分離不安障害児のまりちゃん

分離不安障害と診断されたまりちゃんとママの奮闘記。

立派な二の腕をありがとう

2010年02月12日 20時53分33秒 | 日記
親知らずが腫れて痛むのはママの話。
どうか、親知らず様、来月の日本帰国までもってください。
歯医者は高いのでこちらでは行きたくありません。

というママにとってはブルーな朝。
空はまたまたお馬鹿になりそうなほど真っ青でした。
でも、朝からベタベタ。
何せ、今日の最高気温38度でしたから。

さて、今日のまりちゃん。
朝から、やはり、「お腹が痛い。」で始まりました。

まりちゃんは、分離不安障害。
登園拒否中です。

ベッドから出ると、恐る恐る
「ママ、今日どこ行くの?」と。
「今日は、日本語のお教室に行ってみよう」元気に答えるママ。
「そっか・・・」とまりちゃん。
悪くない反応です。

まりちゃんは去年まで日本語教室に通っていました。
これが大好き。ひらがなの読み書きやゲームや工作、本読みや歌が楽しいらしいのです。
今年は忙しかったので、お休みするつもりでいましたが、
登園拒否中のまりちゃんが、
ぽつりと
「日本語のお教室なら行きたい。」と言ったのは先週のこと。
よっし。それなら。
と早速先生にお話して、今日から通わせていただくことになったのです。
当然、事情はお話しました。

何と今日は積極的に、お教室に行くバッグを出してきて、必要なものを自分で入れて、やる気満々。

しかし、いざ駐車場につくと、
「お腹が痛い。」
「トイレに行っても治らないと思う。」
「勉強できない。」
グズグズし始めたまりちゃん。

「大丈夫だよ。今日は日本語だよ。時間も短いし。ほら、先生も待っていてくれるよ。」と諭すも、
車から降りてきてくれない始末。
やっぱり駄目か・・・・

「じゃあ、ママが一緒にいるから、行こう?」
それでも車の座席にへばりついたまま動かないまりちゃんを抱きかかえて、
車から降ろしました。
片手であっくんの乗るバギー。片手で四歳児のまりちゃん。
重い・・・・母は強くなるしかありません。
お陰さまでこんなに立派な二の腕になって。

「ママ、そばにいて。」
「分かった。横にいる。」
何度も約束をして、やっと歩き出したまりちゃん。
何てことない話をしながら、お教室へ移動しました。

先生が温かく迎えてくれました。
日本人の先生ってどうして、こんなに安心するのだろう。
ママ自身がそう感じるのだから、まりちゃんもそうなのだろうと思いました。

まりちゃんは2ヶ月ぶりのお教室に少し凍りついていましたが、
やがて、話すようになり、
ママとまりちゃんの距離もあきました。
すぐ横から、お教室の後ろの椅子に、そしてお教室の外のまりちゃんから見える椅子に、さらに見えないところにあるソファーにと。
まりちゃんは、始めのうち、ママの存在を何度も確認していたのに、次第にその頻度も減っていきました。
まりちゃんはここぞとばかりにペラペラとお喋りし続けました。
やはり安心なのでしょう。
本当によく喋ります。

「まりちゃん、ちょっとだけお買い物行って来てもいい?」
ママが聞くと、
「うん、いいよ。」とまりちゃん。
久しぶりにそんなことを言ってくれました。
ママは嬉しくなって、あっくんと足取り軽やかにお買い物をしました。

30分ほどでしたが、戻ってくると、先生が
「まりちゃん、大丈夫でしたよ。」と仰ってくださったので、一安心。
そして、レッスンは無事終了しました。

ところが、お教室から出てきたまりちゃんの目には涙がたまっていました。
我慢したのでしょう。頑張ったのでしょう。
最後は元気に先生にご挨拶もできなかったけれど、仕方ありません。

「頑張ったね、偉かったね。」褒めるママ。
ご褒美に、お昼ご飯は、まりちゃんの大好きなラーメン。
それから、まりちゃんが大切にしている赤ちゃんのお人形を車で寝かせるチャイルドシートを買ってあげました。
まりちゃんは終始ご満悦。
帰りには、男の子のお友達にあげるバレンタインのチョコを買って、充実の日。

ママも鎮痛剤を飲んで一日何とかしのぎました。
ついに明日は、精神科のお医者さんの診察の日です。
ママとパパはお話したいこと、聞きたいことをメモしてまとめました。
まりちゃんがまた元気に幼稚園に言ってくれる日がくることを願って、
ママもパパも前へと進んでいきます。


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