観戦メモ2022 : 4月

4月終了。

14興行。

季節の変わり目は続く。

【ベストバウト候補】

1.3 九州プロレス 新宿 野崎広大vs花見達也

1.3 九州プロレス 新宿 真霜拳號vs玄海vsGAINA

1.4 東京女子 後楽園 中島翔子vsハイパーミサヲ

1.4 東京女子 後楽園 山下実優vs瑞希

1.5 DDTeeeen 板橋 ユーセー☆エストレージャvsエル・ユニコーン

1.8 ガンプロ 北沢 クリス・ブルックスvs新納刃

1.8 ガンプロ 北沢 今成夢人&まなせゆうなvsバリヤン・アッキ&水森由菜

1.10 ガンプロ 板橋 まなせゆうなvsトトロさつき

1.10 ガンプロ 板橋 入江茂弘&青木いつ希vs翔太&朱崇花

1.15 寺プロレス 瑞龍山宗三寺 佐藤光留&ロッキー川村&阿部諦道vs鈴木みのる&松本浩代&菊タロー

1.29 チョコプロ 市ヶ谷 趙雲子龍vsバリヤン・アッキ

1.30 DDT 後楽園 佐々木大輔vs藤田ミノル

2.3 FREEDOMS 後楽園 藤田ミノルvs山下りな

2.3 FREEDOMS 後楽園 正岡大介vs植木嵩行

2.11 東京女子 後楽園 辰巳リカ＆渡辺未詩vs天満のどか＆愛野ユキ

2.12 チョコプロ 市ヶ谷 帯広さやか＆SAKIvsTAMURA＆トランザム★ヒロシ

2.12 COLOR'S 新木場 ハイビスカスみぃvs水森由菜

2.13 チョコプロ 市ヶ谷 中島翔子vs駿河メイ

2.13 チョコプロ 市ヶ谷 藤田ミノルvsバリヤン・アッキ

2.20 グレースプロジェクト 新木場 石井慧介&杉浦透&梅田公太&織部克巳vs中津良太&阿部史典&SAGAT&下村大樹

2.22 BASARA 新木場 中津良太vsトランザム★ヒロシ

2.26 チョコプロ 市ヶ谷 駿河メイ&バリヤン・アッキvs高梨将弘&クリス・ブルックス

2.27 ガンプロ 後楽園 ザ・グレート・サスケvs今成夢人

2.27 ガンプロ 後楽園 高岩竜一vs岩崎孝樹

2.28 チョコプロ 市ヶ谷 大家健vs水森由菜

3.6 東京女子 板橋 中島翔子vs瑞希vs上福ゆきvsらくvs鳥喰かや

3.12 チョコプロ 市ヶ谷 バリヤン・アッキvs大家健

3.19 東京女子 両国 天満のどかvs愛野ユキ

3.19 東京女子 両国 山下実優vs中島翔子

3.20 DDT 両国 LiLiCo&小田井涼平&彰人vs男色ディーノ&飯野雄貴&今成夢人

3.20 DDT 両国 HARASHIMA&吉村直巳vsクリス・ブルックス&高梨将弘

3.20 DDT 両国 竹下幸之介vs遠藤哲哉

3.21 YMZ 板橋 山下りなvs松澤さん

3.21 YMZ 板橋 米山香織&優宇vsSAKI&水森由菜

3.26 ガンプロ 新木場 高岩竜一vs冨永真一郎

3.28 チョコプロ 市ヶ谷 バリヤン・アッキvsさくらえみ

4.3 みちのく みちプロ道場 藤田ミノル&水森由菜&郡司歩vsMUSASHI&川村興史&大家健

4.9 ガンプロ 新木場 大家健vs渡瀬瑞基

4.10 東京女子 新木場 小橋マリカ&アブドーラ小林vsSAKI&アントーニオ本多

4.15 還暦祭 宮崎有妃&旧姓・広田さくら&ハイビスカスみぃvs渡辺智子&米山香織&真白優希

4.15 還暦祭 橋本千紘&優宇vs尾崎妹加&MIRAI

4.17 チョコプロ 市ヶ谷 高梨将弘&クリス・ブルックスvs帯広さやか&河童小僧

4.23 YMZ 王子 佐藤光留vs高梨将弘

4.24 2AW TKP千葉 真霜拳號vs吉野コータロー

4.26 ぽちゃじょ 蕨 今成夢人vsまなせゆうな

4.29 スターダム 大田区 AZMvs駿河メイ

4.30 ハードヒット 新木場 阿部史典vs田村男児

4.30 ハードヒット 新木場 佐藤光留vs渡慶次幸平

ゴールデンウイーク前だから控えめにと思っていましたが、

いざ印象に残る試合書きだしたらすげえ多い。

まず“これは！？”と思った試合は、

大家健vs渡瀬瑞基、

AZMvs駿河メイ、

阿部史典vs田村男児。

4.9ガンプロの試合はその後の流れも去ることながら、

この試合がまずとてもとても素晴らしかった。

仕事都合で序盤会場に居られなかった（後で見返した）のを

心底悔いるくらい。

［何度でも言うけど、ガンプロへ、ようこそ］

大田区でのハイスピード戦は、

戦前煽ったのでもはや言うまでもないかもですが、

スターダムの選手ではAZM選手はとてもとてもクリエイティブで好きな選手。

もしかしたら、駿河メイ選手のシングルベストバウトかもしれない。

［ふたりともそのベストすらすぐ更新できる気もします］

阿部史典vs田村男児のハードヒットでの一戦は…

“ハードヒットを観た！”っていう満足度の高さが脳に響きました。

この日ダークマッチ含めてほとんどの試合が面白かったんですけど、

とりわけ。

脳内麻薬ドバドバ出た。

ハードヒットからはもう一試合、

メインイベントも特筆。

ハードヒットは、プロレス。

プロレスは、戦い。

渡慶次幸平という“獣”をこのリングに解き放つことで、

存分にその味わいが堪能できました。

超満足した。

ドラマチックなカードとしては、

まず、チョコプロのアジアドリームタッグタイトルマッチを挙げたいです。

チョコプロというプロレスのフィールドの可能性を

大いに広げる素晴らしい試合。

あとやっぱり、この失ったものの多いコロナ禍で、

帯広さやかの健康（コンディション）については、

明らかに“得た”というか、“得した”ポイントだと思ってます。

そして、約2年半ぶりの再始動となった、

“ぽちゃじょ3”。

ぽっちゃり女子プロレス旗揚げ戦以来の

3年ぶりの再戦となった二人のシングル、

ファーストコンタクトの瞬間から感じたことは、

二人の“強さ”。

3年という年月、あの日を境にした積み上げが、

二人をとんでもなく、強くしていたことに、

なんか、人間讃歌的な感傷まで抱きました。

…あ、あとですね。

［ベルトHUNTER×HUNTERの2022］

ひどい試合オブ・ザ・イヤーについては概ね確定したと思います。

【ベスト興行候補】

1.3 九州プロレス 新宿

1.15 寺プロレス 瑞龍山宗三寺

2.13 チョコプロ 市ヶ谷（#200 DAY2）

3.19 東京女子 両国

3.31 まっする 北沢・夜

4.3 みちのく 道場プロレス

4.26 ぽちゃじょ 蕨

GWで一気にハードル上がり、

もう、挙げられるのはこの2大会。

道場プロレスはもはや何度目になるのかの藤田プロレス☆スクール襲来。

ここにくると、道場プロレス戦士たちが本当に好きになると思う。

あと久しぶりに東北の地を踏んだ大家さんが大変イキイキとしていたので、

このあとのガンプロの“今の大家健が心配”みたいな空気は、

私は微塵も感じていなかったりします。

大家さんは、大家さんです。

ぽちゃじょについてはもう、

文字数が足りる気がしません。

ただこの日何より印象に残っているのが、

売店で今成夢人選手が「迷ったけど、やっぱりやってよかった」と、

疲労感と達成感と安堵感、そんな感情を含んで仰ってた姿です。

ここに来るとなんか、凄く“生きてる”気持ちになります。

【最優秀新人候補】

佐藤大地

来月、HEAT-UPからもう2人挙げたい。

なんかもう例年HEAT-UPの新人が刺さる。

【ベストユニット候補】

帯広食堂総本店

CDK　new!!

KO-D&アジアドリームタッグの2冠ですが、

その実績よりも、二人のクリエイティビティにただただ感心。

vs帯UMAとのタイトルマッチは、

チョコプロ史に刻み込まれた名勝負でした。

【MVP候補】

＜独断と偏見による月間MVP＞

1月　大家健

2月　バリヤン・アッキ

3月　中島翔子

4月　佐藤光留

ビッグマッチ続きのGWを控え、

頭のおかしな日程を突き進んでいた佐藤光留選手を。

世界ジュニア王座戴冠はもう少し前の話になりますし、

因縁の大和ヒロシ戦は流れてしまいましたが、

“盟友”との乳首相撲→翌日タイトルマッチというクレイジーに、

さらには“狂戦士”渡慶次幸平を相手に迎えてのハードヒット開催。

試合後には8.21川崎にて、

今年も真夏のおまつり開催も、チラッと示唆しました。

これは4月の話ではないですが、

佐賀県神埼市を拠点とするBURSTにおいて、

メインイベントvs阿部史典をまさかの“JEEEP”提供試合として

襲来する様は、コアなプロレスファンたちを騒然とさせました。

“変態”とは、必ずしも性的な含意のみではなく（多分に含んでるけど）。

“様態が変わっていること”“普通ではないこと”。

つまりは、圧倒的なクレイジー。

4月末〜5月頭にかけてその様を堪能させてくれたところに、一票。