
bingenさんのリクエストにお応えいたしまして第3回ウォーターラインコンテスト作品集ー1979・1980の表紙を開いたページを掲載します。
右上が佐藤邦彦さんの「長官艇接艦」の作品です。
鳥海に長官艇が乗り込むところですね。甲板上には、出迎える人も写っていてかなり細かい演出がされています。海の表現は、セロハンでしょうか。手前を折り曲げて遠近感を表現していて撮影もすばらしいですね。
佐藤さんはこの時33歳。今では68歳になられています。いまでも元気でプラモデルを作っている事でしょう。
さらに良く見ると、佐藤さんの作品は裏表紙の上下も鳥海(昭和14年)と言う作品が大きく載っています。
ウォーターラインコンテスト作品集は、今ほど色々なパーツ、カメラなどがあふれた時代ではなく、みなさん色々と工夫をして作品として仕上げているのがよくわかります。
便利なものに頼らず工夫して作っていかねばと、あらためて写真集を見直して感じる事になりました。