注目の県知事選挙は、前回と同じく対立候補の5割増し得票、現職の川勝候補のほぼ完勝でした。ハッピーなことに投票率も12年ぶりに50%超え(6.5ポイントアップ)
前回、溝口候補(五輪銀メダリスト)の後塵を拝した旧静岡市でも今回は勝利、ただし県全体ほどは勝っていません。また、大井川流域の島田市、菊川市、牧之原市、吉田町、川根本町ではダブルスコアの圧勝。掛川市や藤枝市もほぼダブルスコアです。
川勝候補の勝因は、皮肉にもJR東海かもしれません。毅然として南アルプスを守る川勝、あやふやな岩井(自民党推薦)という対立軸を巧みに作りました。
静岡新聞の出口調査では、川勝支持が女性のほうが男性より5ポイント強多い。女性のほうが、リニア問題という対立軸に素直に反応したのでしょうか?(年代別の特徴はないようです)
逆に、岩井候補が勝ったのは、熱海市と東伊豆町、ほぼ互角が御殿場市。観光産業の比率が高い市町で、リニア問題より産業振興重視の表れかもしれません。ただ、自民党支持層や公明党支持層ですら半分近くが川勝支持では、勝機はなかったと言って差し支えないでしょう。
修会長は川勝、岩井のどちらも応援せずに中立の立場を貫くとは言っていましたが・・・川勝さんがスズキのビルの前で演説をしていると窓を開けて修氏が手を振ったり拍手をしたりする姿がテレビに映ってしまったのが笑えました。
修氏が4年後までご健在なら今の浜松市長が次の知事ということになりそうですね~。
すでにかなり耄碌しているようにみえます。4年後にも影響力ありとは信じがたいですが……