カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

市ヶ谷@deep

2013-07-07 23:34:17 | スポーツその他

もはや先週のことになりますが、
『ガンバレ☆プロレス』を見に行って来ました。

ガンバレ☆プロレス(以下ガン☆プロ)とは、
元DDTプロレス売店部長の大家健選手が、
1万5000円のポケットマネーで旗揚げした、
(ど)インディープロレス団体。

「プロレスを再びメジャースポーツに」
を合言葉に、
DDTプロレス映像版にして元学生プロレスラー、今成夢人
吉本興業所属芸人にして元学生プロレスラー、
ばってん多摩川、改め、ガンバレ多摩川を所属とし、
熱い魂を胸に戦い続けております。



(チケットを販売するときに、決まって、「何故か」
何かしらのトラブルが起きるという。
不思議。)

今回の会場はプロレス界・・・
いや、東日本屈指のディープスポット
南海記念診療所(別名:市ヶ谷アイスアリーナ、市ヶ谷チョコレート広場等)。

市ヶ谷駅から徒歩2分の位置にある診療所でありながら、
何故かプロレスの興行が開催されているという、
そもそも診療所としての活動があるのかもわからない、
おそらく都内最小のプロレス会場です。

会場内に入れる観客数は頑張っても60人。
窓から観戦のバルコニー(?)席を入れても、
80人が限界という会場です。

私この会場では初観戦だったのですが、
なんかもう、ついに来てしまった、という感じです。
新木場でもかなりの末期感がありますが、
いくらなんでも市ヶ谷は末期中の末期
随分コアな場所に足を踏み入れってしまったものです。





しかしまぁ、結論から言えば、非常に面白かった。



驚いたのはその打撃音。


ナス君観たのは変態団興行以来だ。

プロレスラーが普段いかに強いあたりの攻撃を繰り出し、
それを受けているのか。
特に打撃に関しては「音を出しているだけ」といわれることもありますが、
こと市ヶ谷に関してはごまかしは一切ない。
まーぁ、打撃の当たりがハードなこと。

ナス君の打撃はタイガー木原を負傷に追い込み、
鳥羽さんのパンチは今成の意識を飛ばす。



小笠原先生の空手チョップは骨まで響く音がし、
皮膚を赤々と腫れ上がらせる。
大家代表の頭突きは、骨と骨のぶつかる、鈍い音が木霊す。

本人たちは至ってまじめに、
至って熱く、
戦い続ける空間。


ライディーン鋼は剛力鋼に改名w

しかし選手の顔ぶれを見れば、
必ずしもメジャーではなく、
必ずしも一流とはいえない。
そもそも、プロですらない選手だっている。



なのにその空間がなぜ面白いのか。
何故そのレスラーたちが、
プロレスの凄味を体現できるのか。

人の言葉を借りればこれは、
「レベル1の勇者パーティーの闘い」という、
ある種の至弱のカタルシスが働いているように思います。
ダビデとゴリアテ、
判官贔屓、
強大な(?)敵に抗い続ける勇敢な者たち。
シンプルなる、原書の構造がここにはある。

でも、この熱の正体はそれだけではない。
ここに何があるのかわからない。
何がこんなひたむきさを生んでるのかわからない。
全く正体がつかめない。


同門対決


炎のスピア


タノムサク鳥羽に、
サバイバル飛田に、
こんなに戦慄してしまうのは何故なのか。
さっぱりわからない。


タノムサク鳥羽 対 小笠原館長 一騎打ちが決定



埼玉プロレス サバイバル飛田乱入!

このつかめない衝動が故に、
またボクは、市ヶ谷に足を運んでしまうのだろうなぁ、
と、思うのであります。

















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