4月こと座流星群

大変久しぶりにですが、今日は星のことを書きます。

4月23日は“こと座流星群”の極大日です。

この“こと座流星群”は、以前は“こと座κ(カッパ)流星群”と呼ばれていましたが、
2010年より正式和名は“4月こと座流星群”と決まりました。

それではまとめます。

４月こと座流星群

・活動期間　　　　 　4月16日～25日
・極大日　　　　　 　23日 午前8時頃
・観測適時間帯　　23日夜半過ぎ～夜明け前
・予想HR　　　　　 　5～10　　　　　　　　　
・月齢　　　　　　　　23日19　日が変わるころに昇り始め一晩中照らします
・放射点の方角　 　22日21時頃北東から昇り始め、23日4時頃に天頂付近
・天気予報　　　　 　22～23日　晴時々曇り一時雨(大阪）
・母天体　　 　　　　サッチャー彗星

(HR・・・好条件下で一時間に見られる流星数のことです)

極大時間、天気、月明かりと悪条件がそろっています。

この流星群の特徴としては、
極大時間が短いので、観測はできるだけ夜明けに近い時間が適してると言えます。
月明かりでだいぶ空は明るいですが、明るい流星が多いので
見えるものも多いかもしれません。

また、安定してHR10弱くらいは出現しますが、
突発的に出現数が増える事もあり、近年では1980、82、92年に活発化しました。

放射点は下図の★あたりです。



4月こと座流星群は3大流星群に比べ非常に数が少ないので
見ごたえが無いかもしれません。
見慣れていない方は見られない可能性も高いです。
特に月明かりがあるので難易度は高いです。

しかし、散在流星を見るよりは、はるかに確率が高いので、
空を見上げてみるのもいいかもしれません。

流れる星に被災地の方々の安全と復興を祈りましょう。