経済観察ブログ

経済観察プログへようこそ!!経済学にも経済にも素人の僕が、市場を通して経済を観察しようというブログです。

僕の相場日記

2020-08-30 19:52:24 | 日記
 令和2年8月30日(日)
  日本時間8月第4週の米ドル円は始値105円72銭で高値106円94銭まで跳ねたが安値105円20銭まで押し戻された。終値は105円36銭で引けたが、改めてドル売り圧力が残っていることを証明した1週間だったと思う。ちなみに8月は週足で見ると陽線で引けたのは第2週だけで3個週間は陰線引けだった。14週RSIは40付近にあるので、そろそろ調整のドル買いが始まっても良さそうではあるのだが。
 ニューヨーク市場ダウ平均は28,65ドル87セントに到達。過去52週間の最高値が
29,568ドル.57セントだから、既に52週最高値の約97%に達していることになる。株価は半年後の経済の動向を先取りしていると何かで読んだ記憶があるが、それなら現在のニューヨークダウ平均が指し示す米国の半年後の経済は過去52週の最高値を上回るほどの規模になっているのだろうか。日本時間27日に発表された失業保険継続受給者数が1,453万5千人という数字が物語ることを冷静に考えてみるのも良いかも知れない。これだけ勢いよくダウ平均が上昇しているのにもかかわらずVIX指数が20を底にしているように見えるのも示唆的だと思う。
 さて、東京証券取引所1部の日経平均株価。
 令和2年1月1日から同8月28日までの間で最安値は同3月19日安値16,358円
19銭、同年8月25日までの年初来高値は同年1月17日の高値24,115円95銭。少なくとも本年1月一杯くらいは世界経済もそこそこ堅調で日本経済も成長は出来なくても縮小はないだろうと誰もが思っていたのではあるまいか。だが、その後、コロナパンデミックが世界を覆った。市場が止められてしまった。金融市場だけがまるで糸の切れたたこのように動き続け舞い続けた。株価が経済の半年後の姿を反映するという言い伝え(?)があるが、少なくとも本年最初の頃は本邦GDPが前期比で約27%の減少などと言う事態は誰も予想していなかっただろう。 それにもかかわらず8月29日終値22,882円65銭が年初来高値の95%程度に位置することは何を意味するのか、僕は恐ろしい事態の前触れのような気がして仕方が無いのだが。
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僕の相場日記 令和2年8月26日(水)

2020-08-26 21:50:25 | 日記
 米国時間24日のコロナ感染症対策に関するニュースにつられてニューヨーク市場は値上がりしたが、日本時間25日の東証一部もそれにつられるような値動き。これを見る限り、ここもとの東証一部の参加者は外国人が多いことが分かる。案外、中国人が主要プレーヤーだったりして。ただ日本時間25日の東証一部の日経平均を見ると高値安値の幅が205円65銭で高値終値の差いわゆる上ヒゲは高値安値の差の約65%に相当している。つまり、米国時間24日のニューヨーク市場ダウ平均値上がりに誘発された日本時間25日の東証一部の日経平均の値上がりは、その日のうちに利益確定売りに押し戻された。日本時間26日の東証一部の日経平均の上値が重たく感じられたのも日本株への資金流入が本格化する兆しがはっきりとは見られないことの傍証のように思う。
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僕の相場日記 令和2年8月24日(月)

2020-08-24 22:18:40 | 日記
今日の東京証券取引所一部の値動きは落ち着いていた印象。為替相場は相変わらず米ドル円の上値が重く、資源国通貨が対日本円で底堅いが、値上がりと言うほどでもない。相場は次の材料待ちという評価が正鵠を射ているのだろう。東証一部は先週末に比べて幾分の値上がりで引けた。こちらも材料待ちと言ったところだろう。ちなみに今日の東証一部日経平均を見ると高値と安値の差が150円17銭だった。そして、高値から終値を引くと27円20銭で、これは高値安値の差のおよそ18%に相当する。今日の場合、時系列で値動きを追尾すると午後に向けて緩やかに東証に資金が流入したと思われるが、問題はこの資金が滞留するかどうか、今夜から明朝に為替相場次第では明日は今日以上に動くのではないか。
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僕の相場日記 令和2年8月23日(日)

2020-08-23 21:09:29 | 日記
 8月第3週の米国ニューヨーク市場平均の高値は27,999ドル81セント、安値27,526ドル25セント、高安差は473ドル56セント。ただし日足でみると米国時間17日(月曜日)に最高値が示現された後は緩やかに低下し続けて同21日(金曜日)に少しだけ回復して取引を終えた。週初にぴょんと飛び出てだらだらと下げ続ける、これって資金の逃げ足が速くなっている、ホットマネー化していることのあらわれではないかと思う。一部の報道ではニューヨーク市場のハイテク銘柄の上昇はバブルだそうだが、資金はいつでも逃げ出せるように準備だけはしているのではあるまいか。米経済は緩慢ながらも回復を続けているそうではあるが。ちなみに米ドル日本円相場はどちらかというと円高でドルは最高でも106円65銭2厘だった。
 さて8月第3週の日本市場
 今週の分析に用いた指標は下記の通り
 ・5日移動平均線  ・25日移動平均線 ・200日移動平均線 ・13週移動平均線
 ・26週移動平均線 ・52週移動平均線 ・ボリンジャバンド  ・スローストキャスティクス
 第2週最終日の8月14日(金曜日)が23,338円79銭まで跳ねて、その流れを引き継ぐかと思いきや同17日(月曜日)は陰線となり、結局、週内で陽線を記録したのは19日(水曜日)だけだった。第3週は高値23,248円75銭、安値22,851円83銭、1週間の値幅は396円92銭だが、東証もニューヨーク市場と似ていて週初17日(月曜日)の高値23,248円75銭から下がり続けて、21日(金曜日)終値は20日(木曜日)の終値に比べて40円ほど値上がりして引けだが、それでも週足では陰線だった。ちなみに8月第2週は23,338円79銭、安値22,497円7銭で高値から安値を引いた額は891円72銭で、第2週を100とすると第3週の高値と安値の差は約44.5%となる。夏枯れってこのことなのかな、そして、8月第4週はどうなるのかと思う。
 日足でみると同月21日(金曜日)は終値22,920円20銭で、ボリンジャバンドの+1シグマ22,060円34銭かだから、そろそろ底堅くなるのか、それとも下がり続けるのか、何となく24日(月曜日)の値動きで決まるのではないかと思う。200日線とボリンジャバンドのマイナス2シグマと200日線がほぼ一致している。過去1年間においてボリンジャバンドが200日線を下回っていたのは元年8月23日から同月5日までの間にも存在するが、それ以降は一貫してボリンジャバンドが200日線を上回っていて、200日線と同マイナス2シグマ線が接近した状態が約1ヶ月半も続いた例はない。それだけ相場は膠着しているわけで、この間に蓄積されたエネルギーがどちらの方向に噴き出すのか、8月第4週も毎日の相場から目が離せそうにない。
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僕の相場日記 令和2年8月16日(日)

2020-08-16 10:55:30 | 日記
8月第2週の海外の指標の結果は下記の通り
 10日(月曜日) 中国 7月消費者物価指数(CPI)は前年同月比 2.7%上昇
          中国 7月生産者物価指数(PPI)は前年同月比 2.4%下落
 
 11日(火曜日) 欧州 期待指数 71.5                                                  米国 生産者物価指数 前月比-0.6%、前年比-0.4%

 12日(水曜日) 米国 消費者物価指数 前月比0.6% 前年比1%

 14日(金曜日) 中国 7月工業生産 前年同月比4.8%増
          中国 7月小売売上高     1.1%減
          中国 1-7月都市部固定資産投資は前年同期比20.4%増加
          米国  7月小売売上高 1.2%増加
          米国  7月鉱工業生産3.0%増加 
          米国  7月設備稼働率 70.6%

 8月第2週は何となく落ち着いた値動きだった。依然として新型コロナウィルス危機が世界を覆っている。ワクチン関連のニュースも散見されたが、製品化されて市場に供給されるまでには時間がかかりそうだ。まぁ、人体の健康に関することだからね、慎重になるのも分かる。それと米中経済摩擦。ここにきて米国の対中姿勢が随分と攻撃的になってきた印象。米国大統領が中国のバイトダンス社に米国内における「Tiktok」事業を90日以内に売却するように命じたと報じられた。理由は米国の国家安全保障のためだとか。外国の一私企業の事業の所有権に大統領が直接、介入したという事実に僕は驚いた。あらためて考えると外国企業の経済行為が米国の国家安全保障を不安に陥れるとはどういう状況なのだろうと思う。今後、米国国内で事業展開を考える企業は米国企業と合弁を義務づけられるのかしらん。もっとも、米国国内で事業展開を考える日本の会社と関わる機会など金輪際、僕には訪れないから思い煩うこともないのだが。米中摩擦との関連で言うと中国が米国から購入を約束した農産物の輸入が滞っているのだとか。なんでも第一段階合意の内容を完全に履行するためには中国側が輸入量を爆発的に増加させる必要があるのだとか。中国も大変だ。ただ、この合意が完全に履行されたとして、その代金として中国から米国に移転したドルはどこの市場に向かうのかが気になる。ここもとの各国中銀の低金利政策で債券投資はうまみがなくなっているはずだからゴールドに向かうのか、それとも北半球の石油需要期入りを見越して原油相場に向かうのか、もしそうなら一時の原油相場急落で減損処理を余儀なくされていた企業には朗報かも知れない。8月第2週のWTI原油相場は1バレル42ドル13セントで引けた。
 翻って日本の東京証券取引所一部。市場8月第2週は今週は10日(月曜日)が国民の祝日で休みだから日本市場は4営業日という少し変則的な状況。この中にあって東京証券取引所一部は高値と安値の幅が819円62円となった。ちなみにこの週の出来高は3,118,270,000株
 何の足しになるのかは僕自身よく分からないが、とりあえず分析してみた。
 分析対象期間:令和元年8月1日~令和2年7月31日
 分析に使用した指標 5日移動平均線 25日移動平均線 200日移動平均線 ボリンジャバンド
  令和元年10月7日、200日線は期間内最安値の21,205円98銭。同年8月1日の200日線が21,451円35銭から最安値まで下落しているので、1日あたり約5円ずつ下落している計算になる。日経平均は同年8月1日から8月30日までほぼ一貫して5日線を下回り続けている。この年は10月1日から消費税が8%から10%に引き上げられることになっており、その影響かも知れない。同年8月1日から8月31日までの間で日経平均最安値は8月7日の20,110円76銭であり、200日線を基準とすると93.95%となっている。これから以降は日経平均は多少の上下動を繰り返しながらも5日線付近にある。期間内最高値は12月17日の高値24,091円12銭だが、これは当日の200日線の約110.6%に相当する。これ以降、日経平均は5日線を下回る日が増え始めた。そして、2月3日の日経平均安値22,854円45銭を底値として窓をあけて上昇を開始したので強気派は勇気づけられたことだろうが令和2年2月13日、5日線が当日の200日線22,156円5銭の約107.4%のの22,815円30銭を示現した後、急激に下降し始めた。海外市場に目を転じると上海やニューヨークなども動揺していて、強気派は肝を冷やしたことだろう。期間内安値は3月19日に示現した16,358円19銭だから2月13日の終値23,827円73銭から延べで7,469円54銭1日平均287円29銭下落したことになる。3月19日最安値は当日200日線の実に約74.2%であり随分と派手に下落したものだと思う。3月19日安値を示現した後、日経平均は6月8日高値23,185円85線までほぼ一貫して5日線を上回りつつ上昇した。8日高値は当日200線21,718円90銭の106.6%に相当する。これ以降は5日線を中心として上昇と下降を短期間で繰り返すもみ合い商状が続いている。
 分析対象期間を少しはみ出ているが、令和2年8月第2週の相場についても感想を。同週は強気相場に終始した印象があるが、ボリンジャバンドのMA=25日は22,615円23銭付近であり、既に8月14日終値23,289円36銭は+3シグマ付近にある。今回の分析期間内で+3シグマ線に接触しているのは令和元年9月第1週、12月19日に限られている。この時はいずれもコロナウイルス対策が半ば中国の国内問題視されていて世界経済の攪乱要因とはだれも認識していなかった期間だ。さらにいうと今回のコロナウイルスの流行が世界的なパンデミックの様相を呈し始めて以後、例えばFRBは市場に供給する資金の量の拡大を矢継ぎ早に決定したが、3月19日以降の日経平均の回復はこの供給資金拡大策の影響が大きいというのが市場のコンセンサスの様であり、そうであるなら、日経平均を押し上げるにはさらなる資金供給量の拡大が求められることになるが、僕の見聞した範囲では各国政府・中銀に残された資金供給の選択肢は限られているらしい。
 
 好きな小説家の1人、乙川優三郎氏の小説が掲載された雑誌を買った。氏にはこれからも活躍して欲しいと思う。
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