カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

冥球島

2013-03-10 09:08:11 | スポーツその他

キューバ、強し





何度かここでも書いているように、
私割りと野球狂の部類の人間で、
パワプロのヘビーユーザーでもあります。
個人的にパワプロで最難度だと思っているのが、パワプロ99
打球は飛ばない、
能力は上がらない、
投手がやたら強い

という、
99年の球界の世相を全く反映していない作りのゲームだったのですが・・・

このゲームのサクセスモードに、
「冥球島編」というモードがありまして・・・
そこに出てくるキューバチームが、
まーーーーーあ、
強かった。


99年当時、オリンピックでしか見る機会のない、
「未知の強豪」に対する幻想が、
ここで出来上がりました。

「ああ、キューバって国は、一番から九番までパワーがAなんだ」


と。

それから、14年。

あの日の幻想が、現実に。






◆WBCを見に行ってきた◆



あいむ・ふぁっきん・がっでむちょーの


何故か鉢巻を用意されていた謎。


断っておくと、台湾にあったミスは一つだけ。
ヤン・ヤオシュンのエラーが、
結果的にはビッグイニングにつながった。
さらに、日本との死闘で戦力を使い果たし、
もはや余力がない状態でもあった。
に、してもである。

5本塁打、14得点

あ、赤い悪魔の逆襲やで・・・



台湾はしかし、決して不甲斐なく敗れた訳ではないように思う。
14点を取られ、コールドゲームの成立が確定的な状況にあっても、
台湾「サポーター」は、最後まで一球一球に声を届けた。
そして、ほぼ全てのサポーターが、
最後マウンドに挨拶に集まった台湾代表に、
惜しみのない拍手を送った。



それは「国」の代表として、
これまで以上の結果を残し、
素晴らしい試合を展開してきた選手たちに、
心底「誇り」を感じたからに違いない。

キューバは強かった。
でも台湾は、弱かったわけでも、
やる気がなかったわけでもないのだ。

そして、思う。

もし、仮に、日本に同じ状況が訪れたとき
どんな声が飛ぶだろう。
ある程度の接戦だったら、拍手もおこるだろう。
しかし、全力を尽くしたとしても、
このように点が開くこともあるのだ。

その時果たして―――


「王者」たる日本の戦いは、想像を越えて厳しい。



最後に。



キューバは、この大勝にも油断はない。
オランダに敗れた野球も、
台湾を破った野球も、
どちらもキューバの野球。
次もただ、自分たちの野球をするために、
また淡々と準備に戻る。

これが、世界ランク一位の野球である。








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