分離不安障害児のまりちゃん

分離不安障害と診断されたまりちゃんとママの奮闘記。

マルチリンガルへの障害

2010年02月11日 12時33分49秒 | 日記
夏の晴れた朝は、いつもより少しだけ気分よく早起きができます。
昨日はたくさんのエネルギーを蓄えられたので、
張り切って、まりちゃんを幼稚園へ連れて行ける気がしました。

まりちゃんは分離不安障害。
登園拒否中です。

「おはよう、まりちゃん」
「・・・・」無言で、ベッドに戻っていったまりちゃん。
「お腹が痛いの・・・」
「そう。でも、今日はママも行くから、幼稚園行こう?」
「お腹が痛いの。」

布団へもぐってしまいました。
後は待つしかありません。

リビングへ降りてきたのは30分後。
子供番組を見ながらゴロゴロ。

「ご飯は?」
「いらない」
「何食べる?」
「いらない」

いつもの朝の憂鬱な儀式。
慣れたような慣れないような。

何とかまりちゃんのお腹に少しだけ食べものを入れさせて、幼稚園へ出発。
そこから無言。
先生に挨拶されても声は出ません。
お友達が来ても声は出ません。

それも登園拒否になってからです。
それまでは、元気に先生とも話し、友達とも飛び回って遊んでいたのです。

遠くから友達が遊ぶのを眺めるまりちゃん。
ママもやるせない気持ちでまりちゃんを眺めるしかありません。

マルチリンガルになる過程に生じた壁でしょうか。

まりちゃんは、英語圏で育っています。
ママの話す日本語が母国語になり、
パパの話す言葉は、最低限の表現のみです。
英語は、日本語には劣りますが、それでも上手に話します。
でも、この心の障害を負うようになってから、まりちゃんは英語を話す環境では特に自信がなくなります。

マルチリンガルになるための環境が整っても、まりちゃんの心はその文化を受け入れることができないのです。
とても難しいことです。
その子の素質、努力、性格、そしてその子のいる環境が整わないと、本当のマルチリンガルにはなれないのだと思います。

ダンスの時間は言葉を話す必要がないからか、時々表情を曇らせながらも、一生懸命踊っていました。それから、ダンスの先生には心を許しているようで、きちんと挨拶をし、世間話のようなこともしていたので、それは今日の収穫です。

そして、帰り際に仲良しだったお友達が門まで送ってくれて、ぎゅっとまりちゃんを抱きしめてくれました。
ありがとう。
早く元気にまた幼稚園に通えるようになりますように。

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