世界のラグビー界に地殻変動が起きているようである。長らくラグビー界は英仏の旧ファイブネーションズと南半球3ヶ国が牛耳ってきたが、そのうち北の2ヶ国が決勝トーナメントに進めなかった。また、新興国では2回目の出場で初勝利をあげ、アイルランドをあと一歩まで追いつめたグルジアの健闘も光る。
開幕戦でフランスを下したアルゼンチンはアイルランドと対戦した。勝たなければ予選敗退が決まるアイルランドも必死に闘い、後半の初めまでは接戦の好試合だったが、終わってみればダブルスコアの大差で予選リーグ全勝。内容的にも、華麗なトライあり3本のドロップゴールありと格の違いを見せつけたと言ってもよいくらいだった。
一方、日本と大接戦を演じたフィジーが格上と見られていたウェールズに競り勝ったのには驚いた。報道によれば、フィジー関係者は、日本とのタフな試合の経験が生きたと語っているという。
決勝Tは8ヶ国中5ヶ国が南半球である。組み合わせをみると順当なら、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンが勝って、準決勝は南半球勢同士の対戦になりそうだ。
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