ママも登園拒否

朝から快晴。太陽がジリジリと照りつけていました。
朝のいつもの仕事をこなしつつ、
今日はどうするべきか決められずにいました。

まりちゃんは分離不安障害。
登園拒否中です。

ここのところ、ママはまりちゃんについて午前中の数時間、保育園で過ごすということをしています。
昨日もそうです。
ですが、ママは、弟のあっくんを連れて、そうすることが時には正直、大変なのです。
あっくんはまだ小さいので、眠くなってしまうし、大きなお兄ちゃんお姉ちゃんと過ごすのはとても疲れてしまうようです。
あっくんだって、たまにはお家やバギーで寝たいだろうし、ママも、家の仕事をしたり、お友達と会ったり、そんな過ごし方がしたい日も正直あります。

「まりちゃん、今日はどうする？」
「行かない。」

それだけのやりとりでした。
ごめんなさい。
ママは疲れてしまったので、一緒に保育園には行けませんでした。

その代わり、お弁当を作って、まりちゃんとあっくんと公園に行きました。
ママとまりちゃんの気心の知れたお友達に会いに。

今日のまりちゃん。
初めて会う日本人のお友達や、そのママたちに積極的に話しかけていて、
ママは吃驚しました。
この前の日曜日から、まりちゃんの心の中に何か変化があったのでしょうか。
ママのところへ帰ってきたのは、お昼を食べる時だけ。
それ以外の時間は、たくさんのお友達と伸び伸び楽しそうに遊んでいました。

とても子供らしく生き生きとしているまりちゃん。
病気だなんてそんな風には見えません。
まりちゃんからあふれ出る自信。
まりちゃんは少しだけ小さなお友達を従えるようにして、飛び回っていました。
日本語という言語はまりちゃんに自信を与えるのかもしれません。
幼稚園でのビクビクしたまりちゃんとは全く別人です。
先生たちが見たら驚くでしょう。

ママはまりちゃんの英語はとても上手だと思うけれど、
まりちゃんにとっては、英語で自分の思う気持ちの細部までを表現できていないから、やっぱり「外国語」であるのかもしれません。

青空の下で跳ね回るまりちゃんを見て、
今日はママも登園拒否をしてしまったけれど、
それでよかったのかもしれないと思いました。

ママもまりちゃんもとてもリラックスして、たくさんお友達とお喋りできたね。

お家に帰ってからは、まりちゃんと明日のためにパンを焼きました。

明日は頑張ろう。
今日はお友達や太陽から、たくさんのエネルギーをもらった、そんな一日でした。
毎日が悲しいわけじゃない。
そう思わせてくれました。



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