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楽譜・CD情報

九州シティーバンドフェスティバルinくまもと

2006年03月26日 | Weblog
3月12日九州の一般吹奏楽団26団体が集結する大イベント、九州シティーバンドフェスティバルが熊本で開催されました。今年の合同演奏プログラムは「若手邦人作曲家特集」と題し客演指揮に八木澤教司氏を迎え、坂井貴祐作品、神長一康作品、八木澤教司作品が演奏されました。

2つの合同バンドによる演奏は各140人の大編成で、
坂井貴祐「祝典のための前奏曲」
八木澤教司「太陽への讃歌ー大地の鼓動」
神長一康「勇者オリオンの三つの星」(世界初演)
八木澤教司「マチュピチュ」-隠された太陽神殿の謎 
が演奏されました。

バンダを5ケ所に配置しての「祝典のための前奏曲」。会場を包み込む迫力ある演奏はまさに見事で、オープニングを飾るに相応しい演奏でした。続いて、八木澤教司「太陽への讃歌ー大地の鼓動」140人の大人数にもかかわらず緻密な音楽を見事に表現しました。さすがにものすごい迫力でまた、美しく響く歌にはとても感動しました。演奏を終えいつまでも鳴りやまない拍手が送られました。

バンドのメンバーが入れ代わり、拙作の「勇者オリオンの三つの星」が演奏されました。今回の演奏が初演になります。八木澤氏の熱い指揮により作品の意図するものが確実に表現され、演奏も素晴らしく、大人数で演奏する美しさとその迫力は想像を超えるものでありました。

最後は八木澤教司「マチュピチュ」-隠された太陽神殿の謎が演奏されました。
300人近い2つの合同バンドとそして4曲の指揮を振られた八木澤氏に会場からは大きな拍手が送られ、演奏会は幕を閉じました。

毎年九州の各地で行われている九州シティーバンドフェスティバルは九州が一つになる素晴らしい演奏会で、来年も大変楽しみであります。
これだけの大イベントですから企画・運営には大変なご苦労があるかと思います。スタッフの皆様、演奏団体の皆様おつかれさまでした。九州吹奏楽界の益々のご発展をお祈り申し上げます。