米国のニューヨーク市場は7月31日から6連騰、マスコミの観測では米国議会におけるコロナ対策の追加支出に対する合意期待が支えているのだとか。
5日平均線は27,102ドル97セント付近に観測されている。日本時間8月第1週の 最高値は27,456ドル24セントだから、最高値が5日線を353ドル27セント上回っている。この期間の米国国債10年債の金利は5日平均線付近で推移しており、同8月7日の同債の利率は0.566%付近で取引された。これを見る限り、資金がいわゆる質への逃避を起こしていないようだ。
さて、月に1度のお騒がせ、米国の雇用統計が日本時間8月7日21時30分に発表された。 それによると非農業部門雇用者数が前月から176万3000人増加した。過去最大となった前月の479万1000人か らは大きく鈍化している。 7月の米失業率は10.2%となった。日本時間7月3日発表の同失業率は11.1%だから改善はしているのかも知れないが、労働参加率は7月の61.4%で、前回発表の6月分同率61.5%よりも僅かながら低下している。ちなみに平均賃金の伸び率は前年同月比で+0.2%。この伸び率については低いという解釈が有力なようだ。前回は-1.2%だから伸びではいるのだが。
週末の今朝、アメリカ議会で民主共和両党が続けていたコロナ対策の追加支出に関する協議が決裂したと報じられた。完全な決裂なのか、合意を得るための「一時休戦」に過ぎないのかは判断に苦しむところだが、要は政府の財政出動の規模を巡って折り合わなかったようだ。夜警国家観と福祉国家観の対立が先鋭化していると言うことなのだろう。
さて、日本の東京証券取引所一部。
長期金利は潜在経済成長率と一致すると専門書で読んだが、日銀が金融緩和をちらつかせながら金利上昇を抑制しようと躍起になっている今日この頃、金利に指標性を見いだすことは無理な相談なのではないかしらん。
日経平均は週初3日こそは前週の米国GDPの影響と思われるを回復して再び上昇に転じた。ニューヨーク市場との相関関係をみるとほぼ順相関になっいる。今の相場の膠着を支えているのも外国人なのではあるまいか。
チャートを見ると週足では抵抗帯の先行線22,795円にフタをされている感じ。RSIは14週で70.42、ストキャスティクスでは%Kと%Dがほぼ接触している。日足で見ると一目均衡表では抵抗帯を形成する先行線と7日終値がほぼ接触、RSIは14日て41.34で少しだけ上向きつつある、5日線と25日線の差は100円を少し超える程度でデッドクロス示現も近い印象。RSIとストキャスティクスの運動を見る限り、また、前述のアメリカ議会におけるコロナ対策追加費用に関する協議決裂という報道を見ると来週も上値が思い、そして、案外と底が抜けやすい週になるような気がする。
8月15日は何となく夏真っ盛りというように感じているが、暦の上では立秋を過ぎているので初秋だと俳句をやり始めてから意識するようになった。
青春朱夏白秋黒冬、白を秋色とした人は、秋の何を見て白を選んだのだろうか、もしかしたら風に揺れるススキの穂波を見てのことだったのだろうか。
昭和20年の暦上の秋は大日本帝国という政体にとっても秋だった。令和日本も暦上の秋を迎えている、コロナウイルスと悪戦苦闘する我が国は、もう一度、春や夏を迎えることが出来るのだろうか、それとも時の運行に従順に冬に至るのだろうか。
今夜の風は秋の気配が濃厚です。
5日平均線は27,102ドル97セント付近に観測されている。日本時間8月第1週の 最高値は27,456ドル24セントだから、最高値が5日線を353ドル27セント上回っている。この期間の米国国債10年債の金利は5日平均線付近で推移しており、同8月7日の同債の利率は0.566%付近で取引された。これを見る限り、資金がいわゆる質への逃避を起こしていないようだ。
さて、月に1度のお騒がせ、米国の雇用統計が日本時間8月7日21時30分に発表された。 それによると非農業部門雇用者数が前月から176万3000人増加した。過去最大となった前月の479万1000人か らは大きく鈍化している。 7月の米失業率は10.2%となった。日本時間7月3日発表の同失業率は11.1%だから改善はしているのかも知れないが、労働参加率は7月の61.4%で、前回発表の6月分同率61.5%よりも僅かながら低下している。ちなみに平均賃金の伸び率は前年同月比で+0.2%。この伸び率については低いという解釈が有力なようだ。前回は-1.2%だから伸びではいるのだが。
週末の今朝、アメリカ議会で民主共和両党が続けていたコロナ対策の追加支出に関する協議が決裂したと報じられた。完全な決裂なのか、合意を得るための「一時休戦」に過ぎないのかは判断に苦しむところだが、要は政府の財政出動の規模を巡って折り合わなかったようだ。夜警国家観と福祉国家観の対立が先鋭化していると言うことなのだろう。
さて、日本の東京証券取引所一部。
長期金利は潜在経済成長率と一致すると専門書で読んだが、日銀が金融緩和をちらつかせながら金利上昇を抑制しようと躍起になっている今日この頃、金利に指標性を見いだすことは無理な相談なのではないかしらん。
日経平均は週初3日こそは前週の米国GDPの影響と思われるを回復して再び上昇に転じた。ニューヨーク市場との相関関係をみるとほぼ順相関になっいる。今の相場の膠着を支えているのも外国人なのではあるまいか。
チャートを見ると週足では抵抗帯の先行線22,795円にフタをされている感じ。RSIは14週で70.42、ストキャスティクスでは%Kと%Dがほぼ接触している。日足で見ると一目均衡表では抵抗帯を形成する先行線と7日終値がほぼ接触、RSIは14日て41.34で少しだけ上向きつつある、5日線と25日線の差は100円を少し超える程度でデッドクロス示現も近い印象。RSIとストキャスティクスの運動を見る限り、また、前述のアメリカ議会におけるコロナ対策追加費用に関する協議決裂という報道を見ると来週も上値が思い、そして、案外と底が抜けやすい週になるような気がする。
8月15日は何となく夏真っ盛りというように感じているが、暦の上では立秋を過ぎているので初秋だと俳句をやり始めてから意識するようになった。
青春朱夏白秋黒冬、白を秋色とした人は、秋の何を見て白を選んだのだろうか、もしかしたら風に揺れるススキの穂波を見てのことだったのだろうか。
昭和20年の暦上の秋は大日本帝国という政体にとっても秋だった。令和日本も暦上の秋を迎えている、コロナウイルスと悪戦苦闘する我が国は、もう一度、春や夏を迎えることが出来るのだろうか、それとも時の運行に従順に冬に至るのだろうか。
今夜の風は秋の気配が濃厚です。