カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

ネット・プロレス大賞2020【プロレスを伝えたで賞】投票内容

2021-01-14 12:55:00 | スポーツその他
カレーです。

2020年もプロレス楽しかったです。

でも、ただただ楽しかった、
だけではない感情がそこにはあったということは、
これまでもそうでしたし…
…昨年はとりわけ、強くそう思わされる年であったことは、
もはやいうまでもないところでしょう。

ということで例年楽しみにしておりますネット・プロレス大賞、
今回も直前にはなりましたが、投票を終えました。

振り返りは早めに始めないと結局終わらなくなるので、
もう、今回は早め早めに振り返りを始めようと思います。

…と、いいながら、すでに押している。



〜最優秀プロレスを伝えたで賞〜



かつては最優秀“メディア”だった本賞ですが、
近年はメディアに限らず、個人発信から何から媒体も様々、
“伝え方”も様々となりました。

とりわけ2020年に関しては、
新型コロナウイルス感染拡大という状況下で
会場での直接の感染やコミュニケーションが抑制される中、
様々なプロレスの“伝え方”が模索された年だったことは、
間違いなくところだと思います。

そしてまた、“伝わり方”についても個人的には着目するところでありまして、
例えばそれがプロレスの“中”でその魅力を伝えたのか、
プロレスそのものの魅力を掘り下げたのか、
プロレスの魅力をプロレスの“外”に伝え広げたのか、
あるいは、プロレスを伝え“続けた”のか…

そうしたことも考えながら選びましたのが、
以下の投票内容となります。



1位 チョコレートプロレス
2位 藤田プロレススクールYouTubeチャンネル他
3位 世志琥Tiktok



3月の段階で確定していました。

プロレスリング我闘雲舞から誕生した
“新団体”チョコレートプロレスによる配信が、
私の中での“プロレスを伝えたで賞”の1位です。

2020年、チョコプロがあったから生きていられた、
というのがあまり大げさでもない個人的な感想。

生命維持として生きていることはもしかしたらできたかもしれませんが、
人間が人間らしくあるためには楽しみが、大仰な言葉で言えば希望が、
絶対的に必要だと思っていて。

どうなるかわからない先が見えない世界の中で、
それでも、プロレスを止めることなく、
むしろ、連続性のある物語を絶えず展開し続け、
身体のみならずその精神をも削り、絞り出すようにして最前線に立って、
在り続けた。

画面越しではありますが、その向ける眼差しによって…
私の“生”は、希望を伴ったものとして維持されました。














[平時でもここまでやるかというプロレスの数々は、
見ている私には楽しみでしかなかった。]



止まった世界の中でもチョコレートプロレスはプロレスで在り続け、
そしてプロレスを伝え続けた、という継続性もさることながら。

一方では“小さいまま大きくなる”という、
代表であるさくらえみ選手が思い描いた理想を実現する装置としても
機能しているように見えて。

チョコプロのコメント欄に溢れるのは、
数多の国籍からなる人々が打ち込む無数の英語と、
その世界の人々とコミュニケーションをとるために打ち込む、
日本人たちの英語コメント。

対面の形で興行を行えない、
“ネット上にしか存在しない”団体であるからこそ、
絶えず、それもダイレクトに、世界に開かれている。

そしてこのチョコプロを支えるスポンサーの過半数は、
おそらくは日本人ではないというところも
この団体の在り方を如実に表しているようで。

たとえ興行を再開したとしても、
チョコプロは続けていくことをさくらさんは何度か口にしています。

おそらくは収益的には減少している最中にあると思われるので、
そうはいってもどれくらい続けられるのかはわからないといえばわからない。

それでも、おそらくは1周年となる3月ごろには…

100回目となる“チョコプロライブ100”が
開催されることでしょう。



プロレスを止めることなく、
逆にその可能性を広げたチョコレートプロレスが、
私の考える“プロレスを伝えたで賞”ほ2020年、第1位です。





2位は、藤田プロレス☆スクールチャンネル。





このチャンネルがとても好きなのは事実なのですが、
厳密に語弊を恐れずに言えば、
このチャンネルに投票したかった訳では
必ずしもなくてですね。

私が投票したかったのは、
この感染症禍でもプロレスを伝えることを諦めなかった
プロレスラーたちの活動の総体。

具体的には、
ビリーケン・キッド選手を始めとした大阪の選手たちが集まって始めた、
“プロレス教習所”、
影山道雄選手が始めて継続して行われているなぞなぞ配信、
2AWの最上九選手が行っているもがきゅーライブ、
HEAT-UPもTAMURA選手を中心に配信試合シリーズを提供し続け、
レスラー個人では高井憲吾選手がモノマネ配信、
翔太選手がコーヒー配信を行うなどなどなど…

プロレスラーたちはプロレスラーであり続けることを諦めず、
また、プロレスを届けることを諦めなかった。

…で、何故じゃあ藤田プロレス☆スクールチャンネルに投票したかと言えば…

大体全ての配信に、
藤田プロレス☆スクールチャンネルは、いたから。

5月、6月あたりにはやや飽和気味でもあったこの配信業界で、
それでも、日本全国にプロレスファンもプロレスラーも数おれど、
この人以上に配信を見ていた人は…
もしかしたから、いないかもしれない。

で、なんでそこまで見ていたかと言えば、
ここから先は推測以外の何物でもありませんが…
藤田プロレス☆スクールチャンネルが顔を出すと、
鼻の効く(重度の)プロレスファンたちもまた、
そこに嗅ぎつけて辿り着く傾向にある気がしていて。
その人の移動(配信の中ではあるけども)も想定した上で、
少しでも、日本中に灯るプロレスの火を消さないために。

…と想像します。

というわけでプロレスの火を絶やさぬために抗い続けた
プロレスラーの皆様への敬意を込めて。



3位は、もはや単純に凄いという感想以外の何物でもない、
SEAdLINNNGの世志琥選手によるTiktok配信。





この配信の内容をとても見ていたとかというわけではないのですが、
この社会情勢下にあって自身のキャラクターを最大限に活かし、
プロレスを知らないであろう人に一人でも多く、
“プロレス”なるものをイメージさせた。

その事実はただただ、凄い。
凄いというほかない。

SEAdLINNNGは世志琥選手もそうですし、
後楽園なんかでリングアナを務めていた大平ひかりさんが
ミスコンでグランプリに輝いたり、
なんか、“世間”に向けた風が吹いてる気がする。



おそらくは飲食店と並んで、
この感染症禍で著しく“被害”を受けることになったと思われる興行産業。

観客の前に立つことが制限される中、
それでもできることを思考し、
様々な形でプロレスを見せること、
あり続けることを模索した、
その不断の努力にただただ感謝を。


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