さて、前回のポタリングでちょっとシートが低いと感じたため、ポジションを変更したいと思っていました。
で、今のCARRERAは全てのモデルが通常タイプのシートのようですが、私のPHIBRA TWOは2013年以前のモデルでISPタイプのシートになります。
ちなみに、フレームサイズは実測してネットで公表されているカタログ値と比べ、XSと思っていました。
先日BBのフレーム裏にバーコードが貼ってあることに気づき、確認するとXSの表記。 やはり。
話を元に戻し、このシートを上げるべく、いろいろ調べてみました。
結論としてはこの2種類になりそうなことが判明。
(1)シートのフレームの内径・外径と同じパイプを入手し、シート高を上げたい分だけ(1cmくらい?)継ぎ足す。
で、インナータイプのシートピラーを差し込む。
(2)シートポストをガッツリとカットし、クランプで締めれるようにワリを入れる加工して、通常タイプのシートと同じようにしてインナータイプのシートピラーを差し込む。
(1)のISPへのインナータイプのシートピラーを差し込むと下記写真のようにセンパイのVELENOのようになります。
デメリットはシートピラーを差し込むため、その分重量が増える事ですが、見た目はスッキリしていて非常にCOOLです。
(2)はシート調整の自由度が大幅にあがりますが、シートポストの大幅なカットと加工が怖くてこれを実行する勇気は御座いません。
今の私のPHIBRAはシートポストにスポっと被せるヤグラタイプ。
重量は軽いけど、ちょっぴり恰好良くない気がしています。
なので、(1)化してセンパイVELENOと同じように仕上げたいと思ってPHIBRA TWOのシートポストと同じ内径・外径のカーボンパイプをネットで日々物色することに。
ちなみにPHIBRAのシートポストの径の大きさは内径31.7mm、外径34.9mmのようです。
・・・あれ?
簡単に見つかると思ったけど、全然見つからない。
そりゃあカーボンパイプを作っている工場にでも特注すれば作ってもらえるかもしれませんが、いったいいくらになるやら。
2週間くらい結構毎日探しましたがそんなパイプは見つかりません。
これは自転車屋に相談するしかないと思い、PHIBRAに乗って近所のセオサイクル上尾店へ。
店員さんに相談し、(1)化の希望を伝えます。
サドルを外して店員さんがノギスでパイプ径を測り、しばし考えています。 ・・・が、やはり同じ径の大きさのパイプがなく難しいとのこと。
ただ、ヤグラをどん突きまで被せず、1cmくらい浮かして被せても問題ないだろうとのアドバイスをもらいました。
むー。
(3)ヤグラをどん突きまで被せず、1cmくらい浮かして被せる
という新たな選択肢が。
結局、ひとまず一番手軽な(3)にすることに。
まずシートを外します。
やっぱり被せてあった部分はキズがついちゃってますね。
で、これまでよりも1cmくらい上に付け直せばよいだけですが、カーボンフレームなのでトルクスレンチが必要です。
これまでは工具はなんでもあった赤岩さん宅で組んでいたので不自由なかったのですが、私はまだ持っていません。
そろそろ自分でメンテナンスできるようにするため、アドバイスをもらったセオサイクルに在庫があったので早速購入。 税込8,100円。 高い・・・
さて、PHIBRAの締め付けトルクですが、2ch情報によると5Nm。 激しく不安に思うも、疑うことを知らない中年オヤジはそのままの数値でトライ。
この赤い印を、レンチの柄を回して5に合わせます。
ほんで締め付け。 設定したトルクに達すると、「コクッ」 ときますので、それがトルクに達した合図です。
ゆっくりやるとなかなか 「コクッ」 とせず締めすぎてしまう恐れがあるので、ある程度エイエイッと勢いよくやるのが良いようです。
完成。
あと、ハンドル高を5mm程上げました。
ステム上のスペーサーをステム下に入れて対応。
ちょっと不安なのが、コラムがステムの上っ面まで届いてなく、5mmくらい短いこと。
前のオーナー、だいぶ短めにコラムをカットしていたのね。。。
さすがにこれ以上は上げるのは無理です。
ちなみに、このハンドル高調整、スペーサーを入れ替えるだけの話ですがえらい失敗をしています。
まず、トップキャップを外してステムを緩めればハンドルは外せますが、何を思ったかコラム内のアンカーボルトまで外してみようと。
するとアンカーボルトを受ける金具が取れヘッドチューブ内に落ちてしまいましたw
ぬおっ!!
何気なく外してしまいましたが、こんな仕組みとは! 自分のおバカ過ぎに呆れます。
フレームを逆さまにして、アンカーボルトを受ける金具をヘッドチューブ出口?側にもっていき、アンカーボルトをねじ込んでみます。
アンカーボルトを受けは固定されていないので、何度かトライして無事ねじ込む事に成功。
ボルトを締める事でアンカーボルト受けが固定される仕組みです。
で、スペーサー位置を変え、元に戻して完成!
・・・したつもりでしたが、ヘッドチューブとコラム(フォーク)がオカシイ。
フロントブレーキかけると、カクッとくる。 いわゆるガタが発生している。
え? なんで?
よくよく確認すると、ハンドルを付ける際、ステムを締めた後にトップキャップを締めていたのが原因でした。
本来は最初にトップキャップを締めることで、上方向からの圧力でヘッドチューブ上部・下部にあるベアリングを締め上げヘッドチューブとコラム(フォーク)の隙間がなくなりガタが出なくなる仕組み。
その後にステムを締めればいいだけです。
もう開き直りますがそんな事、知らないですわ。 さわっているうちに気づいたんだから。
最初にトップキャップを締めた後にステムを締める事で直りました。
そんなこんなでかれこれ3時間くらい格闘してしまいました。
ポジション調整後の写真。 (全然分かりませんが)
近所を軽く試走した感じは良さそうです。
後はロングライドで変化を確認したいと思います。
最近メンテ本を増やしたのでもっと整備に詳しくならなきゃイカンですな。
今後は工具やケミカル製品を充実させたいです。
皆さん、初心者の頃の失敗談とかあれば誰でもよろしいですので是非コメントください。
自分も今サドルを変えて、ポジション出しをがんばっているのですが、なかなかこれだという場所が見当たらなく・・・
現状は大体の位置であわせてあります。
ポジションは筋力や体の柔軟性でも微妙にずれてくるようなので、ベスト位置を探すのが大変です。
まぁそれが楽しかったりするのですが・・・
遠藤さんもあきらめずにポジション探しがんばってください!
そういえば失敗ですが、最初の頃は前後のタイヤを外した後、何回かブレーキを固定するの忘れましたねw
握ったら固定されてないためまったくきかず、一回赤信号の交差点に結構なスピードで突っ込みかけたのを覚えてます。
そのときは前輪ブレーキを乗りながらブレーキ固定して何とかなりましたが・・・
タイヤを外す際にはブレーキ固定をお忘れなく!
これ以上のポジション調整は厳しい・・・
ハンドルのコラムもかなり短めにカットしてあるので、上げたい時はハンドルをステム一体型でないものに変更する必要があるかもです・・・