日本棋院理事長でプロ棋士の加藤正夫さんが亡くなった。このHPによく出てくるスキーおじさんのN氏と同じ57歳である。素直に考えれば過労だろう。
理事職はこれまで、現役棋士としてはややピークをすぎた方が務められ、理事長は外部からの招請が多かったように思う。現に関西棋院の理事長は、あの塩爺だったと記憶している。ところが、加藤さんは、副理事長だった2002年に、棋界で最も歴史があるタイトルの本因坊に返り咲き史上最年長本因坊と話題になるなど、ばりばりの打ち盛りだったのである。
加藤さんは「今最強の棋士は誰」との問いに、にやりと笑い「それは私でしょう」と答えたというエピソードが物語るように、何を言っても恨みをかわない人望の篤さが推されて、トッププロでかつ経営のトップにも立ったのだが、これはヤクルトの古田選手がコミッショナーも兼任するようなものである。
今回の出来事は私たちにひとつのことを教えている。有能な人に任せておけば、周りは楽で仕事もスムーズに進むのだが、それも程度問題で、基本は、仕事は皆で分け合って、ひとりの人が潰れないようにすることの大切さを。
加藤正夫さん、ありがとう。そして、さようなら。
理事職はこれまで、現役棋士としてはややピークをすぎた方が務められ、理事長は外部からの招請が多かったように思う。現に関西棋院の理事長は、あの塩爺だったと記憶している。ところが、加藤さんは、副理事長だった2002年に、棋界で最も歴史があるタイトルの本因坊に返り咲き史上最年長本因坊と話題になるなど、ばりばりの打ち盛りだったのである。
加藤さんは「今最強の棋士は誰」との問いに、にやりと笑い「それは私でしょう」と答えたというエピソードが物語るように、何を言っても恨みをかわない人望の篤さが推されて、トッププロでかつ経営のトップにも立ったのだが、これはヤクルトの古田選手がコミッショナーも兼任するようなものである。
今回の出来事は私たちにひとつのことを教えている。有能な人に任せておけば、周りは楽で仕事もスムーズに進むのだが、それも程度問題で、基本は、仕事は皆で分け合って、ひとりの人が潰れないようにすることの大切さを。
加藤正夫さん、ありがとう。そして、さようなら。
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