三洋電機に土

サントリーが久々に三洋電機を破った。前期リーグ戦から負け知らずの三洋は初黒星。
三洋は前半２トライなどで15－０とリード、主力のブラウン、入江、宮本の欠場を感じさせない展開だった。ところが後半は一転、サントリーがゲームを支配、連続トライと終盤にＰＧで17－15、絵に描いたような逆転劇だった。
近年試合巧者ぶりが目立つ三洋だが、この試合では、ＰＧを狙うべきところで強攻したり、昨季の得点王・田辺が５本中２本しかゴールキックを決められなかったのが勝敗を分けた。ただ、全体には縦への突破などサントリーの充実を讃えるべきだろう。
東芝－神戸製鋼は、神戸が立ち上がりから素晴らしい気迫で東芝と互角に渡り合い後半の初めまで12－７とリードした。しかし、その後は東芝が地力を発揮し連続トライ。引き締まった好試合だったが、21－12で東芝の順当勝ち。
三洋と東芝の差は縮まったが上位の順位は変わらず。サニックス－近鉄の新興勢力対決は、サニックスが接戦を制し５位に浮上。