないお店というか、
うまく動けない。…で、一番空いてたパスタのお店でランチ。


ランチの後は、JOKER、DOG DEPTが入っている「ガーデンアイランド」
まで歩いてみました。食後の運動を兼ねてね。

ぐるっと見回したけど、お目当てのものは見つからず病院へ戻ることに。
帰りは、本館まで行く無料送迎バスに乗り移動。


病院へ戻ると、出かける前より患者さんが増えていてロビーの待合室は
8割くらい席がうまってました。4Fにあるラウンジに行って待つことに。
ここは、入院している子との面会の場でもあるようです。

ラウンジでテレビを見ていると、エリカラをしたバフのコッカーちゃんが
看護師さんに抱っこされてきました。

どうやら入院しているようで、家族5人(子ども1人)で会いに来てました。
コッカーちゃんは大興奮で、体全体で喜んでいる感じ。
やっぱり入院は淋しいよね。

40分くらいすると館内放送が流れ再び診察室へ。
検査結果の詳細な説明を受けました。


結論から言うと、現状は、かかりつけの先生の見立て通り、緊急性を
要するものではなく、内科的処置で様子を見る感じで良いでしょう。
とのことでした。良かった。


血液検査では、2つほど標準値外のものがありましたが、それも許容
範囲内とのことです。疑わしい場合に変化がみられる項目の説明や、
胆嚢、肝臓との関連性、数値の変化が現れる場合の考えられる原因等、
とても細かく説明して下さいました。


次にレントゲン。こちらも問題ないでしょうとのこと。
肝臓の大きさが標準より若干大きい感じもするが、端のとがった部分が
しっかり出ているのでOK。

通常、異常がない場合は胆嚢は肝臓に埋まっているのでレントゲンには
映らないのだそうです。エルも胆嚢は確認できないので石になっている
可能性はないとのこと。
もし、胆嚢の中身が石になっている場合は、肝臓だけではなく胆嚢も
レントゲンで確認できるそうです。


そしてエコー。
エコーの機械の性能によっても画像の見え方は変わってくるようですが、
かかりつけの病院の画像も、なかなかよく映っていたとのこと。
でも、こちらの方が、よりくっきり中身が確認できました。

胆嚢の形もはっきりわかります。その中に丸いものがしっかり映ってます。
ちょうど、マリモのような感じ。胆嚢の壁もちゃんと映ってます。

これも、石のようになっている場合は、胆嚢の壁が見えなくなったり、
途中で切れて見えたり、黒い影が大きく映ったりするそうです。
エルの画像は問題なし。

エコーの画像が悪い状態というのは、どういう状態になるんですか?
と聞くと、図を描いて説明して下さいました。

一番わかりやすのは、胆嚢がキウイフルーツみたいな模様になるそうです。
中心から放射線状に線が出る感じ。
これは、かかりつけの病院でも説明を受けました。

「胆嚢 キウイフルーツ」で検索すると実際の手術の画像やエコーの画像を
動物病院のHPで紹介しているケースが出てくるので参考まで。

但し、グロテスクな画像も多いので苦手な方はご注意下さい。


先生曰く「我々も、しっかりその子の様子を診ながら治療したいと思うのですが、
この病気の場合、ほとんどが緊急で運ばれてくるので経過観察できるケースは
珍しいです」とのことでした。

早期発見、早期治療ができれば、それに越したことありませんよね。

今後の治療方針としては、現状を見る限り、すぐに手術をしなければいけない
という状態ではなく、内科的処置で様子を見ることが可能とのこと。

但し、半年しても変化が見られないようなら手術も選択肢として入れてもいいかな、
ということです。その後の方針は、半年後の様子を見て決めることになります。


半年間は投薬治療になります。抗生剤や離胆剤など5種類のお薬が出ました。
お薬を飲みながら、定期的に血液検査とエコー検査をすること。
長期戦で頑張ります。


このお薬、吐いたり、便が柔らかくなったりするようなので、あまりそのような
ことが続く場合は、お薬を変更する場合もあるそうです。


それから、胆嚢の収縮活動は食事の際に活発になるそうです。
それをより促すために、可能な範囲で食事の回数を増やすことも試すと良い
と言われたので、1日の量は変えず、1日2回を1日3回にしてみました。
色々と試してみて、良い結果が出るといいな。


つくずく思う事は、いけないものが溜まっていたことは事実だし、思い立って
エコー検査をしていなかったら、今でもわからずにいたということ。
そして、きっといつか最悪の事態を招いていたかもしれないということ。

突然やってくる病気は他にもあって、それは防ぎようがないものかもしれない。
でも、この病気は違う。
早期発見、早期治療ができれば最悪の事態を防げる可能性がある。
ということを覚えておいてほしいなって思います。


みんなも気を付けてね。