現用空母のキットとしてすぐに頭に浮かぶのは、オオタキさん(1986年に廃業)の「アメリカ海軍空母シリーズ」です。
現在もマイクロエース(アリイ)さんが金型を引き継いで販売中の息の長いシリーズです。
=2003年ホビーショー アメリカ海軍空母シリーズ=
ウォーターラインシリーズとは縮尺が違い、1/800と少し小さめで、しかも艦底が一体化されたバスタブタイプとなっており、当時中学生だったわかまるは、ウォーターライン化しようなんて全く頭には浮かぶことはありませんでした。
大きさは、1/800でウォーターラインシリーズと同じような手頃なサイズと価格になり、子供たちにはちょうど良かったのかもしれません。しかし、もし1/700で展開していたら、売上げは上がったような気がします。ウォーターラインシリーズとしては、冬の時代でしたしウォーターラインファンはみんなが縮尺を残念がったと思います。値段も少しはあがったでしょうけど、子供がプラモデルを買えるときは特別な日だった事を思うと数百円の差は気にならなかったように思います。
このシリーズの中で最も艦船ファンの支持を得たキットは、横須賀を母港としていたCV41ミッドウェイだと思います。
社会人になり、出張に行ったときに、通りかかった模型店の店頭ディスプレイにウォーターライン化した、オオタキさんのミッドウェイが飾られていてしばらく見入ってしまいました。かっこよかったです。
それからすぐに、ミッドウェイを購入したのは言うまでもありません。(いまだに作っていませんが・・・)
この1/800シリーズの設計図を見た時に、鮮明に頭に残っているのが、このシリーズの悲しさなのか、そのままでは浮かばないのです。電池とモーターを入れても、明らかにトップヘビーのために走らせようとするときは、不要になった単3電池を艦底下に、糸か針金でぶら下げないといけないのです。
これで、一気にさめてしまって結局、走らせる事はありませんでした。このような経験をしたモデラーの方は結構いるのではないでしょうか
水中モーターを使う方が、簡単にスマートに走らせることが出来たかもしれませんね。
中学生の頃、走らせて面白かったのは、ニチモの30センチシリーズですね。当時は500円でモーターも入っていたと思います。簡単にできて気軽に遊べました。
=2003年ホビーショー 30センチシリーズ=
我が家に1隻だけイタレリの1/720ニミッツがありますが、場所をとりすぎて・・・現用空母は日本の家事情に1/700では合わないのかもしれません。
1979年のプラモ見本市ではウォーターラインシリーズで「ミッドウェイ」をタミヤさんがアナウンスしましたが結局発売されませんでした。
大きさ的にも現用空母は1/800が正解なのかもしれないですね。
それでも、1/700タミヤさんのミッドウェイみたかったです。