長崎県の川棚町にある、片島魚雷発射試験場跡に行ってきました。
百年を越える施設が現存しているなんて不思議な感じがします。
設置されている看板には以下の事がかかれていました。
片島魚雷発射試験場跡
佐世保鎮守府が開庁されて間もなく、海軍工廠が佐世保湾の北岸に開設された。この工場で製造される魚雷を実地に発射試験するために大正七年(一九一八年)川棚村三越郷の片島に魚形水雷発射試験場が設置された。発射した魚雷の進行状況を頂上の観測所から観測し性能試験を行った。
太平洋戦争勃発後、昭和十七年(ー九四二年)川棚に分工廠が設置されたことに伴い、魚雷発射場の施設がさらに拡張され、その際に片島は海峡が埋め立てられて陸続きとなった。
平成十八年(二〇〇六年)
川棚町教育委員会
魚雷試験場跡は、片島公園となって詳しい設備などの説明版もあって非常にわかりやすかったです。島全体が、試験場になっていたことが良くわかります。
空気圧縮ポンプ室は、屋根は崩れ落ちているものの建物の全体は当時の姿のまま。
その空気圧縮ポンプ室から、レールが引かれて、発射場まで運ばれたと思われます。
ここに、魚雷を降ろし発射をしたそうです。
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