予告編で衣装を見ていたので、予想はしていたが、
チェン・カイコー監督にファンタジーは
似合わない。暗くて重い昔の作品の方が好き。
特にレスリー・チャンを起用した2作品「さらばわが愛 覇王別姫」
「花の影」は幼少期の経験が成人する過程に陰をおとす様子を
冷酷なまでに客観的な視点で描き、その寡黙さゆえに胸を打たれたものだ。
「PROMISE 無極」も運命に翻弄される人間を描いており、
好きな2作品と根底に流れる哲学は同じではないかと思うのだが、
ワイヤーアクションやVFXを上手く使えていないため、
役者の演技や美しい撮影、美術を味わう雰囲気が損なわれてしまったのでは?
食べ物と男からの寵愛とひきかえに「真の愛」を捨てた少女。
20年後、王妃になって登場(セシリア・チャン)。
大将軍(真田広之)が華の甲冑を脱いだとき、俊足の奴隷(チャンドンゴン)と
王妃の運命が絡み合うという設定は面白かったし、
冷酷な公爵(ニコラス・ツェー)の過去、公爵の奴隷の過去が終盤明かされ、
退屈はしないのだが、VFXとワイヤーアクションが「運命の物語」には
似合わず、違和感があった。
好きな2作品ではコン・リーが強い女を演じ、繊細な役柄の
レスリー・チャンの葛藤、嫉妬、猜疑心などが深みを与えていた。
「PROMISE」では、真田、チャンドンゴン、ニコラスらの
役柄が突飛なため十分に心情に共感できなかった。
セシリア・チャンの演技力も活かされていなくて残念~。
3人の凄まじい身体能力に裏づけがないのでアクション映画と
割り切って観ることもできなくて、中途半端なのね~。
チャン・ドンゴンが赤い糸を使って、白い羽の衣装をまとったセシリアを
救い出し、王宮の屋根を走るシーンなど、笑ってしまう荒唐無稽さ。
でも、美しい絵なのだ。惜しい!!(監督の作品好きだからネ)
私、ウォン・カーウァイの「楽園の瑕」好き。
豪華な俳優陣による武侠物語として楽しめたし、
不思議な色気を感じさせる作品だと思う。
「PROMISE」も無理に”動的な見せ場”を盛り込まなければ、
最高に美しい映画になっていたのではないかしら?
ピーター・パウ撮影の濃い目の色彩は好きなので、幾つもの
美しい絵が記憶に残っている。その美しい絵と漫画のような
特撮のバランスがとれていないことが映画を破綻させた原因?
なんのためにセシリアの声を吹き替えにし、真田やチャンドンゴンや
ニコが中国語を話したのかしら・・・。
日中韓のスター競演を楽しむには、奇妙すぎる演出でした。
B級なら香港映画に任せてください。
追記:ニコラスの悪役が個人的にはツボ
扇で闘うなんて~~ジェイ・チョウの映像に扇が
使われているのは、この映画の影響?それとも
ジェット・リー主演の「SPIRIT」(邦題)にも
扇を武器にする人が出演するのですか??
チェン・カイコー監督にファンタジーは
似合わない。暗くて重い昔の作品の方が好き。
特にレスリー・チャンを起用した2作品「さらばわが愛 覇王別姫」
「花の影」は幼少期の経験が成人する過程に陰をおとす様子を
冷酷なまでに客観的な視点で描き、その寡黙さゆえに胸を打たれたものだ。
「PROMISE 無極」も運命に翻弄される人間を描いており、
好きな2作品と根底に流れる哲学は同じではないかと思うのだが、
ワイヤーアクションやVFXを上手く使えていないため、
役者の演技や美しい撮影、美術を味わう雰囲気が損なわれてしまったのでは?
食べ物と男からの寵愛とひきかえに「真の愛」を捨てた少女。
20年後、王妃になって登場(セシリア・チャン)。
大将軍(真田広之)が華の甲冑を脱いだとき、俊足の奴隷(チャンドンゴン)と
王妃の運命が絡み合うという設定は面白かったし、
冷酷な公爵(ニコラス・ツェー)の過去、公爵の奴隷の過去が終盤明かされ、
退屈はしないのだが、VFXとワイヤーアクションが「運命の物語」には
似合わず、違和感があった。
好きな2作品ではコン・リーが強い女を演じ、繊細な役柄の
レスリー・チャンの葛藤、嫉妬、猜疑心などが深みを与えていた。
「PROMISE」では、真田、チャンドンゴン、ニコラスらの
役柄が突飛なため十分に心情に共感できなかった。
セシリア・チャンの演技力も活かされていなくて残念~。
3人の凄まじい身体能力に裏づけがないのでアクション映画と
割り切って観ることもできなくて、中途半端なのね~。
チャン・ドンゴンが赤い糸を使って、白い羽の衣装をまとったセシリアを
救い出し、王宮の屋根を走るシーンなど、笑ってしまう荒唐無稽さ。
でも、美しい絵なのだ。惜しい!!(監督の作品好きだからネ)
私、ウォン・カーウァイの「楽園の瑕」好き。
豪華な俳優陣による武侠物語として楽しめたし、
不思議な色気を感じさせる作品だと思う。
「PROMISE」も無理に”動的な見せ場”を盛り込まなければ、
最高に美しい映画になっていたのではないかしら?
ピーター・パウ撮影の濃い目の色彩は好きなので、幾つもの
美しい絵が記憶に残っている。その美しい絵と漫画のような
特撮のバランスがとれていないことが映画を破綻させた原因?
なんのためにセシリアの声を吹き替えにし、真田やチャンドンゴンや
ニコが中国語を話したのかしら・・・。
日中韓のスター競演を楽しむには、奇妙すぎる演出でした。
B級なら香港映画に任せてください。
追記:ニコラスの悪役が個人的にはツボ
扇で闘うなんて~~ジェイ・チョウの映像に扇が
使われているのは、この映画の影響?それとも
ジェット・リー主演の「SPIRIT」(邦題)にも
扇を武器にする人が出演するのですか??
わたし何にも考えずにパァ~っと映像で楽しんじゃいましたセシリアと男たちと不思議映像と
セシリアの吹替えにはとにかく不満!
そうか、コレ中国映画ですものね
ほんと、B級なら香港に任せたらいいのに
感情移入できなかったの~
過去にチェン・カイコー監督の作品で
好きだった2作品は、北京語だったけど
製作は香港なのね
あ、ブラピの合成写真、面白かったです!
ただ、猫が唯一観てる『北京バイオリン』とも
なんか感覚が違って・・・この作品微妙に漫画チックだったりして(笑)
とりあえず、ニコラス・ツェーの公爵のアニメ界正統派美形悪役踏襲のキャラが
とってもなつかしく、楽しかったのでした♪
一緒に行った友人が散々突っ込んでて、最後の黒い衣装を見たとたんあれじゃあチャン・ドンゴンあまりにパンダだとかわいそうにといっていました。
セシリアは飾り物みたいで残念でしたね。
友人(アニメ好き)は面白かったと
言っていました~(笑
>ニコラス・ツェーの公爵のアニメ界正統派美形悪役踏襲のキャラ
なるほど、そういうお約束があるんですね。
知らなかったわ・・
していたものですから、格調高い雰囲気を
期待してて、漫画っぽかったので驚いて
しまいました。でも、もう一度観ます!
>チャン・ドンゴンが四つんばいで走ったときから?と思ったのですが
真田将軍が金の武器を回してたり、
チャンドンゴンが動物みたいに走ったり、
必要性が疑問でした。
チャン・ドンゴンの長髪、似合ってたし
演技も上手いし、アジアの実力俳優を
集めた点は良かったんですけどね~~。
俳優の苦労を思うと、特撮部分の速度を
半分にして、上品なファンタジーにして
欲しかったです~
チャンドンゴンもステキだけどね。
SPIRITの試写会、よろしかったらパフィンさんも
いかがですか?
今回は試写券が一枚で2名までではなく、
一人用のが2枚届いてるので、郵送か何かで
先にお渡しできます。
そうすれば当日お待たせすることも無いですし、
ご都合がつくようでしたらどうでしょう?
2/27月曜日、18時開場、19時開演
上映時間1時間43分
東京国際フォーラムホールCです。
舞台挨拶予定アリです。
>無理に”動的な見せ場”を盛り込まなければ、最高に美しい映画になっていたのではないかしら?
そうですね^^ 内容は別にして、役者といい、色彩感といい悪くはなかったんですがねぇ><
ニコラス、冷たい美男子
扇子を飛ばして闘うシーン、もう一度
観たいので、再度鑑賞を決定(笑
「SPIRIT」の試写券、よろしいんですか!
舞台挨拶って・・素晴らしい
メール出します。嬉しいです
>cyazさま、
ありがとうございます
感想を拝読して同じ想いだったので
安心しました。作風が全く違いましたね~。
チェン・カイコー作品は『北京ヴァイオリン』しか観たことがないのですが、それでもまたえらい作品を作ったなぁというのが率直な感想でした(笑)
色々と思うところはあったんですが、あまりに香港映画テイストが強すぎて、もはや何でもありというモードになっていたので、細かいとこは気にせずに鑑賞できました。
ニコラス・ツェーの扇はなかなか良かったですよね。
ただ、どうしても指差し棒の方が印象に残ってしまいますが(笑)